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2019-10-11 01:05:20

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診療マル秘裏話  号外Vol.1352 平成30年12月7日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)幻視を起こすことが多い「レビー小体型認知症」
2)加齢による髪内部構造乱れを修復する新化合物

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 幻視を起こすことが多い「レビー小体型認知症」

 
 
 
 
 
 
 
 
認知症と言えば、物忘れなど
の認知機能障害が頭に浮かびま
す。しかし、認知症にはいくつ
か種類があり、発症当初は認知
機能障害を伴わないものもあり
ます。そうした認知症の一つで
ある「レビー小体型認知症」を
発見した横浜市立大学(横浜市)
医学部の小阪憲司名誉教授に話
を聞きました。 レビー小体型
認知症は神経細胞にできた特殊
な蛋白質である「レビー小体」
が、思考をつかさどる大脳皮質
や、呼吸や血液の循環に関わる
脳幹に多く集まり、神経細胞を
壊してしまうことで発症します。
初期には、実際にないものが
見える「幻視」を起こすことが
多いとされています。うつ症状
の他、筋肉のこわばりや動作が
遅くなるといったパーキンソン
病のような症状が、表れるのも
特徴です。

小阪名誉教授は「物忘れなど
の認知機能障害から始まること
は少ないため、誤診されるケー
スが多くあります。他の病気と
同様、早期発見、早期治療が、
重要ですが認知機能だけに焦点
を当てていると病気を見逃しか
ねません」と指摘しています。

日本で発見された病気である
だけに、治療の研究も進んでい
ます。2014年には、世界に先駆
けて「アリセプト(ドネペジル)」
というアルツハイマー型認知症
に使う薬がレビー小体型の治療
にも使えるようになりました。
ただし、認知機能障害が出てか
ら治療を始めても、既に病気は
進行しているため、症状の改善
は難しいということです。

「認知症には幻視やうつ症状、
運動機能障害など、物忘れ以外
にもさまざまなサインがあると
知っておくことが早期発見につ
ながります。認知症は人ごとで
はなく、家族や自分自身を含め、
誰もがなり得る病気と捉える事
も大切です」と小阪名誉教授は
強調しています。

認知症は、精神科や神経内科
を受診するのが一般的ですが、
すべての医師がレビー小体型認
知症を的確に診断するのは難し
いという事です。小阪名誉教授
は「受診の際は、レビー小体型
認知症の専門医師の一覧を参考
にしてほしい」と話しています。

レビー小体型認知症について、

解説している動画です。

 
 


 
 
協調体制を強調する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 加齢による髪内部構造乱れを修復する新化合物

 
 
 
 
 
 
 
 
ミルボンは、加齢によって生
じる髪内部の構造乱れを修復す
る新化合物を開発しました。毛
髪との結合力が強く健康な毛髪
に近いジスルフィド結合(SS
結合)を多く含む素材で、毛髪
を形成する規則的なマクロフィ
ブリル構造を再生し従来のケア
では対処できなかったハイエイ
ジング毛を改善できる事を確認
しています。 今後、同成分を
配合した商品開発に取り組み、
若々しい毛髪を維持したい女性
に向けた商品展開を拡充してい
きます。

新化合物は、難溶性のマトリ
ックス由来蛋白質(MX)に水
溶性のケラチン蛋白質であるS
-カルボキシメチルアラニルジ
スルフィドケラチン(CMAD
K)を反応させて可溶化した化
合物「MX-CMADK」です。
KRA羊毛研究所の新井幸三所
長との共同研究成果です。CM
ADKは羊毛のミクロフィブリ
ル蛋白質から合成し、同社が毛
髪強度の向上や傷んだ髪を補修
する成分として使用しています
が今回はより分子量が低いマト
リックス蛋白質から合成しまし
た。分子量が小さいことから毛
髪内部への浸透性が高く、SS
結合をより多く含むため毛髪と
の結合力に優れます。

ミルボンは延べ2000人を超え
る毛髪の加齢変化に関する大規
模調査を実施しました。白髪や
毛髪の太さなど加齢にともなう
変化が50代以降で急激に進行す
ることを見いだし、さらに毛髪
の微細構造の調査を進めました。

毛髪の大部分を占めるコルテ
ックスにはマクロフィブリルと
いうミクロフィブリルとマトリ
ックス蛋白質で構成されている
細胞が並びます。 大型放射光
施設SPring-8内の兵庫
県ビームラインでマイクロビー
ムX線小角散乱法(μ-SAX
S)による毛髪構造を解析した
所、50代以降でマトリックスの
消失による、マクロフィブリル
構造の乱れを発見しました。マ
トリックスは40代まではほとん
ど変化がなく、カラーなどのダ
メージではみられないことから
50代のハイエイジング毛でみら
れる現象と考えられます。

内部構造が乱れたハイエイジ
ング毛に、MX-CMADKを
処理したところ、マトリックス
が回復してミクロフィブリルの
不規則性が改善し、ミクロ構造
が修復されることが示されまし
た。これまでは減少した成分を
補給するケアが主流でしたが、
毛髪内部構造を再生するという
一歩先のケアができると期待さ
れます。

毛髪の基礎知識について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
開腹手術から回復する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
レビー小体型認知症は、神経
細胞にできた特殊な蛋白質であ
る「レビー小体」が、思考をつ
かさどる大脳皮質や呼吸や血液
の循環に関わる脳幹に多く集ま
り、神経細胞を壊してしまう事
で発症します。 この「レビー
小体」はパーキンソン病の際に
も認められることが分かってお
り、レビー小体型認知症とパー
キンソン病は、類縁の疾患だと
言われています。そのため筋肉
のこわばりや動作が遅くなると
いったパーキンソン病のような
症状が、現れるとされています。
初期には、実際にないものが見
える「幻視」を起こすことが多
いのですが、幻視も精神病特に
統合性失調症で認められること
が多いので、統合性失調症と間
違えて、精神神経科に連れてゆ
かれ、メジャートランキライザ
ー(鎮静剤)を投与されるも効
かず、投与量が多くすればする
ほど、幻視がひどくなると言っ
たこともあるのです。高齢者で
幻視を認めた場合はレビー小体
型認知症を考えて、神経内科を
受診するのがよろしいでしょう。
加齢によって生じる髪内部の
構造乱れを修復する新化合物を
開発したのは画期的な業績です。
新化合物は、難溶性のマトリッ
クス由来蛋白質(MX)に、水
溶性のケラチン蛋白質であるS
-カルボキシメチルアラニルジ
スルフィドケラチン(CMAD
K)を反応させて可溶化した化
合物「MX-CMADK」であ
り、CMADKは羊毛のミクロ
フィブリル蛋白質から合成し、
同社が毛髪強度の向上や傷んだ
髪を補修する成分として使用し
ていますが、今回はより分子量
が低いマトリックス蛋白質から
合成したということで、分子量
が小さいことから毛髪内部への
浸透性が高く、SS結合をより
多く含むため毛髪との結合力に
優れていると良いことづくめの
新成分と言えましょう。50代の
ハイエイジング毛で、みられる
現象をケアーできるのは素晴ら
しいと考えられます。 50代の
女性にとっては、発売が待ち遠
しいのではないでしょうか?

マトリックスが減少する現象
をケアーする。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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