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2015-10-16 03:45:30

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診療マル秘裏話 Vol.319 平成21年1月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1)  共生の細菌がいないと生きられない南京虫
2) デノボ型メラノーマのモデルマウスを作成

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 共生の細菌がいないと生きられない南京虫

 
 
 
 
 
人などの血を吸い、激しい
痒みを引き起こすトコジラミ
(南京虫)は、体内に共生す
る細菌がいないと生きていけ
ないことが産業技術総合研究
所の深津武馬グループ長らの
研究で分かりました。

共生関係の進化を探る手が
かりになるとともに、新たな
トコジラミの防除法にもつな
がると期待されています。米
科学アカデミー紀要に発表し
ました。

トコジラミは布団などにい
て、夜間活動して吸血します。
日本では殺虫剤の普及でほぼ
駆逐されたと思われていまし
たが、海外からの持ち込み等
もあり最近被害も出ています。

研究グループは、トコジラ
ミが精巣や卵巣の近くに細菌
が寄生する器官を持つことに
注目しました。この器官を調
べたところ、すべてのトコジ
ラミからボルバキアという
細菌が検出されました。薬で
ボルバキアを取り除くと、ト
コジラミは成虫まで成長でき
ませんでした。ボルバキアは、
卵を通じて親から引きつがれ、
トコジラミにビタミンB類を
補っていました。深津グルー
プ長は「ボルバキアはトコジ
ラミの急所で、新たな防除剤
の標的になりうる」と話して
います。

トコジラミの被害に関する動画

です。



 
 
 
 
 
ビタミンは虫の急所を無視
する。笑

 
 
 
 
 
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2】 デノボ型メラノーマのモデルマウスを作成

 
 
 
 
 
悪性の皮膚ガン「メラノー
マ」を発症する新たなマウス
の作成に中部大(愛知県春日
井市)の加藤昌志(かとう・
まさし)教授(環境衛生学)
らが成功し、近く米科学誌に
発表します。加藤教授は、
「世界初の成果。日本や米国
などで患者が増えているメラ
ノーマの発症メカニズムの
解明につなげ、将来の予防や
治療に役立てたい」と話して
います。

ガンは、正常な細胞が良性
腫瘍(しゅよう)から徐々に
悪性に至る「多段階型」と、
一気に悪性になるため治療が
より困難で、発症メカニズム
も謎が多い「デノボ型」に
大別されます。

加藤教授らが今回作成した
のは、デノボ型ガンを発症す
るマウスで、多段階型ガンの
発症マウスは既に作成してい
ました。

加藤教授らは、多段階型が
んの発症マウスで腫瘍が悪性
に至る経緯を調べたところ、
エンドセリン受容体Bと呼ば
れる分子が減少していること
が判明しました。遺伝子操作
でこの分子を減少させると、
良性腫瘍の段階を経ずに悪性
腫瘍が発症しデノボ型発ガン
がみられました。

メラノーマについて解説した

動画です。



 
 
 
 
主要な悪性腫瘍のモデルマ
ウス。笑

 
 
 
 
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編集後記

南京虫は、刺されると膨隆
疹ができます。いてもたって
もいられないぐらいの痒みが
襲ってくるようです。共生の
細菌がいなければ生きられな
いとは知りませんでした。ま
さにコロンブスの卵ですね。
メラノーマモデルマウスがで
きたことで治療が一気に加速
する可能性がでてきました。
今後の研究の進展に期待した
いものです。

機体に期待する。笑

 
 
 
 
 
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