最近の号外Vol.1172メルマガ

2019-03-15 05:28:44

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話    号外Vol.1172 平成30年5月11日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)痩せた筋肉少ない女性程、高血糖リスクが高い
2)子供食堂資金難に直面、食中毒等から守れない

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 痩せた筋肉少ない女性程、高血糖リスクが高い

 
 
 
 
 
 
 
 
順天堂大学大学院医学研究科・
スポートロジーセンターの河盛
隆造センター長の研究グループ
は痩せていて筋肉の少ない女性
ほど、高血糖になるリスクが高
いという研究成果をまとめまし
た。痩せた女性の糖尿病発症リ
スクが取り沙汰されていますが、
これまで不明な点が多かったと
いうことです。リスクを減らし
発症予防には筋肉の「量」を増
やし、「質」の改善のための正
しい栄養摂取と運動が大切だと
しています。

研究グループは、栄養摂取と
運動を取り入れた疾病予防研究
の一環として痩せた女性に着目
しました。疾患リスクとの関係
を明らかにするため調査を行い
ました。20代の痩せた若年女性
31人と、50~65歳の痩せた閉経
後の女性30人を対象に、糖尿病
を判定する検査(75グラム経口
ブドウ糖負荷試験)や、筋肉量・
脂肪量の測定、皮下脂肪・内臓
脂肪以外の場所(異所性脂肪)
の測定などを実施しました。

その結果、若い痩せた女性に
比べ痩せた閉経後の女性は糖負
荷2時間後に1デシリットル当
たり140ミリグラム以上と、
耐糖能異常の被験者が11人(37
%)もいました。同年代女性の
耐糖能異常者の割合は平均17%
程度ですが、それと比べても痩
せた女性が高いと言う結果がで
ました。

痩せた閉経後の女性のうち、
高血糖になりやすい条件を詳細
に解析するとインスリンの分泌
が低いことに加え、体脂肪を除
いた、主に筋肉量を示す除脂肪
体重(LBM)が少なく、筋肉
細胞内の脂肪の蓄積が多いほど、
血糖値が高いことが判明しまし
た。

筋肉は体内でブドウ糖を貯蔵
する最大の組織であり、痩せた
女性で筋肉量が少ないと食後に
十分な量のブドウ糖を筋肉に取
り込めず高血糖を生じやすいの
です。また筋肉への脂肪蓄積は
骨格筋の質の低下(インスリン
の感受性が低下して効きにくい
状態)を引き起し、ブドウ糖を
筋肉に上手に取り込めず、高血
糖になる可能性があるとしてい
ます。

痩せた女性は「健康的イメー
ジ」でみられがちですが、必ず
しもそうではないと研究グルー
プは指摘しています。若いころ
からダイエットのために、極端
な炭水化物制限を続けていると、
身体に必要なブドウ糖を産生・
供給する筋肉が分解されてしま
います。また不適切な食事によ
る蛋白質の摂取量不足が筋肉量
の低下を招き、高齢者のサルコ
ペニアと同レベルにまで筋肉量
が低下する恐れがあります。そ
こで予防には正しい食事摂取と、
筋肉量を増やすためのレジスタ
ント(筋肉に負荷をかける)運
動、質を高める有酸素運動が重
要としています。成果は米国分
泌学会誌「Journal o
f Endocrine So
ciety」に発表しました。

日本人女性と外国人女性を比較

して、痩せすぎていると言って

いる男性の動画です。私も女性

が筋肉をつけることが大事だと

思います。

 
 


 
 
 
蛋白質の摂取不足から不測の
状態を招く。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 子供食堂資金難に直面、食中毒等から守れない

 
 
 
 
 
 
 
 
子どもたちに、無料か低額で
食事を提供している「子ども食
堂」。全国に2000か所以上あり、
貧困家庭に限らず、地域の子ど
もたちの重要な居場所になって
います。 ただ、多くの食堂は
資金難に直面している他、子ど
もたちを食中毒や事故からどう
守るのかといった課題も抱えて
います。

今月(4月)8日昼。東京都板
橋区の子ども食堂「まいにち子
ども食堂高島平」には小中学生
10人ほどが集まり、タケノコご
飯や天ぷらをほおばっていまし
た。小学生の女児(11)は「友
達の家に遊びに来ている感覚。
いろんな友達に会えるし、ご飯
もおいしい」と言い、母親(33)
は、「学校以外で友達と一緒に
食事ができるのが楽しいみたい。
家も近いので安心です」と話し
ました。

