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2019-03-04 23:31:45

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診療マル秘裏話    号外Vol.1164 平成30年5月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ガン患者や家族が語るガン哲学外来 メデイカルカフェ
2)誰でも起こるので、不整脈の正しい知識が必要

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 ガン患者や家族が語るガン哲学外来 メデイカルカフェ

 
 
 
 
 
 
 
 
ガンの治療を受けたり、家族
として患者さんを支えたりした
経験を持つ、愛知県内の15歳の
男子4人が、ガン患者や家族ら
が悩みや不安を語り合う「ガン
哲学外来メディカルカフェ」を
開いています。 3月に中学を
卒業した4人は「一人で悩まず、
思いを共有する場にしたい」と
話し、同じ境遇にある同世代に
参加を呼びかけています。

カフェを運営するのは、中村
航大(こうだい)さん、彦田栄
和(えいと)さん(いずれも名
古屋市守山区)、寺尾拓己さん
(同市千種区)、弓削(ゆげ)
響輔さん(春日井市)の4人で
す。

中村さんは小学2年の時、脳
に腫瘍(しゅよう)が見つかり
ました。治療して経過観察を続
けていましたが2016年春に再発
しました。半年間入院し、初め
てガンだと知りました。医師か
ら強い薬を使うため、背が伸び
なくなると言われ、悩みました。
病院では自分と同じような病気
でつらい治療を続けている子ど
もを多く目にしたという事です。

そのころ、出会ったのが順天
堂大医学部の樋野興夫教授です。
ガン患者さんと医療関係者らが
リラックスした雰囲気の中で語
り合い、不安を解消する「ガン
哲学外来」を全国に広める活動
をしています。中学2年になっ
た中村さんを「カフェをやって
みないか」と誘いました。

脳腫瘍の後遺症でまひが残る
左半身のリハビリを続けていた
中村さんは「治療のつらさはみ
んな同じ。自分の経験が役立つ
のなら」と決意しました。

通学していた愛知教育大付属
名古屋中学(名古屋市東区)の
同級生で、母親が乳ガンを患い、
治療をしていた彦田さんと弓削
さんが賛同しました。 2人は
中村さんのリハビリからの復帰
を待って、準備を本格化しまし
た。昨年2月、国内で初めて中
学生が運営主体になったカフェ
を開くと、定員いっぱいの20人
が集まりました。

同じように母親が、乳ガンの
治療中で同市立東星中学3年だ
った寺尾さんが、病院を通じて
カフェの存在を知り、昨年8月
からメンバーに加わりました。

4人は、チラシを手作りして
ガン治療の拠点病院で配布した
り、ホームページを立ち上げた
りして参加者を募っています。
カフェでは、専門医の話を聞く
ほか、患者さん同士が体験を話
したり、家族が患者をどう支え
たかを紹介したりして交流を深
めます。彦田さんは「みんなと
話して、病気の母親が悩みを言
えず、自分に気を使っていたこ
とを知ることができた」と話し
ています。

カフェはこれまでに5回開き
ました。しかし、50~70代
の参加者が多く、想定していた
若い世代との交流ができていま
せん。

生徒たちの活動を知った豊明
市立沓掛小学校の校長から依頼
を受け3月14日に同校で講演
しました。

中村さんは6年生約100人
を前に、初めてガン患者として
の心境を話しました。「みんな
真剣に聞いてくれてうれしかっ
た。これからも機会があれば話
したい」と言っています。

4人は4月から高校に進学し
ますが、カフェは原則3カ月に
1度のペースで継続します。次
回は5月27日の予定です。場所
や時間は未定です。参加無料。
問い合わせは、彦田さんのメー
ル(hikoda8@yaho
o.co.jp)へご一報下さ
い。

御茶ノ水のメディカルカフェの

模様を動画にしたものです。

 
 


 
 
 
傘下の企業主催のため参加
無料です。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 誰でも起こるので、不整脈の正しい知識が必要

 
 
 
 
 
 
 
「不整脈」は脈の乱れの総称
で、治療の要らないものもあれ
ば、命の危険があるものもあり
ます。心臓血管研究所(東京都
港区)の山下武志所長は「誰に
でも起こる恐れがあるので、正
しい知識を持ってほしい」と話
しています。脈拍は1分間に50
~100回、規則正しく打つのが
正常です。しかし、中には脈が
一瞬途切れたり、リズムが速く
なる箇所があったりします。こ
れを「期外収縮」といい、年齢
とともに増加しますが、「ほと
んどは治療の必要はありません」
と言っています。

