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2018-10-26 00:24:07

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診療マル秘裏話   号外Vol.1052 平成29年12月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)脳に悪い事の一つアルコール 摂取は、脳萎縮を招く
2)ネグレクトマウスは、妊娠後期のプロラクチン分泌が少ない

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 脳に悪い事の一つアルコール 摂取は、脳萎縮を招く

 
 
 
 
 
皆さんは脳に悪いことといえ
ば何を考えますか。なかなか思
い付かないかもしれません。で
も、体に悪いことは何ですかと
聞けばお酒やたばこ、暴飲暴食
や運動不足、あるいはストレス
をため込むなど、いろいろ思い
浮かぶはずです。

実は、体に悪いことと脳に悪
いことは、重なっている部分が
多いのです。脳は体の一部なの
で、当然といえば当然かもしれ
ません。今回は、その中でもお
酒に関するお話をします。

「さあ、一日も終わり、1杯
飲んでリラックスしよう」。そ
う思っている人には耳の痛い話
で大変恐縮ですが、脳に悪い事
の一つ、それは飲酒です。

アルコール依存症になると、
脳の前頭葉という部分の萎縮が
見られることは医学的に知られ
ています。が、しかし依存症で
なくても、お酒を飲めば飲む程、
脳は萎縮することが最近の研究
で分かってきました。

お酒は百薬の長だから体にい
いはず、と思い込んでいる人も
多いかもしれませんが、やはり
脳には良くありません。こんな
ことを聞いたら、今晩のお酒が
まずくなると感じた人は、ぜひ
最後まで読んでください。

さらに分かってきたことは、
お酒に強い人、つまり飲んでも
顔が赤くならない、頭が痛くな
らない人は少量だとあまり問題
が無いということです。逆に、
お酒に弱い人は悪い影響が出や
すいことも判明しています。

ですから、飲める人はほど程
に、飲めない人は無理をしない
ことが脳も体も健康に保つ上で
大切です。

脳へのアルコールの影響につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
藩名を判明するために、旗印
を見る。 笑

 
 
 
 
 
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2】 ネグレクトマウスは、妊娠後期のプロラクチン分泌が少ない

 
 
 
 
 
 
マウスのネグレクト (育児
放棄)は胎児だった時期に母親
からの特定のホルモンの分泌が
少なかったことが影響している
と、高崎健康福祉大などの研究
グループが発表しました。論文
は11月30日までに、米科学アカ
デミー紀要電子版に掲載されま
した。
同大の下川哲昭教授は「人間
についても(理由が明確でない)
積極的ネグレクトの原因解明に
切り込んでいけるのでは」と話
しています。
研究グループによると、蛋白
質「CIN85」を欠損させた
「ネグレクトマウス」は、通常
のマウスと同じくらい子を生み
ますが、ミルクを与えないなど
子育てに関与しない傾向が強い
ことが分かっています。
通常のマウスとネグレクトマ
ウスを用いた実験で、胎児期の
環境が、将来の育児放棄傾向に
影響を与えていることが判明し
ました。乳腺の発育や母性行動
の形成などに作用するホルモン
「プロラクチン」の胎児への分
泌が、妊娠後期のネグレクトマ
ウスでは少ないことが分かりま
した。
プロラクチンを出産までネグ
レクトマウスに投与すると、生
まれた子はその後、通常のマウ
スと同程度の育児行動を示しま
した。一方、CIN85を持つ
マウスに、プロラクチンの分泌
を抑える薬を投与したところ、
生まれたマウスは育児を放棄す
る傾向が強いという結果がでま
した。

ネグレクトの実態について解説

している動画です。

 
 


 
 
箒を放棄する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
アルコール依存症になると、
脳の前頭葉という部分の萎縮が
見られることは医学的に知られ
ています。が、依存症でなくて
も、お酒を飲めば飲むほど脳は
萎縮することが最近の研究で分
かってきたというのは残念な事
です。イスラム教では、アルコ
ールの摂取は禁止されています。
砂漠を中心とした地域に布教さ
れたイスラム教では、脳が委縮
して、認知機能が低下すると、
たちまち生命の危機に陥ること
から、禁止されているのではな
いかと私は考えています。天下
泰平の日本では、少しぐらいの
酒はと容認する傾向があるのと
段違いの厳しさではないかと、
推測しています。
マウスのネグレクト (育児
放棄)は胎児だった時期に母親
からの特定のホルモンの分泌が
少なかったことが影響している
ことが分かったのは、ある面良
かったのでと私は、考えていま
す。子供にとって、親にネグレ
クトされることは、一番の虐待
であると、思われるからです。
虐待は、世代を超えて連鎖する
というのも、この研究結果から
類推することができます。また
虐待を繰り返す親に、ホルモン
(プロラクチン)の投与する試
みもぜひチャレンジしてもらい
たいと思います。世の中で一組
の親子からでも、ネグレクトを
はじめとする虐待がなくなる事
を祈念したいと思います。

蛍光ペンを携行する傾向。笑

 
 
 
 
 
 
 
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