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2018-10-18 23:31:39

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診療マル秘裏話     号外Vol.1046 平成29年12月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)樹状細胞に着目の研究で自己免疫性疾患新治療
2)麻雀の指先や思考力を使う事での介護予防効果

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 樹状細胞に着目の研究で自己免疫性疾患新治療

 
 
 
 
 
 
病原体から体を守る免疫反応
に欠かせない、「樹状細胞」に
着目した研究を、神戸大大学院
医学研究科の教授らが進めてい
ます。中でもこの細胞の表面に
存在する「SIRPα(サープ
アルファ)」という蛋白質分子
が極めて重要な役割を果たして
いることが、最近の研究によっ
て明らかになりました。将来的
には、国内に、約70万人もの
患者さんがいるとされる関節リ
ウマチなど「自己免疫疾患」の
新しい治療法につながることも
期待されるということです。

同研究科の的崎尚(たかし)
教授(60)と齊藤泰之講師(44)
による研究で、成果は科学誌「
米国科学アカデミー紀要」(P
NAS)の電子版に掲載されま
した。

体に侵入した病原体に対する
免疫反応は、脾臓やリンパ節等
「二次リンパ組織」と呼ばれる
器官で主に起きます。的崎教授
らによると、樹状細胞は病原体
をいち早くキャッチし他の免疫
細胞に攻撃を指示する司令塔の
ような役割を担っています。

こうした働きは従来の研究で
既に分かっていましたが、今回、
的崎教授は1996年に自ら発見し
ていたSIRPαに注目しまし
た。マウスを使った実験でこの
分子を、樹状細胞から人為的に
欠損させた所、樹状細胞自体や、
同細胞が、効率よく免疫細胞に
指示を出す上で大切な「ストロ
ーマ細胞」が、脾臓で著しく減
ることが分かりました。

さらに、樹状細胞が「TNF
-α」と呼ばれる物質を作り出
すとストローマ細胞が増える事
や、この作用にSIRPαが大
きく影響していることも判明し
ました。 樹状細胞による免疫
反応にはSIRPαが特に重要
であることが確認されたという
ことです。

一方で免疫細胞が正常な細胞
や組織まで攻撃してしまう「自
己免疫疾患」の発症には、TN
F-αによる炎症反応が関与し
ていることやSIRPαを欠損
させたマウスでは自己免疫疾患
の発症が大きく抑制されること
も分かっています。

ただ、樹状細胞からSIRP
αをなくすと樹状細胞が減った
り、自己免疫疾患の発症が抑え
られたりする詳しい仕組みは、
まだ解明に至っていません。的
崎教授は「SIRPαを標的に
した薬剤や抗体を用いれば自己
免疫疾患に対する新たな治療法
となる可能性がある。 さらに
研究を進めたい」としています。

関節リウマチは手足に関節の
痛みや、変形が慢性的に生じる
病気です。30~50代の女性に多
い傾向があり重症化すれば生活
にも支障が生じます。炎症を抑
える「TNF阻害薬」を使った
治療が有効ですが、一部で効果
の少ない患者さんが報告されて
いるほか、他の自己免疫疾患の
中には同阻害薬が効かないケー
スもあります。

自己免疫性疾患と腸の話の動画

です。

 
 


 
 
師匠に師事することで指示を
出してもらう。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 麻雀の指先や思考力を使う事での介護予防効果

 
 
 
 
 
 
日本認知症予防マージャン協
会(仙台市)の教室に通う高齢
者が増加しています。かつて牌
(パイ)を握った経験がある男
性に加え、健康づくりを目的に
した女性の初心者も目立ちます。
指先や思考力を使うことで介護
予防の効果が期待されており、
家族の勧めで参加する人も少な
くありません。
協会は2014年に「健康まぁじ
ゃん仙台」を、青葉区花京院に
開設しました。当初50人だった
会員は現在、1000人を超えてい
ます。手狭になったため今年7
月、同区一番町に新たな教室を
構えました。
入会金は3000円で、受講料は
入門クラスが1回(2時間半)
2000円です。月10回まで参加で
きる定額制(1万1800円)もあ
ります。「お金を賭けない、タ
バコを吸わない、お酒を飲まな
い」のが約束事です。
室内には17台の全自動卓が
並び、一度に約70人がマージャ
ンを楽しむことができます。「
ロン」「何点になる?」「すご
い役だね」などと、牌を握りな
がら笑顔でやりとりを交わす参
加者のにぎやかな声が響きます。
メンバーは60、70代の高齢者
が中心で、女性は約6割。その
うち約8割が教室で初めてルー
ルを覚える初心者です。最近は
認知症予防を目的に入会する人
がほとんどを占めるということ
です。
協会代表の宮野大城さん(46)
は「頭や手先を使い、人と話す
機会が多い人は認知症になりに
くいという調査結果があり、マ
ージャンは3要素を全て満たし
ている」と効用を説明します。
レベルに応じて卓を分けるなど
し、楽しみやすい環境づくりを
目指しています。
娘に促され、夫婦で参加する
鈴木よを子さん(68)は月2回、
村山市の自宅から県境を越えて
教室に通います。「引きこもり
がちだった夫と出掛けるきっか
けになった。奥深くて面白く、
共通の趣味として良い刺激にな
っている」と話しています。
教室のにぎわいに、社会的ニ
ーズの高まりを感じる宮野さん。
「会員が健康でいることは家族
の安心にもつながる。教室を通
じ、多くの人に笑顔になっても
らえるよう参加者の輪を広げた
い」と意気込んでいます。
連絡先は同協会022(22
4)8778です。