この食堂は今年3月にオープ
ンし、土日も含めて週7日、朝、
昼、夕食を提供しています。子
どもは無料で、大人も100~
300円で食事ができます。小
学生の男児(9)が通っている
パート勤務の母親(45)は「共
働きなので土日の育児の骨休め
にもなる。子どもの面倒を見て
くれて助かる」と笑顔で話しま
した。

ただ、運営費はインターネッ
ト上での募金でまかなっており、
資金繰りは厳しい。代表の六郷
伸司さん(53)は「どんな家庭
の子どもでも気軽に来られる場
所でありたいが、このままだと
あと1年続けられるかわからな
い」と明かしました。

子ども食堂は2012年に東京都
大田区で始まったとされ、貧困
家庭の支援や子どもの見守りの
場となっています。食堂の運営
者らで作る「こども食堂安心・
安全向上委員会」(代表・湯浅
誠法政大教授)の今年1~3月の
調査では全国で2286か所に上っ
ています。

北海道旭川市の寺では、2か
月に1回程度、旭川大短期大学
部の学生たちが中心になって「
おてらde食堂」を開いていま
す。

2016年の開設当時、食後に小
学生の女児が高さ約1メートル
ほどの場所から落下し、腕を骨
折しました。当時は、傷害保険
に入っておらず、事故後に加入
しました。ただ食中毒は対象外
で、傷害保険は年間約1万円で
加入できますが、食中毒をカバ
ーするものは7万円以上になる
ということです。ただ、同大の
近藤亜弥助教は「食中毒予防に
はかなり神経質になっている」
と話し、食中毒にも適用される
保険への加入を予定しています。

東京都は今年度から、市区町
村を通じ、子ども食堂に年間24
万円を上限に補助を実施してい
ます。食堂が区市町村の設置す
る連絡会に参加して情報共有を
することが要件で、都の担当者
は「児童相談所など関係機関の
支援が必要なケースもあるかも
しれない。食堂と自治体が顔の
見える関係を築くことが必要だ」
と話しています。

日本福祉大の中村強士准教授
(社会福祉学)は、「多くの子
ども食堂は資金難に直面してお
り、食材購入や保険の加入など
自由に使える補助金などの支援
が欠かせない。自治体職員やケ
ースワーカーが巡回し、生活保
護や就学援助制度などの支援に
つなぐ取り組みも重要だ」と指
摘しています。

子ども食堂の模様を写した動画

です。衛生面で気を使っている

所が描かれています。

 
 


 
 
資金難を試金石とする。笑

 
 
 
]

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
痩せていて筋肉の少ない女性
ほど、高血糖になるリスクが高
いという研究成果をまとめたの
は素晴らしい業績です。痩せた
女性は「健康的イメージ」でみ
られがちですが、必ずしもそう
ではないということが分かりま
した。筋肉が少ないのには理由
があります。運動を沢山しても
筋肉がつかない女性です。毎日、
スポーツクラブに通って有酸素
運動を行っているにも関わらず、
細身で筋肉がつかず、逆にサル
コペニアになることもあるとい
う理由は、食事にかける時間が
短いことと、あまり咀嚼せずに
流し込むように食べているとい
う食べ方にあります。そのよう
な食べ方ではIGF-1 というホル
モンが肝臓から分泌されず、い
くら運動しても筋肉が付かない
ということが起こり得ます。
子どもたちに、無料か低額で
食事を提供している「子ども食
堂」。全国に2000か所以上あり、
貧困家庭に限らず、地域の子ど
もたちの重要な居場所になって
いるということですが、資金が
不足して営業自体が難しくなる
傾向にあります。 西洋のキリ
スト教では、寄付を募ると沢山
集まって維持できるのですが、
日本では難しいとされています。
もちろん行政のバックアップも
必要ですが、食材の調達ひとつ
とってもできれば、売れ残った
食材を処分する企業から、ただ
で譲ってもらうなどの方法とる
ことはできるのです。行政にす
がるばかりではなく、そのよう
な工夫をすることでただもしく
は、安価に食材を手にいれる事
は、可能です。 生鮮食料品は、
売れ残るとごみとして処分しな
ければ、なりませんが、ごみを
出すだけでもお金がかかるので
す。ただで引き取ってくれるな
らその方が良いと考えている、
企業があることをぜひ知って頂
きたいと思います。後片づけは、
利用する人に手伝ってもらう事
も必要です。自分で食べたもの
は、自分でかたずけるようにす
れば、労力も少なくて済みます。
また食後に怪我をすることも少
なくなるような気がします。子
どもでも後片付けに集中してい
れば、怪我は極端に少なくなる
気がしてなりません。

行火を安価に手に入れる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント