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診療マル秘裏話 Vol.413 平成23年10月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) そううつ病やうつ病の発症の原因を探る
2) 鼻の奥にある神経幹細胞の血糖降下作用

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 そううつ病やうつ病の発症の原因を探る

 
 
 
 
発症のメカニズムがほとんど
解明されていない、そううつ病
やうつ病について藤田保健衛生
大(豊明市)は、約5000人
の遺伝子サンプルを使って発症
の原因を探る研究を始めます。
サンプル数は同種の研究とし
て世界最大規模といい原因解明
や治療薬開発につなげたいと話
しています。

担当の医学部の岩田仲生教授
によると、そう状態とうつ状態
を繰り返すそううつ病は遺伝、
うつ病は遺伝と周囲の環境要因
が発症に強く影響していると考
えられているということです。

うつ病については、遺伝子の
サンプル解析に加え、協力者の
ストレスの具体的内容や酒量、
喫煙量、勤務時間なども定期的
に調べます。

岩田教授は「成果主義の導入
や雇用の不安定化など、近年の
患者数の増加についてさまざま
な要因が指摘されているが、科
学的根拠がなかった。 発症に
影響する遺伝子的要因や、スト
レス内容が解明されれば、予防
や治療も進む。より暮らしやす
い社会になるように研究を役立
てたい」と話しています。

厚生労働省や警察庁によると、
うつ病などを含む気分障害の
患者数は増加を続け、08年に
初めて、100万人を突破しま
した。気分障害は年間3万人を
超す自殺者数の約4割に関連し
ているとみられています。対策
が急がれていますが、科学的な
原因究明は進んでいませんでし
た。

広島大などとの共同研究で、
複数の企業や団体の協力を得て
実施されます。

うつ病の患者さんに関する動画です。



 
 
 
 
 
 
うつ病を打つ討つ撃つ。笑

 
 
 
 
 
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2】 鼻の奥にある神経幹細胞の血糖降下作用

 
 
 
 
糖尿病のラットを使った実験
で、鼻の奥にある神経幹細胞を
採取して、膵臓(すいぞう)に
移植するとインスリンが生成し、
血糖値が下がったと、産業技術
総合研究所(茨城県つくば市)
などの研究チームが10月7日、
発表しました。

人間の糖尿病の治療につなが
る可能性があり、チームは、
「他人の膵臓の組織を移植した
際に起きるような拒絶反応がな
く臓器提供者不足の問題も解消
できるのではないか」と話して
います。

脳などにあり、神経のもとに
なる神経幹細胞が神経細胞へ
と成長する過程で働く遺伝子が、
膵臓にある別の細胞ではインス
リンの生成に関わっていること
がすでに分かっています。チー
ムは、ラットの脳と、嗅覚にか
かわる鼻の細胞から、それぞれ
神経幹細胞を取り出し、2週間
培養しました。ラットの膵臓に
移植したところ、いずれも神経
細胞に成長しインスリンを生成
していることが分かりました。

生活習慣病とされる、2型の
糖尿病を発症する実験用ラット
は、細胞を移植すると2カ月後
には、血糖値がほぼ正常値まで
低下しました。その後、移植し
た細胞を除去すると血糖値は急
に上がり状態が悪くなりました。

鼻の細胞は内視鏡などを使っ
て採取が、比較的簡単なため、
医療に応用しやすいということ
です。チームは今後、豚や猿等、
人間に近い動物で実験します。

糖尿病のある人生に関する動画

です。



 
 
 
 
 
猿が去る。笑

 
 
 
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編集後記

8月末にうつ病(古典的うつ
病)が血液検査で診断可能とな
るニュースがでました。 その
研究を実施していたのが広島大
でした。ですから今回もうつ病
の壮大な臨床研究に参画されて
いるのでしょう。客観的指標を
もとに診断し遺伝的環境的要因
を総合的に、解析しようという
ものだと理解しました。数年前
まではこのような動きは無かっ
たように思います。さらに将来
的には、うつ病だけでなく他の
精神疾患例えば、統合性失調症
などにもこの動きは拡大されて
いくものと認識しています。
糖尿病の治療法として、幹細胞
を集めるのは内視鏡で容易にで
きるとありますが、人間に必要
な幹細胞を集めるのは、本当に
容易でしょうか?もし難しいの
であれば、遺伝子の背景が分か
っているので、骨髄幹細胞から
神経幹細胞に分化(これが可能
かどうかは分かりません)させ
たり、iPS 細胞から神経幹細胞
に、分化させたりして、遺伝子
治療に切り替えるという選択肢
を考慮されてはいかがでしょう
か?いずれにせよ血糖値を減少
させるのに成功したことは動物
実験とはいえ画期的発見と言え
ましょう。

三角関係に参画。笑

 
 
 
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