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2019-11-08 22:18:13

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診療マル秘裏話  号外Vol.1377 平成31年1月5日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)肝臓が傷ついた際、脳の信号で急速再生を促す
2)膀胱粘膜に慢性的な炎症が起こる間質性膀胱炎

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 肝臓が傷ついた際、脳の信号で急速再生を促す

 
 
 
 
 
 
 
肝臓が手術などで大きく傷つ
いた際、脳が信号を出して急速
な再生を促す仕組みを東北大の
研究チームが解明しました。肝
臓ガンなどの手術や治療に役立
つ可能性があるということです。
論文は12月14日までに、英科学
誌ネイチャー・コミュニケーシ
ョンズ電子版に掲載されました。
肝臓は大きなダメージを負う
と急速な再生が起きることは知
られていましたが、その仕組み
は詳しく分かっていませんでし
た。
東北大大学院医学系研究科の
今井淳太准教授らがマウスで行
った実験では、肝臓が傷つくと、
自律神経を通じて脳からの信号
が肝臓に届き肝臓内の免疫細胞
を刺激することが判明しました。
この免疫細胞が分泌する物質に
より、肝臓の急速な再生が進む
ことが分かりました。自律神経
を切除すると生存率が低下した
ということです。

肝臓デトックスについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
不名誉な藩名が判明した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 膀胱粘膜に慢性的な炎症が起こる間質性膀胱炎

 
 
 
 
 
 
 
悪性腫瘍や感染、結石などが
ないのに、膀胱の粘膜に慢性的
な炎症が起こる「間質性膀胱炎」
は女性に多い病気です。しかし、
東京大学医学部付属病院(東京
都文京区)泌尿器科の野宮明助
教は、「泌尿器科の別の病気と
診断され治療されているケース
も少なくありません」と指摘し
ています。間質性膀胱炎の主な
症状は頻尿や膀胱痛、下腹部の
違和感、性器痛などです。排尿
を我慢すると膀胱痛が強くなり
ます。膀胱のすぐ後ろには直腸
があるため、便秘になったり、
排便の時に膀胱が痛くなったり
もします。

野宮助教は「決定的な原因は
不明ですが何らかの理由で膀胱
の粘膜のバリアーが壊され炎症
が起こるのではないかと考えら
れています。免疫異常や老化が
関係しているという指摘もあり
ます」と話しています。この他、
介護など精神的なストレスなど
が原因として考えられます。炎
症が進むと、膀胱が硬くなって
萎縮し、極端な頻尿や膀胱内か
らの尿の逆流で腎機能が低下す
る恐れもあります。

間質性膀胱炎には粘膜がただ
れる「ハンナ型」と、ただれが
見られない「非ハンナ型」があ
ります。日本の高齢者はハンナ
型、若い人は非ハンナ型が多い
ようです。ただ、「女性は過活
動膀胱や難治性膀胱炎、男性は
慢性前立腺炎と診断され、満足
な治療を受けられていないこと
も少なくありません」と野宮助
教は診断の重要性を強調します。
間質性膀胱炎が疑われたら、超
音波やコンピューター断層撮影
(CT)で、他の病気がないか
確認し、治療も兼ねた膀胱を水
で膨らませる「膀胱水圧拡張術」
で膀胱容量の低下や粘膜の出血
など特徴的な症状がないか調べ
ます。膀胱内視鏡でただれが見
つかれば、電気メスやレーザー
で削ったり焼いたりします。

患者さんに対し野宮助教は「
ストレスや冷え、辛い食品など
は症状を悪化させます」と注意
を促します。 尿が濃くなると
膀胱を刺激するので適度に水分
を取ります。漢方薬やサプリメ
ントは医学的な根拠に乏しいも
のや、刺激物が含まれるものも
あります。

間質性膀胱炎は、症状がさま
ざまで個人差も大きいとされて
います。そのため、初診時には
症状や経過、最も困っている事、
トイレの回数、排尿量を記録し
たメモを持っていくとよいでし
ょう。日本間質性膀胱炎研究会
のホームページには、診療に応
じる医療機関と、医師の名前が
掲載されています。

間質性膀胱炎について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
医師の意思が石の様に固くな
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
肝臓が手術などで大きく傷つ
いた際、脳が信号を出して急速
な再生を促す仕組みを東北大の
研究チームが解明したのは偉大
な業績です。肝臓の急速な再生
の仕組みは、肝臓自身の性質に
よるものと私は認識していまし
たが、それは全くの誤りである
ことが良く分かりました。マウ
スで行った実験では、肝臓が傷
つくと、自律神経を通じて脳か
らの信号が肝臓に届き肝臓内の
免疫細胞を刺激することが判明
し、この免疫細胞が、分泌する
物質により、肝臓の急速な再生
が進むことが分かったという事
ですから本当に意外な結果と言
う他、ないようです。
悪性腫瘍や感染、結石などが
ないのに、膀胱の粘膜に慢性的
な炎症が起こる「間質性膀胱炎」
は女性に多い病気で、決定的な
原因は不明ですが何らかの理由
で膀胱の粘膜のバリアーが壊さ
れ炎症が起こるのではないかと
考えられていて免疫異常や老化
が関係しているという指摘もあ
るそうなので、まだまだ分かっ
ていない部分がある病気なのだ
と認識しました。ストレスや冷
え、辛い食品などは症状を悪化
させるようで、このような要因
はできるだけ避けることが必要
になると思われます。尿が濃く
なると膀胱を刺激するので適度
に水分を取る必要がありそうで
す。

 
廊下で老化について議論する。


 
 
 
 
 
 
 
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