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診療マル秘裏話 号外Vol.156 平成27年2月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)糖尿病性網膜症やアトピー性皮膚炎の悪化・慢性化に関与の蛋白質
2)加齢黄斑変性(AMD) の新治療法を、マウス実験で開発したと発表

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 糖尿病性網膜症やアトピー性皮膚炎の悪化・慢性化に関与の蛋白質

 
 
 
 
 
 
リボミック(東京都港区)は
この程、自社のアプタマー創薬
技術を応用して新たな新薬候補
の開発を決定したと発表しまし
た。 日本人研究者が発見し、
さまざまな疾患の原因物質とも
されている「ペリオスチン」と
いうたん白質を標的にした新薬
候補で、前臨床試験に進める事
を決めました。糖尿病性網膜症
などの治療薬として開発を検討
し、大手製薬会社との共同研究
も視野に入れています。ペリオ
スチンを標的にした治療薬は、
まだないということです。

ペリオスチンは、1999年
に東京工業大学の工藤明教授が
歯の組織から発見しました。
当初は骨組織の再生にかかわる
分子と考えられていましたが、
糖尿病性網膜症や、アトピー性
皮膚炎の悪化・慢性化にも関与
することが近年明らかになりま
した。リボミックは、ペリオス
チンを標的としたアプタマーの
基礎・探索研究を行い新薬候補
「RBM008(開発コード)」
を創製しました。29日の執行
役員会で前臨床試験に進める事
を決めました。まずは糖尿病性
網膜症の治療薬として検討しま
すが、アトピー性皮膚炎などで
の開発も視野に入れています。
同社が創製したアプタマー医薬
として4品目になります。

リボミック社のアプタマー医薬に

関する動画です。



 
 
 
 
 
創生期の生物から新薬を創製
した。笑

 
 
 
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2】加齢黄斑変性(AMD) の新治療法を、マウス実験で開発したと発表

 
 
 
 
 
 
名古屋大学眼科学教授の寺崎
浩子氏らの研究グループはこの
ほど、加齢黄斑変性(AMD)の
新治療法をマウス実験で開発し
たと発表しました。非平衡大気
圧プラズマを照射したプラズマ
活性溶液(PAM)を、硝子体に
注入することで、脈絡膜の血管
新生(CNV)を抑制する効果を
認めたということです。同グル
ープは安全性も確認しており、
PAMの臨床応用に向けた開発に
期待を寄せています。

非平衡大気圧プラズマとは、
電離によって生じた荷電粒子を
含む気体で、大気圧下の生体に
近い温度で生成されています。
近年はこの技術を応用し、創傷
や火傷、止血などでの治療効果
が報告されています。 名古屋
大学のプラズマ医療科学国際イ
ノベーションセンターや産婦人
科学、附属病院先端医療・臨床
研究支援センターの研究グルー
プは、このプラズマを照射した
PAM,による卵巣ガンや胃ガン、脳腫
瘍などの治療法開発を進めてき
ました。寺崎氏らの研究グルー
プもPAMの可能性に着目し、AMD
治療に応用できないかと考え、
共同研究を進めてきました。

今回の試みでは、CNVを人工
的に誘導したマウスの眼にPAM
を硝子体注射すると、血管新生
が抑制されたということです。
また、PAMがCNVの原因となって
いる細胞にアポトーシスを誘導
することや、既存の網膜血管に
は影響を及ぼさないことも分か
りました。 さらに眼底画像や
網膜電図を解析したところ、
PAMが網膜毒性を引き起こさな
いことを突き止めました。

以上から、同研究グループは
PAMの硝子体注入が、AMDの新規
治療法として有望との見方を示
し、「今後は臨床応用に向けて、
さらなるPAMの開発とPAMによる
AMD治療法の開発を進めていく」
とコメントしています。

糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、

ドライアイの予­防についてとコン

タクトレンズの注意点についての

動画です。



 
 
 
 
 
 
心機一転、新規の方法で臨む。


 
 
 
 
 
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編集後記

日本人研究者が発見し、さま
ざまな疾患の原因物質ともされ
ている「ペリオスチン」という
たん白質を標的にした新薬候補
が出現したのは、本当に喜ばし
いことです。加齢黄斑変性
(AMD)の新治療法を、マウス
実験で開発されたことは、素晴
らしいことであると認識してい
ます。加齢黄斑変性症は、今の
ところ神戸で行ったiPS細胞を
用いた再生医療しか根本的治療
法が無かったからです。 再生
医療を実行するには、大変な
労力と時間とお金が要ります。
神戸のような先端医療をしてい
るところでないとその治療を受
けることはできず、患者さんが
殺到すると予約をとるまでに、
何年もかかるという事態になり
かねません。

辞退という自体が、事態を
収拾することとなった。笑

 
 
 
 
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