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2019-12-14 22:26:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.1408 平成31年2月10日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)真菌成分が炎症を悪化させるメカニズムの一端解明
2)マイタケの栄養素充足率は身近なキノコの中でトップクラス

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 真菌成分が炎症を悪化させるメカニズムの一端解明

 
 
 
 
 
 
順天堂大学は1月16日、真菌
成分が炎症を悪化させるメカニ
ズムの一端を解明する研究結果
を発表しました。この研究は、
同大大学院医学研究科・アトピ
ー疾患研究センターの伊沢久未
助教、北浦次郎先任准教授ら、
および東京大学医科学研究所の
高橋まり子博士研究員、国立感
染症研究所の金城雄樹室長らの
共同研究グループによるもので
す。研究成果は「Science Sign
aling 」電子版にて公開されて
います。

カンジタ症など真菌によって引
き起こされる感染症や、炎症性
疾患は、ステロイドや抗ガン剤
などの使用により免疫が低下し
ている患者さんにとって、生命
に関わる重要な問題となってい
ます。真菌感染により好中球が
集積する早期の炎症は、真菌の
排除に役立ちますが、真菌感染
が持続して炎症が悪化すると肺・
皮膚・関節などの組織が障害さ
れます。 現在は、抗真菌薬が
治療の中心に用いられています
が、真菌感染による炎症悪化の
メカニズムが不明なため、有効
な治療法は確立されていません。
研究グループはこれまでの研究
で免疫受容体「CD300b」を欠損
させたマウスに、真菌の細胞壁
成分であるザイモサンを投与す
ると、局所の炎症が弱まること
を見出していました。これを踏
まえ、CD300bはザイモサンに含
まれる何らかの脂質を認識して、
真菌感染による慢性炎症を促進
するのではないかと考え、その
働きについて詳しく調べました。

まず、マウスの背部皮下に作製
した皮下空気嚢にザイモサンを
注射する実験を行いました。そ
の結果、野生型マウスの皮下空
気嚢には感染防御に作用するNO
(一酸化窒素)の産生とともに
好中球が集積するのに対し、CD
300bを欠損させたマウスでは好
中球の集積が著しく減り、NOの
産生量も低下することが判明し
ました。さらに、ザイモサンに
含まれる脂質をスクリーニング
した所、CD300bが、真菌の脂質
成分フィトスフィンゴシンを認
識していることが分かりました。

次に、NO産生を阻害する薬剤や
炎症性樹状細胞を除去する薬剤
を投与しました。すると、野生
型マウスの好中球の集積は、CD
300b欠損マウスの場合と同程度
に減ることが明らかになりまし
た。同様に、マウスの関節腔に
ザイモサンを投与した場合にも
炎症が誘導されました。

今回の研究で、真菌の脂質成分
が持続的に過剰な好中球集積を
誘導すると、さまざまな炎症細
胞の浸潤と活性化が起こり、そ
の結果、組織障害をもたらし、
炎症が悪化することが判明しま
した。研究グループは「今後、
真菌の脂質成分を認識する免疫
受容体CD300bに着目して、炎症
を制御する治療法の開発を目指
したいと考えている」と、述べ
ています。

真菌感染症を家庭で治療する方

法についての動画です。

 
 


 
 
 
脂質成分の資質を確認する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 マイタケの栄養素充足率は身近なキノコの中でトップクラス

 
 
 
 
 
 
 
鍋がおいしい冬です。具に欠
かせないのがキノコですが、中
でもマイタケは冬に不足しがち
な栄養素を補ってくれます。マ
イタケはキノコの中でも栄養素
が豊富です。 ミネラル、食物
繊維など27種類の栄養素が摂取
基準値に対し、どのぐらい含ま
れるかを数値化した「栄養素充
足率スコア」は、身近なキノコ
の中でトップクラス。特にビタ
ミンDは、生100グラム当た
り4・9マイクログラムと多い
ようです。

