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2018-10-09 23:24:52

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診療マル秘裏話     号外Vol.1039 平成29年12月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)FDA が、小センサーを埋め込んだデジタル錠剤を承認
2)日本の認知症患者の割合は、OECD加盟国中最高

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 FDA が、小センサーを埋め込んだデジタル錠剤を承認

 
 
 
 
 
 
米食品医薬品局(FDA)は
11月13日、錠剤にごく小さなセ
ンサーを埋め込んだ「デジタル
錠剤」を承認しました。医師の
処方通りに患者が薬を飲んだか
どうかを第三者が確認できます。
効果的な治療ができ、医療費の
削減にもつながると期待される
一方、患者のプライバシー保護
という課題もあります。

承認されたのは、大塚製薬が
製造・販売する統合失調症など
の抗精神病薬エビリファイ(一
般名・アリピプラゾール)に米
プロテウス・デジタル・ヘルス
社が開発した約3ミリのセンサ
ーを組み込んだ錠剤と、貼り付
け型の検出器です。大塚製薬に
よるとこのような医薬品と医療
機器を一体化した製品の承認は
世界初ということです。

患者さんが飲んだ薬が胃に入
ると、胃液に反応してセンサー
が信号を出します。患者さんの
脇腹につけた小型装置が信号を
検出して、薬をいつ飲んだかと
いう情報をスマートフォンやタ
ブレット端末に、転送します。
患者さんの同意のもと、医師や
介護者、家族らが、その情報を
共有できます。センサーは一定
の時間がたてば、体内で消化・
吸収されずに排泄(はいせつ)
されるということです。

米国内の試算では、処方通り
に薬を飲まなかったことで病気
が悪化したり、別の治療が必要
になったりして年間に計1千億
ドル(約11兆円)のコストが
かかっているということです。
この錠剤がうまくいけば、薬を
飲み忘れやすいほかの病気のお
年寄りらにも応用できると関係
者は期待を寄せています。

一方、患者さんのデータ管理
や利用には、より慎重さを求め
る声が上がっています。患者さ
んの様子を遠くから監視する事
にもつながりかねないとの懸念
があります。

プロテウス社の社長は「この
システムによりそれぞれの患者
の治療計画に役立つ情報を新し
い方法で収集できる」とコメン
トしました。大塚製薬等はまず、
米国の少数の患者さんを対象に、
製品の価値を確認するという事
です。日本での販売は現在予定
していないそうです。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
収集作業を収拾する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 日本の認知症患者の割合は、OECD加盟国中最高

 
 
 
 
 
 
 
日本の認知症患者の割合(有
病率)は、経済協力開発機構(
OECD)加盟35か国の中で最も高
いことが11月10日、OECDが公表
した2017年版の医療に関する報
告書で分かりました。

年齢が上がるほど認知症有病
率は高まる傾向にあり、日本は
世界で最も高齢化が進んでいる
ためとみられています。

報告書によると、日本の人口
に対する認知症有病率は2.33%
で、OECD平均(1.48%)を大き
く上回り、最も高いという結果
がでました。2位はイタリアの
2.25%、3位はドイツの2.02%
でした。日本の有病率は20年後
の2037年にはさらに上昇し、3.
8%に達すると推定されています。

OECDの担当者は「日本は高齢
化がほかの国より早く進んでい
る。認知症を含め、加齢に関連
した病気への対策が喫緊の課題
だ」と指摘しています。

日本人に認知症が多い理由につい

ての動画です。

 
 


 
 
至適な指摘が重要なポイント
となる。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
FDA は錠剤にごく小さなセン
サーを埋め込んだ、「デジタル
錠剤」を承認したそうですが、
同じものが仮に、日本の厚労省
に申請されたとしても、却下と
なることでしょう。しかし発想
自体は斬新であると思われます。
医師の処方通りに患者さんが薬
を飲んだか、どうかを第三者が
確認できます。効果的な治療が
でき、医療費の削減にもつなが
るとバラ色の成果が期待される
一方、患者のプライバシー保護
という大きな課題が、存在する
ことを申し述べたいと考えてい
ます。
日本の認知症患者の割合(有
病率)は、経済協力開発機構(
OECD)加盟35か国の中で最も高
いことが、OECDが公表した2017
年版の医療に関する報告書で分
かったと言うことは、残念至極
であります。認知症は根本治療
が無く進行を遅らせる対症療法
を行うしかない現状を考えれば
有効な根本治療の開発が喫緊の
課題であると言えましょう。し
かしながら、新薬の開発は難し
くても既存の薬剤を3種類投与
するとβ‐アミロイドが減る事
が分かっています。既存の薬剤
であれば、相互作用さえ気を付
ければ、すぐに臨床試験に入れ
る筈です。

過大な要求を消滅させるのが
課題となる。笑

 
 
 
 
 
 
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