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2019-12-30 22:53:59

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診療マル秘裏話  号外Vol.1422 平成31年2月26日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)ゲノム編集技術使用の治療安全性を評価する指針
2)CKD 緊急入院患者は体重に相関して生存率が高

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ゲノム編集技術使用の治療安全性を評価する指針

 
 
 
 
 
 
 
 医薬品などの審査を行う独立
行政法人「医薬品医療機器総合
機構(PMDA)」は、遺伝子
を効率良く改変するゲノム編集
技術を使った治療の安全性を評
価するための指針を2019年度に
策定する方針を固めました。海
外で医療応用が進む中、国内で
も臨床試験(治験)の開始に備
え、審査態勢を整えます。

医療分野では、患者さんから
取り出した細胞の遺伝子をゲノ
ム編集技術を使って、精度良く
改変した上で、体内に戻す治療
などに向け、研究が活発化して
います。海外では、ガンや難病
患者に対し治験が始まっていま
す。

ただ、ゲノム編集では、狙っ
た遺伝子とは異なる場所に変異
が生じる恐れがあります。同機
構は専門家に、安全性を評価す
る際の問題点の整理を依頼して
おり、その結論を踏まえて指針
を策定します。

ゲノム編集技術を使った臨床
研究については国が指針を見直
し、今年4月から受精卵などを
除いて実施が可能になります。
これに加え、治験のための指針
が策定されれば、研究だけでな
く保険適用される医薬品の認可
にも道が開かれる事になります。

ゲノム編集技術について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
作庭の計画を策定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 CKD 緊急入院患者は体重に相関して生存率が高

 
 
 
 
 
 
 
慢性腎臓病(CKD)で緊急
入院した患者さんでは、体重が
重いほど短期的な生存率が高い
との研究結果を、東京医科歯科
大のチームが科学誌に発表しま
した。CKD患者さんは、塩分
や蛋白質の制限などで摂取カロ
リーが少なくなりやすいのです
が、入院時は、十分なカロリー
摂取と体重維持が重視される可
能性が出てきました。

CKDは、生活習慣病や加齢
等が原因で、腎臓の働きが低下
する病気です。発症しても自覚
症状がほとんどなく、進行する
と脳卒中や心筋梗塞が起こりや
すくなり、人工透析が必要にな
ることもあります。

調査は、国内の入院患者の約
半分をカバーするデータベース
を活用しました。2013~16年に
緊急入院したCKD患者さんで、
人工透析をしていない約2万60
00人を選び出し、肥満度を示す
体格指数(BMI)で四つのグ
ループに分けました。

一般的にBMIは、標準値の
22前後で死亡率が最も低くなる
とされます。今回は入院後10
0日間の生存率を調べたところ、
BMIが高いグループほど死亡
率が低いことが分かりました。

具体的には、肺炎などの感染
症を合併していない場合、BM
Iが最も低いグループ(平均18
.2)は、2番目に高いグループ
(同24.9)と比べて、死亡した
割合が、39%高いという結果が
出ました。感染症を合併してい
る場合は、82%とさらに高くな
りました。

CKDは、尿毒素などによっ
て体内で慢性的に炎症が続き、
エネルギーを失いやすい状態だ
と考えられています。同大の頼
建光教授は「緊急入院し、体に
大きな負荷がかかる状態では、
体内に蓄えられた脂肪や筋肉の
エネルギーの量が、生存率を左
右するのではないか」と話して
います。

CKDについて解説している動画

です。

 
 


 
 
負荷がかかる運動は、不可で
す。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
医薬品などの審査を行う独立
行政法人「医薬品医療機器総合
機構(PMDA)」は、遺伝子
を効率良く改変するゲノム編集
技術を使った治療の安全性を評
価するための指針を2019年度に
策定する方針を固めたのは素晴
らしい企画であると思います。
海外で医療応用が進む中、国内
でも臨床試験(治験)の開始に
備え、審査態勢を整えるのは、
外国との競争においても絶対に
必要な事項であると思います。
ただ、ゲノム編集では、狙った
遺伝子とは異なる場所に変異が
生じる恐れがあったり、ガン化
を促進したりするという話も、
以前のメルマガで紹介しました。
同機構は専門家に安全性を評価
する際の問題点の整理を依頼し
ており、その結論を踏まえて指
針を策定することは慎重な取り
組みと言えるでしょう。
慢性腎臓病(CKD)で緊急
入院した患者さんでは、体重が
重いほど短期的な生存率が高い
との研究結果を発表したのは、
偉大な業績です。CKD患者さ
んは、塩分や蛋白質の制限など
で摂取カロリーが少なくなりや
すいのですが、入院時は、十分
なカロリー摂取と、体重維持が
重視される可能性が出てきたと
いうことで、治療方針の大幅な
転換が必要になるようです。C
KDは、生活習慣病や加齢等が
原因で、腎臓の働きが低下する
病気です。発症しても自覚症状
がほとんどなく、進行すると脳
卒中や心筋梗塞が起こりやすく
なり、人工透析が必要になる事
もあります。腎機能が低下して、
クレアチニンやBUN の値が上昇
すると腎臓はエリスロポエチン
を分泌しなくなり、腎性貧血と
なります。そうなるとますます
心臓の負担が重くなり、エネル
ギー源を取り崩して心臓を働か
せようとする訳です。そのため
に体重がある人が生き延びると
いうことになるのでしょう。

てんかん発作の症状の転換点。


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