健康麻雀について解説している

動画です。

 
 


 
 
停学中に、低額の定額割引を
発見する。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
病原体から体を守る免疫反応
に欠かせない、「樹状細胞」に
着目した研究を、神戸大大学院
医学研究科の教授らが進めてい
て、中でも、この細胞の表面に
存在する「SIRPα(サープ
アルファ)」という蛋白質分子
が極めて重要な役割を果たして
いることが、最近の研究によっ
て明らかになり、将来的には、
国内に約70万人もの患者さん
がいるとされる関節リウマチ等
「自己免疫疾患」の新しい治療
法につながることも期待される
というのは、壮大な研究と言え
ましょう。ぜひ自己免疫性疾患
の新治療法につなげて頂き既存
の治療法の効果を補って頂きた
いと願う次第です。
日本認知症予防マージャン協
会(仙台市)の教室に通う高齢
者が増加しています。かつて牌
(パイ)を握った経験がある男
性に加え、健康づくりを目的に
した女性の初心者も目立つとい
うことなので今更不健康な賭け
麻雀のイメージを振り払うこと
ができるのかと訝しく思ってお
りましたが、指先や思考力を使
うことで介護予防の効果が期待
されており、家族の勧めで参加
する人も少なくないとのことで
時代は、変わったのだと実感致
しました。視聴率の高いドクタ
ーXというドラマで麻雀をして
いるシーンがあることもブーム
の一因かなと考えております。

市長が、自分が写った番組の
視聴率を気にしていた。笑

 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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診療マル秘裏話   Vol.677 平成28年11月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)魚油の脂質代謝改善効果が摂取時刻により変化
2)養育放棄による攻撃性増加の分子メカニズムの一端

 
 
 
 
 
 
 
 
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1】 魚油の脂質代謝改善効果が摂取時刻により変化

 
 
 
 
 
 
産業技術総合研究所は11月1
日、魚油の摂取による脂質代謝
改善効果が摂取時刻によって異
なる事を、マウスを使った実験
により明らかにしたと発表しま
した。この研究は、同バイオメ
ディカル研究部門生物時計研究
グループの大石勝隆研究グルー
プ長と、マルハニチロ株式会社
との共同研究によるものです。
研究成果は、11月12〜13日に、
名古屋大学で開催される第23回
日本時間生物学会で、発表され
ます。

睡眠や深部体温、血圧、糖代
謝や脂質代謝など、ほとんどの
生理機能には日内リズムがあり、
体内時計によって制御されてい
ます。近年、疾患の発症や症状、
薬物代謝等の日内リズムに着目
した投薬時刻の工夫が行われて
います。最近では、食品成分の
さまざまな機能性についても、
摂取時刻との関連性が指摘され
る様になり、疾患の予防や改善
を目指した至適摂取時刻に関す
る時間栄養学的な研究が注目さ
れています。産総研では2013年
よりマルハニチロと共同で、魚
油に含まれる、DHAやEPAの摂取
時刻と機能性の関連性について
研究を行っていました。

DHAやEPAには、心血管障害の
抑制効果や抗アレルギー効果、
脳機能向上効果、脂質代謝改善
効果などの多様な機能性が報告
されており、サプリメントや医
薬品の有効成分として使用され
ています。今回研究グループは、
マウスを、明期12時間・暗期12
時間の明暗環境下にて飼育し、
脂質代謝の改善効果が期待され
る魚油について、摂取時刻によ
る機能性の違いを評価しました。
マウスを、魚油を含まない果糖
過剰食を与えたコントロール群
と夜行性のマウスにとって朝食
となる活動開始時間帯を中心に
12時間だけ4%の魚油を含む果糖
過剰食を与え、残りの12時間は
魚油を含まない果糖過剰食を与
えた朝摂取群、夕食となる活動
終了時間帯を中心に12時間だけ
4%の魚油を含む果糖過剰食を与
え、残りの12時間は魚油を含ま
ない果糖過剰食を与えた、夕摂
取群の3群に分け、いずれの群
のマウスも自由摂食として2週
間の飼育を行いました。その後、
血液と肝臓を採取し脂質の蓄積
を調べました。

