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2019-12-05 23:55:52

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診療マル秘裏話  号外Vol.1400 平成31年2月1日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)iPS 細胞由来NKT細胞を作製,頭頸部ガンに投与
2)若年女性のダイエット等の妊娠や病気への影響調査

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 )iPS 細胞由来NKT細胞を作製,頭頸部ガンに投与

 
 
 
 
 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から特殊な免疫細胞を
作り、顔や首にできる「頭頸部
ガン」の患者さんに、投与する
臨床試験(治験)を理化学研究
所と千葉大学のチームが年内に
も始める計画であることが分か
りました。

免疫力を高めて、ガン細胞の
縮小を目指す治療法で、iPS
細胞を使ったガン治療の治験は
国内では例がないという事です。

頭頸部ガンは、鼻や口、喉、
あご、耳などにできるガンの総
称で、日本ではガン全体の5%
程度を占めます。

治験を計画しているのは理研
生命医科学研究センターの古関
明彦・副センター長、岡本美孝・
千葉大教授(頭頸部腫瘍学)ら
のチームです。計画では、健康
な人のiPS細胞から免疫細胞
の一種「ナチュラルキラーT(
NKT)細胞」を作製します。
この細胞をガン患部につながる
血管に注入します。対象は手術
などが困難な再発患者さん3人
です。最初に3000万個を注入し、
副作用などを見ながら細胞数を
変えて計3回投与します。2年
かけて、安全性や効果を調べる
予定です。

NKT細胞は、自らガン細胞
を攻撃する上、他の免疫細胞を
活性化する働きを持つとされて
います。頭頸部ガンの患者さん
自身のNKT細胞を培養し患者
さんに戻す同大の臨床研究では、
1回の投与でガン細胞が最大3
~4割縮小したということです。
しかし、NKT細胞は血液中に
0.1%程度しかなく培養にも時間
がかかるため、繰り返し培養し
て投与するのは難しかったそう
です。

こうした課題を解決するため、
古関氏らは無限に増えるiPS
細胞に着目しました。人の血液
からNKT細胞を採取し、いっ
たんiPS細胞にして大量に増
やした後、再びNKT細胞に戻
す方法を開発しました。 この
細胞をマウスに投与した結果、
ガンの増殖が抑えられました。
今回の治験で安全性に問題がな
ければ、有効性を調べる治験に
移ります。肺ガン治療への応用
も検討しています。

日本ガン免疫学会理事長の河
上裕・慶応大教授の話「NKT
細胞はガンを攻撃する他の免疫
細胞を誘導する可能性も報告さ
れており、腫瘍が縮小するだけ
でなく、生存期間も延びれば、
有効な治療法となりうる」人の
iPS細胞(人工多能性幹細胞)
から作った免疫細胞「ナチュラ
ルキラーT(NKT)細胞」で
ガン治療を目指す理化学研究所・
千葉大チームの臨床試験(治験)
計画は、iPS細胞を使った新
たな「免疫療法」となる可能性
があります。

チームの岡本美孝・同大教授
によると、進行した頭頸部ガン
では、抗ガン剤と放射線を組み
合わせた治療が主に行われてい
ますが、患者さんの半数は再発
するとされ、新たな治療法が求
められているということです。

iPS細胞は、無限に増える
上、免疫細胞など狙った細胞を
作れます。青井貴之・神戸大教
授(幹細胞生物学)は「効率よ
く免疫細胞が作れるiPS細胞
を『免疫療法』に活用するのは
非常に有効だ」と話しています。
ガン治療への応用を目指した研
究は京都大などでも行われてい
ます。

iPS細胞には、「ガン化の
恐れ」という共通の課題があり
ます。 今回、投与するNKT
細胞は、元は他人の細胞のため、
ガン細胞を攻撃した後に、拒絶
反応によって排除され、ガン化
などの悪影響はないとみられて
いますが、治験で慎重に確認す
る必要があります。

iPS細胞を使った再生医療
を巡っては、昨年、京都大が国
内初の治験をパーキンソン病で
始めるなど、動きが活発化して
います。期待は大きいが、長い
目で効果や安全性を見極めてい
くことが求められます。

iPS細胞を使わない普通のNKT

細胞免疫療法の体験談の動画

です。

 
 


