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診療マル秘裏話    号外Vol.1134 平成30年3月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)「異種移植」での、人への移植用のブタを作製
2)重症熱性血小板減少症候群に対する初の治療薬

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 「異種移植」での、人への移植用のブタを作製

 
 
 
 
 
 
 
 
明治大や京都府立大などのチ
ームは、人への移植用のブタを
作製したとして3月10日に大阪
府吹田市で開かれる、日本異種
移植研究会で発表します。

動物の臓器や細胞を人に移植
する「異種移植」に関する国の
指針に基づき、移植用動物を作
ったのは初めてといい、来年初
めには民間企業と共同でブタの
供給を始める方針です。

異種移植は臓器不足を解消す
る手段として、ニュージーラン
ドやロシアなどで臓器の機能が
人に近いブタから人への移植が
200例以上行われています。
国内での実施例はありません。

厚生労働省は2016年、移植用
動物の作製法などを定めた指針
を改定しました。ブタは隔離し
た清潔な環境で育て、約40種類
のウイルスの検査を行い、人へ
の感染を防ぐなど安全性を確保
するよう求めています。

チームは、通常より体の小さ
いミニブタを無菌状態で飼育し
ました。妊娠したメス3匹の子
宮を出産直前に摘出して消毒し、
子宮から取り出した子ブタ17匹
に滅菌した人工乳を与えました。
3週間成長させて約1.8 キロ・
グラムの移植用ブタを作製しま
した。

これまでの検査では、ブタに
は無害ですが、人に未知の病気
をもたらす可能性が指摘される
「レトロウイルス」のみが検出
されました。レトロウイルスに
ついては海外での移植例でブタ
から人への感染は報告されてお
らず、指針では、移植後の長期
監視を求めています。

国立国際医療研究センター(
東京都)などは、拒絶反応が起
きないようにブタの膵臓細胞を
特殊なカプセルに封入する方法
で、糖尿病患者さんに移植する
臨床研究を3~5年以内に始め
る予定で、チームは供給先の第
1号として検討しています。

チームの長嶋比呂志・明大教
授は「今後は遺伝子操作で拒絶
反応の起きにくいブタを作製し
たい」としています。

異種移植のリスクを解消する

実験の成功を示している動画

です。

 
 


 
 
 
鉗子の盗難を監視する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 重症熱性血小板減少症候群に対する初の治療薬

 
 
 
 
 
 
 
 
 
マダニから感染する致死率の
高い感染症、「重症熱性血小板
減少症候群(SFTS)」に対する
初の治療薬承認に向け、富士フ
イルム傘下の、富山化学工業(
東京)が、月内にも臨床試験(
治験)を始めることが3月4日、
分かりました。同社のインフル
エンザ薬「アビガン」を使用し
ます。 治療法のないSFTSにも
効果が期待できるという事です。

SFTSはウイルスが原因の感染
症で致死率は6~30%と高くなっ
ています。2017年の患者数は88
人で、うち7人が死亡しました。
国内では13年に初めて患者さん
が確認され、その後、西日本を
中心に拡大しました。今年1月
末までに計23府県で報告され、
対策が課題になっています。

まだ臨床研究だった頃のニュー

ス動画です。

 
 


 
 
 
各台の課題を拡大解釈する。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
動物の臓器や細胞を人に移植
する「異種移植」に関する国の
指針に基づき、移植用動物を作
ったのは偉大な業績です。異種
移植が本格的に開始すれば移植
臓器の不足も解消されるのでは
ないでしょうか?人に近い豚を
用いる構想は、昔からありまし
たが、豚の潜在的なウイルスの
問題は、移植を阻んできました。
しかし、海外で行った異種移植
の結果から、人体に有害なウイ
ルスの可能性が少なくなった事
は、不幸中の幸いといえましょ
う。ただしまだ完全に安心と言
うわけではなく指針では、移植
後の長期監視を求めていること
を忘れてはなりません。
マダニから感染する致死率の
高い感染症、「重症熱性血小板
減少症候群(SFTS)」に対する
初の治療薬承認に向けての臨床
試験が開始されたのは、喜ぶべ
きことです。しかし、たくさん
の患者さんがSFTFで亡くなって
いる訳ですから、もっと早くに
臨床試験を開始すべきだったと
言えるでしょう。折しも、イン
フルエンザパンデミックに備え
た国家備蓄のアビガンが期限切
れを迎えようとしています。臨
床試験に期限が近い薬剤を使う
のは、理にかなっていると言え
るのではないでしょうか?

期限が近づいて機嫌が悪い。


 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2019-01-28 00:08:41

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診療マル秘裏話    号外Vol.1133 平成30年3月26日作成
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目次

1)免疫細胞がガン組織に入り込み攻撃促す治療法
2)特定行為研修の修了者を、県内で拡大する施策

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
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1】 免疫細胞がガン組織に入り込み攻撃促す治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
免疫細胞がガン組織に入り込
んで攻撃しやすいよう促すこと
で白血病を治すことに京都大の
湊長博・特命教授(免疫学)ら
の研究グループがマウスの実験
で成功しました。ガンの新たな
治療法につながる可能性がある
ということです。3月2日、英科
学誌ネイチャーコミュニケーシ
ョンズに発表しました。