その結果、1日あたりの魚油
の摂取量は、朝摂取群と夕摂取
群との間に有意な差は認められ
ませんでしたが、血液中と肝臓
中の中性脂肪の量は、コントロ
ール群に比べて朝摂取群だけに
有意な低減効果がありました。
また、魚油の摂取による、中性
脂肪低減効果は、魚油に含まれ
るDHAやEPAによると考えられて
いるため、これらの脂肪酸の血
液中の濃度を測定した結果、夕
摂取群でも、これらの脂肪酸の
増加が確認されましたが、朝摂
取群の血中濃度は夕摂取群より
も有意に増加していたという事
です。 これらの結果は、朝の
魚油の摂取は、DHAやEPAの血中
濃度を高め、脂質代謝を改善す
ることを示しています。

研究グループは今後、魚油に
含まれるDHAやEPAなどの機能性
成分の吸収や、中性脂肪の低減
効果が時刻依存性をしめす分子
メカニズムを明らかにするとと
もに、ヒトについても魚油の至
適摂取時刻に関する実証を進め
る予定としています。

魚油の効果について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
昨日の機能性成分を惜しむ。


 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 養育放棄による攻撃性増加の分子メカニズムの一端

 
 
 
 
 
 
 
横浜市立大学の研究グループ
は、養育放棄(ネグレクト)に
よる社会的に、隔離された養育
環境でみられる、攻撃性増加の
分子メカニズムの一端を突き止
めました。社会的隔離ラットを
使った成果です。 社会行動に
重要な役割を果たしている大脳
皮質領域(内側前頭前野)でグ
ルタミン酸受容体(AMPA受
容体)のシナプスへの移行が、
阻害、経験や学習などによって
シナプス伝達を変化させる脳の
可塑性が低下します。この引き
金となるのはストレスホルモン
である、グルココルチコイドの
増加で、細胞骨格制御因子のコ
フィリンが不活性となることが
攻撃性の増加や脳回路形成異常
を仲介していることを明らかに
しました。

社会性が構築される幼少期の
養育環境は、その後の精神形成
に大きな影響を及ぼします。こ
のうち、母親や他の子どもから
引き離され、社会からも隔離さ
れた、劣悪な養育環境は社会的
関係に障害を生じる要因の一つ
です。とくに攻撃性の増加を引
き起こすことが知られています。
一方、AMPA受容体は、グル
タミン酸を神経伝達物質に脳内
情報処理の中心的役割を持ち、
シナプスに移動する事で、情報
処理能力を高めます。

今後、社会的隔離動物を用い
てネグレクトに起因した重篤な
神経疾患の新たな治療薬開発に
つながることが期待されます。

ネグレクトの実例について解説

している動画です。

 
 


 
 
貴院に起因する問題を棋院で
解決した。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
魚油の摂取による、脂質代謝
改善効果が摂取時刻によって異
なる事を、マウスを使った実験
により明らかにしたのは偉大な
業績です。人が魚油を摂取した
場合の臨床試験も行って頂きた
いと考えています。 基本的に
ω-3系の不飽和脂肪酸につい
ては、安全性が確認されている
といっても過言ではありません。
そうでなければ、青魚を安全に
食べることはできません。漫然
と、ω-3系の不飽和脂肪酸を
摂取するのではなく、至適摂取
時刻に摂取する方が望ましいと
考えられます。
養育放棄(ネグレクト)によ
る社会的に隔離された養育環境
でみられる、攻撃性増加の分子
メカニズムの一端が解明された
のは素晴らしい業績です。AM
PA受容体は、グルタミン酸を
神経伝達物質に脳内情報処理の
中心的役割を持ち、シナプスに
移動する事で、情報処理能力を
高めるということが分かってい
て、このシナプス移動が阻害さ
れると、攻撃性増加が起こる訳
ですから、シナプス移動を促進
する薬物があれば情報処理能力
を高めると共に、攻撃性増加を
抑制できるという事になります。
ぜひネグレクトに起因した重篤
な神経疾患の新たな治療薬開発
につなげて頂きたいものです。

即身成仏の考えを促進する事
は、考えていない。笑

 
 
 
 
 
 
 
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