期外収縮の原因は睡眠不足、
ストレス、アルコール、カフェ
インの取り過ぎなどが考えられ
ます。自覚症状が無いことが、
ほとんどで、「多くは健康診断
で指摘され、不安に思って受診
します。病院では、心臓の病気
の有無を確認するために検査を
行います」と山下所長は言って
います。

心臓の病気が無ければ、規則
正しい生活で脈の乱れは改善し
ますが、「健診で心電図異常を
指摘されたら、一度病院を受診
してください。異常が無くても、
健康のバロメーターとして定期
的に脈を測るとよいでしょう」
と山下所長は話しています。一
方、脈が速くなる「頻脈」や遅
くなる「徐脈」は病気に直結す
る恐れがあります。自覚症状が
無い徐脈は健診で分かることが
多いのですが、めまいや失神等
の自覚症状がある人もいます。
「これは、徐脈によって血液が
十分に脳に届かないことで起こ
ります」と山下所長は言ってい
ます。 自覚症状を伴う徐脈の
場合は、ペースメーカーの植え
込み手術が必要となります。

頻脈で注意が必要なのは、心
房細動と心室細動です。心房は
全身から血液が戻る場所で細動
が起こると、血液が心臓にたま
って固まりやすくなり、それが
脳に達すると脳梗塞(脳塞栓)
を発症します。

「脳梗塞の3分の1は、心房
細動が原因です。約4割は無症
状で、高齢者に多く、国内では
約200万人に心房細動がある
といわれています」と山下所長
は語っています。 治療は薬物
療法の他に、安全性が高い「カ
テーテルアブレーション」とい
う手術があり多くの施設で実施
されています。

心室細動は、発症すると全身
に血液を送り届けられなくなり
ます。数秒で意識を失い、1分
ごとに生存率が10%ずつ低下
します。

「多くは心臓病の持病がある
人に起こるため、定期的に医師
の診察を受けているはずですが、
周囲で心室細動と思われる意識
消失が起こったら、心臓マッサ
ージを続け、すぐに自動体外式
除細動器(AED)を使用して
ください」とアドバイスしてい
ます。

不整脈について解説している

動画です。

 
 


 
 
寝室で心室細動を起こす。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
ガンの治療を受けたり、家族
として患者さんを支えたりした
経験を持つ、愛知県内の15歳の
男子4人が、ガン患者や家族ら
が悩みや不安を語り合う「ガン
哲学外来メディカルカフェ」を
開いたのは、素晴らしいことだ
と思います。順天堂大医学部の
樋野興夫教授が提唱する、ガン
患者さんと医療関係者らがリラ
ックスした雰囲気の中で語り合
い、不安を解消する「ガン哲学
外来」を全国に広める活動の一
環ということですが、そのよう
な機会は非常に少ないと言えま
すので、貴重な機会と言えるで
しょう。しかし、如何にその様
な機会を設けても、抗ガン剤や
放射線、手術などの患者さんの
身体の負担が大きい三大療法を
薬剤メーカー、医療機器メーカ
ーなどの利権がらみで患者さん
に押し付ける医療をしている限
り悩みは尽きないと思われます。
「不整脈」は脈の乱れの総称
で、治療の要らないものもあれ
ば、命の危険があるものもある
ということですが不整脈の分類
は、専門家でないとできません
し、薬剤を決めるのは、専門の
医師ということは、変りがあり
ません。抗不整脈薬は必ず催不
整脈作用を持っているので本当
に適切な薬であるのかは、専門
家でないと分からないと言えま
す。しかし、心室細動のような
致死性の不整脈が現れた場合は、
出来るだけ早くAED を行う必要
があります。そのため街の色々
なところにAED が設置されてい
る訳です。心房細動のカテーテ
ルアブレーションでは、患部を
焼き切るものと凍らせるものが
あるようで、これも専門家が、
判断することが必要になります。
このように循環器の治療分野で
も、日進月歩の進歩が見て取れ
ます。たくさんの患者さんが、
これら不整脈から救われること
を期待したいと切に願う次第で
す。

幹部の患部を治療した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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