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2018-11-01 23:32:05

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診療マル秘裏話   号外Vol.1058 平成29年12月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)研究者の手の動きを再現可の人型ロボット で創薬
2)他人の細胞から作った組織を移植して修復する

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 研究者の手の動きを再現可の人型ロボット で創薬

 
 
 
 
 
 
研究者らの手の動きを再現で
きる人型ロボットを使って、人
手が少ない、大学の創薬研究を
支援する事業を、日本医療研究
開発機構(東京)などが始めま
した。

膨大な種類の新薬候補の効果
を試す工程に要する時間を、従
来の半分程度に短縮できる可能
性があります。コスト減によっ
て医療費の抑制にもつながると
期待されています。

創薬研究では、病気の原因に
なる細胞等に様々な種類の新薬
候補となる物質を、ふりかけて
効果を試します。その際、細胞
を一定量ずつ小分けにしたり、
細胞の培養液を交換したりする
工程は全て手作業で行われてき
ました。こうした手間が、製薬
会社に比べて、マンパワーが少
ない大学で、新薬開発が進みに
くい一因になっていました。

支援事業で使うのは、慶応大
が2機保有する人型ロボット「
まほろ」。人間と同じように2
本の腕を持ち、スポイトのよう
な器具などを使って細胞の小分
けを含む、細かい作業を正確に
代行します。

機構は、支援を希望する大学
を募って実験用の細胞を預かり、
ロボットを使って新薬候補を探
る作業を慶大に委託します。

慶大の試算では、1500種
類の新薬候補を試す場合、人の
手では1、2か月かかる工程が、
2週間程度で済みます。大学が
新薬候補を絞り込んで製薬企業
に示す事で、1000億円以上
かかることもある新薬の開発費
を抑制できるということです。

今年度の支援対象は、筋肉や
神経の難病を研究する関東の大
学です。機構は、この大学から
実験用の細胞を預かり、慶大に
委託します。12月6日に作業を
開始しました。来年度以降、年
間で最大5件程度の創薬研究の
支援を目指すそうです。

機構の岡田正路・創薬コーデ
ィネーターは「大学は、採算が
見込めないため製薬企業が二の
足を踏む希少難病の創薬にも取
り組んでおり、ロボットが役立
つはずだ」と話しています。

まほろ:産業技術総合研究所と
産業用ロボットメーカーが開発
した人型ロボット。2本の腕で
実験用の器具や装置を熟練の研
究者並みの技量で扱う。神戸市
の眼科専門施設「神戸アイセン
ター」でも導入される予定で、
治療に使うiPS細胞(人工多
能性幹細胞)の増殖作業を担う。

ヒト型ロボットまほろについて

解説している動画です。

 
 


 
 
再三再四、採算のことを問う。


 
 
 
 
 
 
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2】 他人の細胞から作った組織を移植して修復する

 
 
 
 
 
 
膝関節の軟骨を損傷した患者
さんに、他人の細胞から作った
組織を移植して、修復する臨床
試験(治験)を始めたと、大阪
大の中村憲正招聘(しょうへい)
教授らの研究グループが12月6
日発表しました。実用化されれ
ばスポーツで受けた外傷の治療
や、変形性関節症の予防につな
がると期待されます。 関節の
軟骨は、衝撃を吸収したり滑ら
かな運動を可能にしたりします
が、損傷すると有効な治療法が
ありませんでした。 研究グル
ープは、関節内側の滑膜に含ま
れる「間葉系幹細胞」を培養し、
人工組織を開発しました。損傷
した部分に移植すれば、軟骨が
修復される上、他人の細胞から
組織を作ることで患者さんの体
への負担を小さくし、コストも
削減できるという事です。治験
はバイオベンチャー企業「ツー
セル」(広島市)が実施します。
他人の細胞を使った移植と従来
の治療法を、計70人に実施して
検証します。1例目の手術は11
月29日、20代の男性に行いまし
た。中村さんは治験について「
3年間で終了させたい」と話し
ています。

変形性膝関節症の幹細胞による

再生医療についての動画です。

 
 


 
 
懸賞金を検証する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
研究者らの手の動きを再現で
きる人型ロボットを使って、人
手が少ない、大学の創薬研究を
支援する事業をはじめたのは、
素晴らしい試みであると私は、
考えています。大学病院の医師
は、3足の草鞋を履くと言われ
ていて、臨床、研究、教育が、
その3足の草鞋とされています。
臨床だけでも、患者さんは普通
の病院で治療困難な人が紹介さ
れてくる訳ですから、ものすご
い労力を要します。その上研究
教育となると幾ら時間があって
も足りません。そこで、研究者
の動きを再現できるロボットが
あれば、研究にかかる労力が、
節約できるという寸法です。
膝関節の軟骨を損傷した患者
さんに、他人の細胞から作った
組織を移植して、修復する臨床
試験(治験)を始めたというの
は、素晴らしいことです。スポ
ーツで受けた外傷の治療や、変
形性関節症の治療・予防に大き
な役割を果たすことが期待され
ます。本当に膝の痛みに苦しむ
人は多いので、その苦しみのせ
いで、生まれている経済損失を
取り戻すことになるでしょう。
治験はバイオベンチャー企業が
行うというのも斬新な気がしま
す。アメリカのバイオペンチャ
ーに負けない働きをお願いした
いと思います。

際限なく、研究成果を再現す
る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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