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診療マル秘裏話   Vol.728  平成29年11月22日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)1万人心不全患者対象の実態調査を開始と発表
2)下肢捻れストレスが足と骨盤間の相対捻れ量に相関

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 1万人心不全患者対象の実態調査を開始と発表

 
 
 
 
 
 
 
日本人の死因の大きな割合を
占める心不全の予防や、治療法
開発に役立てるため、日本循環
器学会などは10月31日、これま
で、分かりにくいとされてきた
病気の定義を新たに作成し、1
万人の患者さんを対象とした実
態調査を始めると発表しました。

心臓病はガンに次ぐ死因の第
2位です。そのうち最も多いの
が心不全です。高血圧や心筋症
などが原因で、全身に血液を送
り出すポンプ機能が損なわれ、
悪化と改善を繰り返しながら進
行し、死に至る病気の総称とし
て使われてきました。65歳以上
で急増し推計患者数は100 万人
とされています。高齢化に伴い
患者数は増える見込みです。

心不全について解説している

動画です。

 
 


 
 
 
創傷の種類を総称した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 下肢捻れストレスが足と骨盤間の相対捻れ量に相関

 
 
 
 
 
 
 
東京農工大学は、通常歩行中
に生じる下肢の捻じれストレス
が、足部と骨盤のあいだの相対
的な捻れ量に相関することを明
らかにしたと発表しました。

同研究は、東京農工大学大学院
工学研究院の身心一体科学研究
チームの跡見順子客員教授、大
川孝浩社会人博士と、帝京科学
大学・理学療法学科の跡見友章
准教授、JAXAの長谷川克也研究
員らの共同研究グループによる
もので、同研究成果は、「Gait
and Posture」に掲載されるの
に先立ち、9月10日にWeb上で、
掲載されました。人間は、歩行
時に骨盤や大腿骨、脛骨などそ
れぞれが回旋運動をしており、
接地時、足が外側に、回旋する
傾向があります。一方、床面と
足底間で生じる摩擦を利用して
推進力を得ていますが、その際
足の回旋運動を止めようと反対
向きの力がかかっています。

コラーゲンから成る骨は、捻じ
れストレスに対して、力学的に
脆弱であることが知られており、
同研究グループは捻じれストレ
スの指標として、回転する力の
強さであるフリーモーメント(F
M)に着目しました。近年ではFM
が大きくなってしまうと、長距
離ランナーの脛骨疲労骨折や、
脛骨の捻じれ変形と関係がある
ことが報告されていますが、FM
が大きい、または小さい歩き方
の特徴は不明だったため、三次
元動作解析装置を用いて研究が
行われました。

同研究グループが解析した歩行
パラメータによると、足部と骨
盤間の相対的な捻じれ量だけが
FMの大きさに影響を及ぼし、そ
の捻じれ量が少ないとFMが大き
くなることが分かりました。ま
た、足部と骨盤間の相対的な捻
じれ運動は足が身体を支えてい
る際に起こり、主に股関節を内
側に向かって,回旋させる運動(
内旋運動)で行われています。

つまり歩行中、反対の足へ重心
が移る頃に股関節で内旋運動が
生じない場合は、下肢に生じる
捻じれストレスが大きくなって
しまうことが明らかになりまし
た。この結果は、この足底部に
生じる捻れストレスの指標とな
るFMが、股関節の柔軟性と関係
することを示唆しており、股関
節の柔軟性が少ないほど下肢へ
捻れストレスが増大する傾向が
あることが分かりました。足底
と股関節は、距離的に遠いので
関係なさそうですが、股関節の
柔軟性や使い方に問題があると、
足底に加わった捻れの力が、膝
関節に影響を与え、変形を引き
起こす可能性が考えられるとい
うことです。

今後は、継続した研究により、
脛骨や大腿骨の捻じれが強くな
る小児麻痺患者特有の歩き方の
解明や、健康寿命の延長に役立
つロコモティブ症候群予防など、
疾患に対するリハビリテーショ
ンの一助となることが期待され
るということです。

脳性まひの男の子のビフォーア

フターの動画です。

 
 


 
 
園長がパーティー時間の延長
を申し出る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
日本人の死因の大きな割合を
占める心不全の予防や、治療法
開発に役立てるため、これまで、
分かりにくいとされてきた病気
の定義を新たに作成し、1万人
の患者さんを対象とした、実態
調査を始めると発表したのは、
喜ばしいことです。 高血圧や
心筋症などが原因で全身に血液
を送り出すポンプ機能が損なわ
れ、悪化と改善を繰り返しなが
ら進行し、死に至る病気の総称
として心不全という病名が使用
されてきました。簡単に言うと
心臓が働けなくなっている状態
と言えましょう。 実態調査の
結果を踏まえて、心不全の予防
や治療法開発に精進努力して頂
きたいものです。
常歩行中に生じる下肢の捻じ
れストレスが、足部と骨盤のあ
いだの相対的な捻れ量に相関す
ることを明らかにしたと発表し
たのは、偉大な業績です。歩行
中、反対の足へ重心が移る頃に
股関節で、内旋運動が生じない
場合は、下肢に生じる捻じれス
トレスが大きくなってしまい、
その結果、この足底部に生じる
捻れストレスの指標となるFMが、
股関節の柔軟性と関係すること
を示唆しており、股関節の柔軟
性が少ないほど下肢の捻れスト
レスが増大する傾向があること
が分かったということですので、
股関節が固い人は、下肢の捻れ
ストレスが増大して、脛骨疲労
骨折や、脛骨の捻じれ変形即ち
変形性膝関節症を起こしかねな
いということでしょう。

携行するモバイル機器の出来
如何で、通信が成功する傾向が
噂される。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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