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診療マル秘裏話    Vol.690 平成29年3月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)妊娠中マンガン 摂取が妊娠中鬱症状と予防的関連
2)膵臓ガンを微量の血液を調べて高い精度で発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 妊娠中マンガン 摂取が妊娠中鬱症状と予防的関連

 
 
 
 
 
 
 
愛媛大学は2月2日、妊娠中の
マンガン摂取が妊娠中うつ症状
と予防的な関連があることを示
す研究成果を発表しました。こ
の研究は同大学、国立保健医療
科学院、東京大学、琉球大学の
共同研究グループによるもので
す。研究成果は、学術誌「Jour
nal of Affective Disorders」
電子版に公表されました。

これまでにもいくつかの疫学
研究において亜鉛、マグネシウ
ム、鉄摂取とうつ症状との関連
が調べられています。 しかし、
予防的な関連を示す研究や関連
がないと報告する研究もあり、
その結果は一致していません。
また、銅とマンガン摂取につい
ては、過去に、それぞれひとつ
の研究で報告されており、うつ
症状と予防的な関連が認められ
ていました。共同研究グループ
は今回、これらのミネラル摂取
と妊娠中うつ症状との関連を調
べました。

研究では九州・沖縄母子保健
研究のベースライン調査に参加
した1,745 人の妊婦を対象とし
ました。Center for Epidemiol
ogic Studies Depression Scal
e(CES-D)の16点以上を、うつ
症状有りと定義しました。年齢、
妊娠週、居住地域、子数、家族
構成、うつ既往、うつ家族歴、
喫煙、受動喫煙、職業、家計の
年収、教育歴、BMI と飽和脂肪
酸、魚介類由来のn-3 系不飽和
脂肪酸、カルシウム、ビタミン
D及びイソフラボン摂取を交絡
因子として補正したということ
です。

その結果、妊娠中うつ症状の
有症率は19.3%で、交絡因子を
補正しない解析では、亜鉛、マ
グネシウム、鉄、銅、マンガン
摂取が多い程、妊娠中うつ症状
の有症率が有意に低下しました。
しかしながら、交絡因子を補正
すると、亜鉛、マグネシウム、
鉄、銅摂取と妊娠中うつ症状と
の関連は有意ではなくなり、マ
ンガン摂取のみ統計学的に有意
に、妊娠中うつ症状と予防的な
関連を認めたとしています。

今後、さらなる研究データの
蓄積が必要となりますが、マン
ガンを多く含む食品をたくさん
摂取することにより、妊娠中の
うつ症状を予防できる可能性を
示す非常に関心の高い研究成果
であると、共同研究グループは
述べています。

妊娠中のうつについて体験者の

女性が語っている動画です。

 
 


 
 
庶民が非常に関心の高い研究
成果に感心した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 膵臓ガンを微量の血液を調べて高い精度で発見

 
 
 
 
 
 
 
発見が困難な膵臓ガンを微量
の血液を調べるだけで、早期に
高い精度で見つけられる手法を、
米ヒューストンメソジスト研究
所などのチームが開発し、6日
付のオンライン科学誌に発表し
ました。

膵臓ガンの細胞が、放出した
血液内の蛋白質をとらえ、検査
キット内の物質が、光を発する
仕組みです。チームは「簡単で
安価」と利点を強調しています。

膵臓は「沈黙の臓器」とも言
われ、早期のガンには症状がな
いため、発見が難しく、死亡率
も高いことが知られています。
国立ガン研究センターによると、
国内の年間死亡者数は約3万人
だそうです。診断手法の開発が
課題となっています。

すい臓ガンの早期発見プロジェ

クトの動画です。

 
 


 
 
 
猩々の症状を見極める。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
妊娠中のマンガン摂取が妊娠
中うつ症状と予防的な関連があ
ることを示す研究成果を発表し
たのは、素晴らしい業績です。
マンガン摂取が多い程、妊娠中
うつ症状の有症率が有意に低下
したということですから、マン
ガン摂取を適切に行うことで、
妊娠中うつ病にかかりにくくす
ることができるということです。
心の病とくにうつ病は心が風邪
を引いたなどと表現されますが、
そんな生易しいものではありま
せん。自殺企図まで行く可能性
があることを覚悟した方がよさ
そうです。微量ミネラルを普段
から摂取しているとこうした病
に罹らずにすむでしょう。
発見が困難な膵臓ガンを微量
の血液を調べるだけで、早期に
高い精度で見つけられる手法を
開発したのは、偉大な業績です。
現在でも膵臓ガンを早期に見つ
けることは、困難で、通常末期
になってから診断されます。そ
こで、早期に高い精度で発見す
る方法と、末期になっていても
対応できる治療法を組み合わせ
れば鬼に金棒と言えるでしょう。
早期に高い精度で発見する方法
は、私は知りませんが、末期に
なっていても対応できる治療法
は2~3知っており実践していま
す。三大療法のように体に大変
な負担のかかる治療は、やがて
患者さんに敬遠される時がくる
ものと考えています。

