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2018-12-18 23:48:37

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診療マル秘裏話    号外Vol.1099 平成30年2月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)非小細胞肺ガン関連の73種の遺伝子変異を解析
2)時間栄養学は肥満防止や病気予防等にも役立つ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 非小細胞肺ガン関連の73種の遺伝子変異を解析

 
 
 
 
 
 
ガンは、遺伝子変異を調べ、
それに応じた治療薬を選択する
ゲノム医療が始まっています。
治療法がないとされる患者さん
にも、効果的な薬が見つかる可
能性があると期待されています。

今回の研究対象は非小細胞肺
ガンの患者さん約2000人で昨年
12月に登録を始めました。患者
さんの血液にわずかに含まれて
いる遺伝子を検出する手法で、
ガンに関連する73種類の遺伝子
の変異を一度に、解析します。
従来行っているガン組織から遺
伝子変異を調べる方法で得られ
る結果と照らし合わせ、違いが
ないかどうか確認します。

血液で簡便に遺伝子解析でき
るようになると、ガン細胞の新
たな変異を素早く把握でき、次
の治療法の選択にもつながると
いうことです。同センター東病
院呼吸器内科長の後藤功一さん
は「世界で急速に進歩している
技術。日本でも早く使えるよう
にしたい」と話しています。

個別化治療のための遺伝子変異

について解説している動画です。

 
 


 
 
休息の時間が急速に増大する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 時間栄養学は肥満防止や病気予防等にも役立つ

 
 
 
 
 
 
 
私たちの体の中には体内時計
が備わっています。 この体内
時計と栄養学を結び付けた「時
間栄養学」は肥満の防止や病気
の予防などにも役立つと言われ
ています。早稲田大学先進理工
学研究科 (東京都新宿区)の
柴田重信(しばた・しげのぶ)
教授に話を聞きました。

体内時計は約24時間周期で、
そのままでは本来の時間よりも
少しずつ後ろにずれていってし
まいます。朝日を浴びることで
脳の時計が調整されて体内時計
がリセットされることは知られ
ていますが、時間栄養学の研究
で、肝臓や腎臓等の臓器の時計
は規則正しく食事を取ることで
リセットされることが分かって
きました。

肥満になりやすいかどうかも、
体内時計との関連があります。
例えば、腸が、糖質を取り込む
時間のピークは午前中にあり、
効率良く吸収されます。しかし、
夕食時間が遅いと、眠るまでに
エネルギー源として使い切る事
ができず、脂肪としてため込ま
れてしまいます。

マウスの時計遺伝子を無くす
と肥満になりやすいことも実験
で分かっていますが、これは「
食べた時間に関係なく、常に栄
養素を取り込もうとしてしまう
から」だということです。

男女1200人を対象に、朝、昼、
夕の食事量の割合を調べたとこ
ろ、おおむね朝食が20%、昼食
が35%、夕食が45%でした。「
BMI(体格指数)が最も高い
中高年の男性は夕食の割合が高
いことが分かりました。栄養素
を効率良く吸収し、肥満を防ぐ
には、朝食をしっかり食べ、夕
食を抑えることが重要です」と、
柴田教授は話しています。高齢
者で筋力や心身の活力が低下し
た状態を「フレイル」と言い、
近年、寝たきりの原因として、
注目されています。「蛋白質の
摂取がフレイルの予防になると
言われていますが、実験では1
日の食事量が同じでも、朝多く
食べたマウスとそうでないマウ
スでは筋肉量に差がありました」
と柴田教授は言っています。

朝はアミノ酸などの吸収力が
高く、日中は筋肉を動かす機会
も多いことが分かっています。
そのタイミングで蛋白質を取る
ことで、筋肉が増えやすくなり
ます。「朝はこれから活動する、
夜は就寝するタイミングですか
ら、食事の意味合いが違うので
す」と柴田教授は言っています。

一方、目的によっては夕食で
取ることが勧められるものもあ
ります。「骨粗鬆症の予防を目
指すなら、大豆イソフラボンの
食品を夕食で取るのが良いでし
ょう。骨は夜作られるので、そ
のタイミングに合わせて取る事
で効率良く使われます」と柴田
教授は話しています。

時間栄養学について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
修身の時間を就寝前に設定す
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
血液で簡便に遺伝子解析でき
るようになると、ガン細胞の新
たな変異を素早く把握でき、次
の治療法の選択にもつながると
いうことですが、次の治療法が
3大療法で且つ工夫のない治療
をする場合、患者さんは大きな
侵襲を覚悟しなければならなく
なります。できれば、抗ガン剤
の治療であれば、副作用の少な
い分子標的薬にするとか、遺伝
子治療(マイクロRNA 等)にす
るとか、オーバーナイトの抗が
ん剤治療にするとか、工夫をし
て頂きたいものです。 治療を
行う医師や看護師も自分がガン
になったつもりで、患者さんの
身になって治療を考えるという
ことをぜひ考えて頂きたいと願
う次第です。
「骨粗鬆症の予防を目指すな
ら、大豆イソフラボンの食品を
夕食で取るのが良いでしょう。
骨は夜作られるので、そのタイ
ミングに合わせて取る事で効率
良く使われます」と柴田教授は
言っていますが、この発言には
致命的なミスがあります。大豆
イソフラボンは、大豆製品から
摂取すると不活型のダイゼイン
というものしか得られません。
これを腸内細菌が豊かな人は、
活性型のエクオールを作ること
ができるのですが、ご高齢にな
るほど、抗生物質を使う機会が
多くなり、活性型の変換を担当
する腸内細菌が、死滅している
確率が高くなります。一方、若
年層では、食生活の西欧化によ
り、活性型の変換を担当する腸
内細菌がいない確率が高くなる
のです。活性型のエクオールで
なければ、骨粗鬆症の予防は、
できませんので夕食に食べても
予防ができない人の方が多いと
言う結果になります。

軍事基地を公園に変換して、
返還した。笑

 
 
 
 
 
 
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