 
 
再生医療を最盛にする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 若年女性のダイエット等の妊娠や病気への影響調査

 
 
 
 
 
 
 
若い女性のダイエットや朝食
を抜く生活が、妊娠や女性特有
の病気に及ぼす影響を調べるた
め金沢大の藤原浩教授らの研究
チームは2019年度から実態解明
に向けた研究に乗り出します。
将来的には、こうした影響を抑
える食生活改善プログラムの提
言につなげたい考えです。

研究チームはすでに、10代後
半の女性がダイエット後、数年
にわたって月経時の痛みがひど
くなったり、朝食を抜くと月経
時におなかが痛んだりするとし
た研究論文を発表しています。
食生活の乱れが排卵や月経など
のリズムを狂わせ、不妊症や子
宮内膜症、早産、妊娠高血圧症
候群などにつながる可能性があ
ると指摘しています。

ダイエットや朝食を抜くこと
が1日のリズムを作る体内時計
を介して影響を与えると推測し
ました。特に思春期から20代前
半の女性は、生殖機能が成長・
成熟する時期のため食事の影響
は大きいとみています。

チームは2019年度、金沢大と
滋賀大の女子学生計5100人を対
象に健康診断の際、アンケート
調査を実施します。月経の周期、
月経に伴う痛みの有無のほか、
ダイエット経験やその方法、時
期、体重変化、ダイエット後の
月経の状態などを回答してもら
います。金沢大病院では妊婦へ
のアンケートを行い、月経時の
痛みと、ダイエットや朝食を抜
くこととの関係などを尋ねます。

マウスを使った実験も行って、
餌を食べる時間帯の変化などに
よって、生殖のリズムや機能に
与える影響を調べ、発症メカニ
ズムの解明も目指します。

武谷雄二・東京大名誉教授(
産婦人科学)の話「ダイエット
などで極端に食事の量を減らす
と無月経になるが、不規則な食
事も体内時計が乱れることで、
月経不順や不妊などの原因にな
り得る。働く女性が増えるなか、
研究の意義は大きい」

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
聖職者でも生殖行為はする。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から特殊な免疫細胞を
作り、顔や首にできる「頭頸部
ガン」の患者さんに、投与する
臨床試験(治験)を、開始する
計画であることが明らかになっ
たことは喜ばしいことです。N
KT細胞は自らガン細胞を攻撃
する上、他の免疫細胞を活性化
する働きを持つとされていて、
頭頸部ガンの患者さん自身のN
KT細胞を培養し患者さんに戻
す同大の臨床研究では、1回の
投与でガン細胞が最大3~4割
縮小したというのは素晴らしい
業績です。しかし、NKT細胞
は血液中に、0.1%程度しかなく
培養にも時間がかかるため、繰
り返し培養して投与するのは難
しいと考えられて来ましたが、
一端、iPS 細胞にする事で培養
の問題を突破するとは、ユニー
クでエレガントな手法であると
思います。
若い女性のダイエットや朝食
を抜く生活が、妊娠や女性特有
の病気に及ぼす影響を調べるた
め、2019年度から実態解明に向
けた研究に乗り出すことは喜ば
しいことです。若い人は、良き
につけ、悪しきにつけ、無茶を
する傾向にあります。若さゆえ
に無茶をしても、それほど健康
に悪影響がでないため、益々、
その傾向が加速する可能性があ
ります。女性の場合、特にダイ
エットや朝食を抜く生活という
全く無謀と言える生活が、出産
のリスクを押し上げるという事
につながっているのではないで
しょうか?ダイエットや朝食を
抜くことが1日のリズムを作る
体内時計を介して影響を与える
と容易に推測される上に、特に
思春期から20代前の女性は生殖
機能が成長・成熟する時期のた
め食事の影響は大きいと考える
のは、ごく普通のことだと思わ
れます。

容易に用意をする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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