制度の精度を確かめる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2019-01-16 00:42:23

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診療マル秘裏話    号外Vol.1123 平成30年3月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)人iPS細胞由来の内耳細胞を難聴マウスに移植成功
2)成人T細胞白血病用の抗ガン剤がHAM にも効果

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 人iPS細胞由来の内耳細胞を難聴マウスに移植成功

 
 
 
 
 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作った内耳の細胞
を難聴のマウスに移植すること
に成功した、と熊本大学と慶応
大学などの研究チームが発表し
ました。

聴力の改善に必要な蛋白質が、
細胞を移植した耳の中で作られ
たということです。遺伝性難聴
の治療法開発につながる成果で、
論文が英電子版科学誌に掲載さ
れました。

赤ちゃんの約1000人に1
人は、内耳の音の認知に関わる
蛋白質が遺伝子変異でうまく作
られず、難聴で生まれるとされ
ています。根本的な治療法はあ
りません。

研究チームは人のiPS細胞
を内耳のもとになる正常な細胞
に変えて、その蛋白質を作れな
い胎児マウスの内耳に投与しま
した。すると移植細胞はマウス
の耳に取り込まれ、蛋白質も作
られていました。今後は、実際
にマウスの聴力を高めるかにつ
いても検証します。

聴覚の解剖整理について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
懸賞で得られたお金の総額に
ついて検証する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 成人T細胞白血病用の抗ガン剤がHAM にも効果

 
 
 
 
 
 
 
ウイルス感染が原因の血液が
ん「成人T細胞白血病(ATL)」
用の抗ガン剤が、同じウイルス
が引き起こす神経難病にも大き
な治療効果を示した、と聖マリ
アンナ医科大学教授の山野嘉久
さん(神経内科)らの研究グル
ープが発表しました。論文は米
医学誌に掲載されました。

このウイルスは「ヒトT細胞
白血病ウイルス1型(HTLV
―1)」で、母乳などから感染
します。国内の感染者は推計1
00万人以上おり、5%がAT
L、0・3%が神経難病「HT
LV―1関連脊髄症(HAM)」
になるとされる。HAMはウイ
ルスが、脊髄で炎症を起こして
神経を傷つけ、両足まひ、頻尿
などが起きる病気です。

ATLに対しウイルスに感染
した、ガン細胞を攻撃する分子
標的薬「ポテリジオ」(商品名)
が2012年に登場し、研究グ
ループはHAMへの応用を検討
しました。 安全性を考えて、
ガン治療時の1000分の3~
10分の3に薄めて、21人に
点滴する臨床試験(治験)を行
いました。

その結果、重い副作用はなく、
高濃度なほど血中のウイルス量
が減り、脊髄の炎症を抑えられ
ました。 血液の感染の程度が
症状に関わっていることが分か
りました。

また、ATLになる前段階の
ウイルス感染細胞を減らす効果
も確認されました。山野さんは
「HAMの画期的治療法の発見
だけでなく、ATLの予防にも
つながるかもしれない」と話し
ています。

ATLに詳しい今村総合病院
長の宇都宮與あたえさん(血液
内科)の話、「HAMの仕組み
を明らかにし、治療の切り口を
切り開いた点が非常に画期的。
この成果をベースに、ATLの
発病予防についても血液、神経、
ウイルスの専門家が、連携して
研究を進めていくべきだ」

HAMの症状と治療について解説

している動画です。

 
 


 
 
画期的治療法の発見で活気に
湧く。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作った内耳の細胞
を難聴のマウスに移植すること
に成功したと発表したのは偉大
な業績です。遺伝子変異による
難聴の治療法がゲノム編集以外
の方法で行われたという点で、
画期的と言えましょう。聴力の
改善に必要な蛋白質が、細胞を
移植した耳の中で作られたとい
うメカニズムですので、ほかの
遺伝子変異による病気に応用で
きるのではないでしょうか?
ウイルス感染が原因の血液が
ん「成人T細胞白血病(ATL)」
用の抗ガン剤が、同じウイルス
が引き起こす神経難病にも大き
な治療効果を示したと発表した
のは素晴らしい業績です。同じ
ウイルスが引き起こす神経難病
とはウイルスが、脊髄で炎症を
起こして神経を傷つけ両足まひ、
頻尿等が起きる病気です。分子
標的薬が、高濃度なほど血中の
ウイルス量が減り、脊髄の炎症
を抑えられたということですの
で、早速、臨床応用に使える技
であると思いました。

高価な分子標的薬が、効果を
発揮した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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