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2018-10-21 00:47:17

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診療マル秘裏話   号外Vol.1048 平成29年12月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)一卵性双子の兄弟が皮膚提供し火傷男性に移植
2)ラット胎児細胞を採取しマウスに移植して腎臓に成長

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 一卵性双子の兄弟が皮膚提供し火傷男性に移植

 
 
 
 
 
 
パリのサンルイ病院は11月23
日、全身にやけどを負って95%
以上の皮膚を失った瀕死(ひん
し)の男性(33)を、皮膚移植
で救出する手術が、成功したと
発表しました。 過去の同様の
手術では68%が最高とされ、
世界初の成果ということです。
男性は昨年9月に入院しまし
た。他人の皮膚を用いれば拒絶
反応が起こる可能性が高かった
ことから、同じ遺伝情報を持つ
一卵性の双子の兄弟が、頭部や
背中の皮膚を、提供しました。
機器を使ってこの皮膚の面積を
拡大し、やけどした男性に移植
しました。
男性は10回程度の手術を経
て回復し、現在は自宅に戻って
リハビリに取り組んでいます。
手術を担当した医師は地元メデ
ィアに、「顔と手の回復が特に
順調だ。男性はもう外出する事
もできる」と経過を説明しまし
た。

大阪大学のツインリサーチセン

ターについて解説している動画

です。

 
 


 
 
生命の危機から医療機器を用
いて回復する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ラット胎児細胞を採取しマウスに移植して腎臓に成長

 
 
 
 
 
 
ラット胎児から将来腎臓にな
る細胞を採取し、マウスに移植
して、腎臓に成長させる実験に
成功したと、東京慈恵会医科大
の横尾隆教授や山中修一郎助教
らが11月24日までに英科学誌ネ
イチャー・コミュニケーション
ズに発表しました。 マウスに
移植した際、マウス自身の腎臓
になる細胞を遺伝子操作と薬剤
投与で除去し、ラットの腎臓だ
け残るよう工夫しました。
横尾教授らは将来、人工透析
が必要な腎不全患者の人工多能
性幹細胞(iPS細胞)を腎臓
になる細胞に変え、臓器サイズ
が人に似ているブタの胎児組織
を一時的に利用し成長させてか
ら医療に使うことが可能とみて、
研究を進めています。
人のiPS細胞を実験容器内
で腎臓になる細胞に変えること
は現在の技術でもできるとされ
ていますが、引き続き容器内で
立体的な腎臓まで成長させる事
は非常に難しいとされています。

ブタの内在ウイルスの問題を、

解決したというニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
容器内で陽気に妖気を漂わせ
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
全身にやけどを負って95%
以上の皮膚を失った瀕死(ひん
し)の男性が救出されたのは、
本当に喜ぶべきことです。双子
の兄弟がいてこそ、皮膚の提供
を受けることができたという事
ですから、ドナーとなった兄弟
に感謝するべきだと思います。
10回程度の手術を経て回復し
たということですから根気のい
る手術であったことが推測され
ます。双子についての研究を行
うセンターが大阪大学に存在し、
正式名称、大阪大学大学院医学
系研究科付属ツインリサーチセ
ンターといいます。ツインリサ
ーチは「ヒトに関わる様々な謎
を解き明かすための究極の研究
手法」で特に「環境因子がヒト
の疾病や行動、心理、性格など
に及ぼす影響の解明」に優れて
いてこれらを解明すれば、疾病
を予防し健全な社会環境を整え
ることが可能になるそうです。
ラット胎児から将来腎臓にな
る細胞を採取し、マウスに移植
して、腎臓に成長させる実験に
成功したのは、偉大な業績です。
将来、人工透析が必要な腎不全
患者の人工多能性幹細胞(iP
S細胞)を腎臓になる細胞に変
え、臓器サイズが人に似ている
ブタの胎児組織を一時的に利用
し成長させてから医療に使う事
を目標にしているようですが、
この取組には、大きな壁が沢山
あります。まず第一にブタには、
内因性のウイルスが存在し人の
腎臓は、このウイルスに感染す
るのではないかということです。
腎臓にブタの細胞が混入すると
いう可能性もあります。しかし
壮大な目標を立ててそれに向か
い努力されている姿は尊いと私
は考えております。

胎児の病気と対峙する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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