湊さんらは、細胞が動きすぎ
ないように制御する分子「Si
pa1」に着目しました。この
分子を遺伝子操作で働かなくし
たマウスは、慢性骨髄性白血病
の原因となるガン細胞を注射し
ても、病気を発症せず、すべて
が生き残りました。この分子が
働くマウスは40日後までにすべ
て死にました。

生き残ったマウスはガン組織
の深くに免疫細胞が入り込んで
いました。「ブレーキ役」であ
るSipa1の働きが抑えられ、
免疫細胞が自由に動けるように
なって、ガン細胞を直接攻撃で
きたと考えられるとしています。

この分子の働きを抑えると別
の病気など副作用のリスクも考
えられる一方、適切に活用した
薬を開発できれば、ガンの新た
な治療法として期待できるとい
うことです。白血病以外のガン
にも効く可能性もあります。が
んの治療薬「オプジーボ」など
が効かない患者さんはガン細胞
まで薬が届いていない可能性が
あります。湊さんは「オプジー
ボなどと組み合わせることで、
より強い効果を発揮できる可能
性がある」と話しています。

免疫細胞の働きを示した動画で

す。

 
 


 
八機の航空機が、輸送能力を
発揮した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 特定行為研修の修了者を、県内で拡大する施策

 
 
 
 
 
 
 
 
 
診療看護師(JNP)を含む
特定行為研修の修了者について、
国は団塊世代が75歳以上にな
る2025年までに10万人の
養成を目指していますが、周知
や普及が進んでいるとはいえま
せん。県は新年度からJNPの
離島病院への導入支援や、特定
行為研修の修了者を県内で拡大
する施策に乗り出します。

厚生労働省のまとめでは2017
年12月現在、38の特定行為のう
ち一部の研修を受けた人を含む
修了者は全国で738人です。
各都道府県に最低1カ所の設置
を目指す指定研修機関は、34都
道府県(69機関)にとどまって
います。県医療人材対策室によ
ると県内の修了者は11人、研修
機関は未開設です。

一方、日本NP教育大学院協
議会によると、原則、38の特定
行為の全てに対応できるJNP
は現在全国で292人です。県
内では、長崎医療センターと県
病院企業団で計7人が働いてい
ます。

同企業団は今後、離島4病院
に各2人のJNPの配置を計画
しています。県は支援のため新
年度「特定行為研修(38行為)
修了者育成事業」を創設しまし
た。 JNPを目指す人に修学
資金を貸与し、離島の病院に一
定期間勤めれば返還が免除され
る仕組みです。県は新年度当初
予算案に国負担分を含めた53
5万円を計上、同企業団も同額
を拠出して費用に充てます。

併せて県は新年度、医療機関
が看護師を研修に派遣する際の
費用を一部助成している、既存
制度で、特定行為研修を対象に
加える予定です。同室は「将来、
今の医師数では地域医療を支え
きれない恐れがある。周知や研
修機関の開設にも取り組みたい」
としています。

JNPは大学院での専門教育
も受け、特定行為の実施だけに
とどまらない知識や技能を持つ
民間資格ですが、国は資格とし
て認めていません。同企業団の
米倉正大企業長は、「JNPは
患者を総合的に診ることができ、
高度医療の現場だけでなく離島
の病院、介護施設でも役割を果
たせる」と強調しています。国
がJNPを特定行為研修とは、
別枠で資格として認め、普及を
図るよう求めています。

診療看護師(JNP)とは、
日本NP教育大学院協議会が認
定する資格です。 5年以上の
実務経験後、大学院の専門課程
を修了し試験に合格すると認定
されます。米国などで普及して
いる診療看護師を参考に、国内
の教育機関が認定制度を構築し
ました。厚生労働省が2010年度
に国の制度化を検討し、当時は
導入が見送られましたが、教育
機関側が独自に認定を始め、国
立病院機構などが現場での活用
を進めてきました。厚労省は20
15年度、特定行為研修制度を導
入しました。JNPも同制度で
特定行為の実施を正式に認めら
れる形になりました。

特定看護行為PICC研修について

の動画です。

 
 


 
 
 
患者さんに正式な清拭を行っ
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
 
免疫細胞がガン組織に入り込
んで攻撃しやすいよう促すこと
で白血病を治すことに京都大の
湊長博・特命教授(免疫学)ら
の研究グループがマウスの実験
で成功したのは偉大な業績です。
今までオブジーボの様な抗PD-1
抗体しか、免疫のブレーキをは
ずす手段がありませんでした。
しかし、このように免疫細胞が
ガン組織に入りこんで攻撃しや
すいように促すことができれば、
新たなガンの治療法となり得る
と思われます。また抗PD-1抗体
と併用することで、ガン細胞が
免疫細胞に設定している免疫の
ブレーキを完全にはずすことが
可能になると良いのにと考えて
います。
診療看護師(JNP)を含む
特定行為研修の修了者について、
国は団塊世代が75歳以上にな
る2025年までに10万人の
養成を目指しているということ
ですが、診療看護師を国家資格
として認めないことが普及や、
認知が足らない原因のような気
がします。米国の診療看護師を
モデルにしているのであれば、
医師の業務負担軽減につながり、
国家資格として認めるべきだと
私は考えています。ドクターコ
トーのように何でもできる医師
であったとしても、医療資源が
少ない離島の病院や診療所では
全ての患者さんに医療の恩恵を
行き渡らせることは難しいと考
えています。

妖精を養成する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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