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2019-10-03 00:48:44

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診療マル秘裏話    Vol.727  平成29年11月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)iPS細胞由来心臓シートで致死性不整脈再現に成功
2)動物体内で、人の臓器を作る基礎的研究を容認

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 iPS細胞由来心臓シートで致死性不整脈再現に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作製した心臓のシ
ートで「致死性不整脈」の再現
に成功したと京都大iPS細胞
研究所などのチームが発表しま
した。

様々な病気の治療薬を開発す
る際、不整脈の副作用が起きな
いか調べる手法に活用が期待さ
れます。 国際科学誌に論文が
掲載されました。

不整脈は心臓の電気が乱れ、
拍動に異常が起こる症状です。
心臓が原因の突然死は年間約2
万例ありますが、多くは重症の
致死性不整脈が原因とみられて
います。

チームの山下潤・同研究所教
授らは、iPS細胞を使い心臓
の筋肉(心筋)の細胞と、不整
脈を起こしやすい人の心臓に多
い、「線維芽細胞」の2種類を
作製しました。これらを混ぜて
培養し、細胞5~6個分の厚み
を持つシートを作りました。

このシートに不整脈を引き起
こす薬剤を加えた所、致死性不
整脈に特有の電気の乱れが生じ
ることを確認できたということ
です。山下教授は「致死性不整
脈が起きる仕組みの解明や治療
薬の開発にもつながる可能性が
ある」と話しました。

柴祐司・信州大教授(循環器
内科)の話「心臓の状態をどこ
まで反映するのか検証が必要だ
が、不整脈が起きるために開発
中止になる薬も多く、安全性を
調べる方法として有望だ」

致死性不整脈について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
繁栄の利益を庶民に反映する。


 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 動物体内で、人の臓器を作る基礎的研究を容認

 
 
 
 
 
 
 
 
動物の体内で人の臓器を作る
研究について文部科学省の専門
委員会は10月24日、適切なルー
ルや厳格な管理体制の下であれ
ば「基礎研究に限り容認し得る」
とする見解をまとめました。主
に病気の人に移植する、臓器の
作製を目指す研究ですが、現時
点では安全性に懸念があり、作
った臓器を人に移植することは
「考えられない」と否定しまし
た。

今後、動物の体内で人の脳神
経、精子、卵子を作ることや、
霊長類を使うことを認めるかに
ついて議論し、本年度中に報告
書をまとめます。文科省は、20
18年度に指針を改正する方針で、
研究が解禁される見通しです。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
私信の書き方の指針を示す。


 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
人のiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作製した心臓のシ
ートで「致死性不整脈」の再現
に成功したと発表したのは偉大
な業績です。様々な病気の治療
薬を開発する際、不整脈の副作
用が起きないか調べる手法に、
活用が期待されると言うことで
これまでは、沢山の実験動物を
使って起こる確率の低い致死性
不整脈を観察するというコスト
パフォーマンスに難のある手法
を用いるしかなかった所ですが
人のiPS細胞(人工多能性幹
細胞)から作製した心臓のシー
トという武器によって創薬方法
がかなり変わるものと推測して
います。ただし、心臓の状態を
どこまで反映するのか、検証が
必要であることは、言うまでも
ありません。
動物の体内で人の臓器を作る
研究について適切なルールや、
厳格な管理体制の下であれば「
基礎研究に限り容認し得る」と
する見解をまとめたのは、臓器
移植に向けて一歩前進という事
でしょう。現時点では安全性に
懸念があり、作った臓器を人に
移植することは「考えられない」
と否定するのは、止むを得ませ
んが、基礎的研究が進み、障害
となる安全性の懸念がクリアー
できれば、ぜひ臓器移植の臨床
に用いる方向で考えて頂きたい
ものです。なにせ、移植臓器の
ドナー不足で、移植医療は停滞
していると言っても過言ではな
いからです。臓器提供を受ける
レシピエントの命がかかってい
るということを十分考慮して頂
きたいと思います。

厳格な試験中に幻覚を見る。


 
 
 
 
 
 
 
 
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