ビタミンDは、体内でカルシ
ウムの吸収を助ける働きがあり、
丈夫な骨に欠かせない栄養素で
す。食事か日光を浴びることで
補いますが、日照時間が短い冬
は不足しがちです。不足すると
骨折しやすくなる恐れもありま
す。骨粗鬆症(こつそしょうし
ょう)財団理事で健康院クリニ
ック院長の細井孝之さんは「不
足分を食事で補えていないのが
現状」と話しています。

ビタミンDが豊富な魚を週に
数回食べれば必要量がとれます
が、料理の手間や時間がかかり
やすく、1人当たりの魚の摂取
量は年々減少の傾向を示してい
ます。特に20~40代が不足して
いるという指摘もあります。

こうした中「冬にこそ手軽な
マイタケを食べてほしい」と話
すのは、臨床栄養実践協会理事
長で管理栄養士の足立香代子さ
んです。100グラム食べれば、
摂取基準のビタミンDをほぼ摂
取できます。マイタケには葉酸
も豊富で骨の質を高めることも
期待できます。食物繊維はサツ
マイモより多く100グラムあ
たり3・5グラムです。特に不
溶性が豊富で、便通の改善や食
後血糖値の上昇を抑える効果も
期待できます。

足立さんは、1パックの半分
約50グラムを食事に加える「
まい足し」を提案します。ほど
よい量で飽きにくいということ
です。骨粗鬆症予防には、カル
シウムが豊富な乳製品との組み
合わせがお勧めで、足立さんは
チーズをマイタケにのせてオー
ブンでやいて食べています。オ
リーブ油に他の具材と一緒に入
れて火を通せば、手軽な「まい
たけアヒージョ」にもなります。

「マイタケは歯応えがあって
早食いも防ぐし、油で炒めると
腹持ちもいい。くせが少なく炒
め物やスープ、サラダに入れて
も相手を殺さない。色々な食材
と組み合わせてほしい」と話し
ています。

健康キノコについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
贖罪の意味で貧しい人に食材
を提供する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
真菌成分が炎症を悪化させる
メカニズムの一端を解明する研
究結果を発表したのは、偉大な
業績です。カンジタ症など真菌
によって引き起こされる感染症
や、炎症性疾患は、ステロイド
や抗ガン剤等の使用により免疫
が低下している患者さんにとっ
て、生命に関わる重要な問題と
なっています。真菌感染により
好中球が集積する早期の炎症は、
真菌の排除に役立ちますが真菌
感染が持続して炎症が悪化する
と肺・皮膚・関節などの組織が
障害され、現在は、抗真菌薬が
治療の中心に用いられています
が、真菌感染による炎症悪化の
メカニズムが不明なため、有効
な治療法は確立されていない様
です。しかし、そのメカニズム
の一端が解明された訳ですから、
肺、皮膚、関節の真菌症の治療
が改善される可能性が高くなり
ました。今後、真菌の脂質成分
を認識する免疫受容体CD300bに
着目して、炎症を制御する治療
法の開発を目指して頂きたいも
のです。
マイタケは、冬に不足しがち
な栄養素を補ってくれて、なお
かつ、キノコの中でも栄養素が
豊富です。ミネラル、食物繊維
など27種類の栄養素が摂取基準
値に対し、どのぐらい含まれる
かを数値化した「栄養素充足率
スコア」は、身近なキノコの中
でトップクラスということで、
特にビタミンDは、生100グ
ラム当たり4・9マイクログラ
ムと多いそうですから、健康に
良さそうです。 ビタミンDは、
脂溶性のビタミンなので、過剰
症が存在しますが食品から摂取
する場合は、過剰症になる心配
は、いりません。ビタミンDは、
様々な感染症の予防にもなり、
西欧諸国とくに北欧では、摂取
が推奨されています。日差しの
少ない北欧では、体の中で活性
化ビタミンDを作ることが難し
いと言われているからです。骨
粗鬆症予防には、カルシウムが
豊富な乳製品との組み合わせが
お勧めと書いてありますが、私
はお勧めしません。 乳製品は、
腸に炎症を起こすカゼイン蛋白
が(特にチーズは大量に)含ま
れているので、幾らカルシウム
が豊富でも、カゼイン蛋白の害
の方が大きいと考えられるから
です。

水晶占いを推奨する。笑

 
 
 
 
 
 
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