最近の号外Vol.1368メルマガ

2019-10-28 22:08:12

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  号外Vol.1368 平成30年12月25日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)B型肝炎の根本治療薬の候補を発見したと発表
2)脚の筋肉細胞を使い,心臓病を治療する細胞シート

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 B型肝炎の根本治療薬の候補を発見したと発表

 
 
 
 
 
 
 
B型肝炎で根本治療薬の候補
が見つかったと、東京大の研究
チームが発表しました。 研究
成果は、米医学誌に掲載されま
した。

B型肝炎は、ウイルス感染に
よって肝臓が炎症を起こす病気
です。国内の持続感染者は推計
で100万人以上、この内、発
症者は約7万人とされています。
現在使われている薬では、ウイ
ルスの増殖を抑えることができ
ても、ウイルスそのものを除去
することは難しいと言われてい
ます。

研究チームは、ウイルスの蛋
白質と肝臓細胞の蛋白質が結び
つくことで、ウイルスの増殖が
始まることに注目しました。結
びつきを邪魔する物質を探すた
め、すでに別の用途で使われて
いる薬約800種類を調べまし
た。その結果、米国で認可され
ている抗寄生虫薬「ニタゾキサ
ニド」に、ウイルスの増殖を抑
えるだけでなく、減らす効果が
あることを確認しました。

研究をとりまとめた東大講師
の大塚基之さんは「効果を最大
にする方法などを検討した上で、
実用化の可能性を探っていきた
い」と話しています。

B型慢性肝炎について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
方法について解説して、ほう
ほうの体で逃避した。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 脚の筋肉細胞を使い,心臓病を治療する細胞シート

 
 
 
 
 
 
 
厚生労働省は脚の筋肉の細胞
を使って心臓病を治療する細胞
シート「ハートシート」につい
て有効性を検証するための期間
(5年)を3年延長することを
決めました。期間内に患者さん
60人分の症例を集める事が本格
承認の条件でしたが、十数人分
しか集まっておらず、有効性を
判断するのは難しいと判断しま
した。

ハートシートは、医療機器大
手「テルモ」が製造・販売して
います。再生医療製品をいち早
く患者さんに届ける目的で作ら
れた制度を適用した1例目とし
て、2015年に承認されました。

同制度は、少ない症例でも有
効性を推定できれば条件付きで
承認し、その後に症例数を増や
して有効性を調べ、本格承認す
る仕組みです。しかし、テルモ
とシートを使う医療機関の間の
契約手続きに時間がかかり症例
数を増やせなかったということ
です。

承認前の臨床試験(治験)で
は、患者さん7人のうち5人に
心機能の悪化を食い止める効果
があったとしていました。

5年前のシート移植について

解説している動画です。

 
 


 
 
制度の精度を上げる。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
B型肝炎で根本治療薬の候補
が見つかったと発表したのは、
偉大な業績です。C型肝炎につ
いては、90%以上の確率で治す
高価な薬が登場し、ほとんどの
例で高額療養費の制度を利用し
て、治療を行っています。今度
はB型肝炎の番だと思います。
B型肝炎は、現在使われている
薬では、ウイルスの増殖を抑え
ることができても、ウイルスそ
のものを除去することは難しい
と言われています。  しかし、
この根本的治療薬の候補がB型
肝炎を完治することになれば、
患者さんにとっては大きな福音
と言えるでしょう。
厚生労働省は脚の筋肉の細胞
を使って心臓病を治療する細胞
シート「ハートシート」につい
て有効性を検証するための期間
(5年)を3年延長することを
決めたということですがテルモ
とシートを使う医療機関の間の
契約手続きに時間がかかり症例
数を増やせなかったというのも
残念な話です。患者さんのこと
を第一に考えれば、契約を簡素
なものにして、症例を増やすと
いう方策をとることが条件付き
承認から本格承認に至る近道で
あったと思われるからです。ど
んなに有効な治療法であっても、
このように医療以外の所でつま
ずくことで、貴重な時間を浪費
することは極めて残念という他
ありません。

症例を増やすことを奨励する。


 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント