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2019-01-16 00:42:23

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診療マル秘裏話    号外Vol.1123 平成30年3月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)人iPS細胞由来の内耳細胞を難聴マウスに移植成功
2)成人T細胞白血病用の抗ガン剤がHAM にも効果

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 人iPS細胞由来の内耳細胞を難聴マウスに移植成功

 
 
 
 
 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作った内耳の細胞
を難聴のマウスに移植すること
に成功した、と熊本大学と慶応
大学などの研究チームが発表し
ました。

聴力の改善に必要な蛋白質が、
細胞を移植した耳の中で作られ
たということです。遺伝性難聴
の治療法開発につながる成果で、
論文が英電子版科学誌に掲載さ
れました。

赤ちゃんの約1000人に1
人は、内耳の音の認知に関わる
蛋白質が遺伝子変異でうまく作
られず、難聴で生まれるとされ
ています。根本的な治療法はあ
りません。

研究チームは人のiPS細胞
を内耳のもとになる正常な細胞
に変えて、その蛋白質を作れな
い胎児マウスの内耳に投与しま
した。すると移植細胞はマウス
の耳に取り込まれ、蛋白質も作
られていました。今後は、実際
にマウスの聴力を高めるかにつ
いても検証します。

聴覚の解剖整理について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
懸賞で得られたお金の総額に
ついて検証する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 成人T細胞白血病用の抗ガン剤がHAM にも効果

 
 
 
 
 
 
 
ウイルス感染が原因の血液が
ん「成人T細胞白血病(ATL)」
用の抗ガン剤が、同じウイルス
が引き起こす神経難病にも大き
な治療効果を示した、と聖マリ
アンナ医科大学教授の山野嘉久
さん(神経内科)らの研究グル
ープが発表しました。論文は米
医学誌に掲載されました。

このウイルスは「ヒトT細胞
白血病ウイルス1型(HTLV
―1)」で、母乳などから感染
します。国内の感染者は推計1
00万人以上おり、5%がAT
L、0・3%が神経難病「HT
LV―1関連脊髄症(HAM)」
になるとされる。HAMはウイ
ルスが、脊髄で炎症を起こして
神経を傷つけ、両足まひ、頻尿
などが起きる病気です。

ATLに対しウイルスに感染
した、ガン細胞を攻撃する分子
標的薬「ポテリジオ」(商品名)
が2012年に登場し、研究グ
ループはHAMへの応用を検討
しました。 安全性を考えて、
ガン治療時の1000分の3~
10分の3に薄めて、21人に
点滴する臨床試験(治験)を行
いました。

その結果、重い副作用はなく、
高濃度なほど血中のウイルス量
が減り、脊髄の炎症を抑えられ
ました。 血液の感染の程度が
症状に関わっていることが分か
りました。

また、ATLになる前段階の
ウイルス感染細胞を減らす効果
も確認されました。山野さんは
「HAMの画期的治療法の発見
だけでなく、ATLの予防にも
つながるかもしれない」と話し
ています。

ATLに詳しい今村総合病院
長の宇都宮與あたえさん(血液
内科)の話、「HAMの仕組み
を明らかにし、治療の切り口を
切り開いた点が非常に画期的。
この成果をベースに、ATLの
発病予防についても血液、神経、
ウイルスの専門家が、連携して
研究を進めていくべきだ」

HAMの症状と治療について解説

している動画です。

 
 


 
 
画期的治療法の発見で活気に
湧く。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作った内耳の細胞
を難聴のマウスに移植すること
に成功したと発表したのは偉大
な業績です。遺伝子変異による
難聴の治療法がゲノム編集以外
の方法で行われたという点で、
画期的と言えましょう。聴力の
改善に必要な蛋白質が、細胞を
移植した耳の中で作られたとい
うメカニズムですので、ほかの
遺伝子変異による病気に応用で
きるのではないでしょうか?
ウイルス感染が原因の血液が
ん「成人T細胞白血病(ATL)」
用の抗ガン剤が、同じウイルス
が引き起こす神経難病にも大き
な治療効果を示したと発表した
のは素晴らしい業績です。同じ
ウイルスが引き起こす神経難病
とはウイルスが、脊髄で炎症を
起こして神経を傷つけ両足まひ、
頻尿等が起きる病気です。分子
標的薬が、高濃度なほど血中の
ウイルス量が減り、脊髄の炎症
を抑えられたということですの
で、早速、臨床応用に使える技
であると思いました。

高価な分子標的薬が、効果を
発揮した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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