美しい肌Vol.17

2013-03-18 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



桂枝茯苓丸は以下のような症状がある人に適していると



言われています。



腹部の痛む場所がいつも決まっている(生理時でない疼痛もふくむ)



経血にレバーのような固まりがでる



生理時以外に不正出血がある



アザができやすい(なかなか治りにくい)



上半身はのぼせやすく、下半身は冷えやすい



肩こりや頭痛がある



肌色が黒ずんでいたり、クマが出来やすい



このような症状があって、なおかつがっしりした体格で、体力に



自信があるかたは、このお薬が適しているでしょう。しかし、



間違っても、体力がない、虚弱な方は、このお薬を飲まないように



して下さい。そういう方は、当帰芍薬散が適していると思われます。



前回のブログで申し上げた、ホットフラッシュというのは、



のぼせのことです。何も申し上げず専門用語を使ってしまい



申し訳ありませんでした。今回はここまでとさせて頂きます。



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美しい肌Vol.18

2013-03-18 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



長らく漢方薬のお話をしてまいりました。漢方薬と言えば、



中国に起源があることは、皆さんご存知ですよね。漢方薬という



のは、中国に「漢」王朝があったので、「漢」の国の薬という



意味です。「漢」という字は、「おとこ」と読むことがあり



ますね。巨漢とか、大食漢とかいいますね。巨漢とは、大男の



ことで、大食漢とは、よく食べる男のことです。脱線はこの



ぐらいにして、「漢」をはじめとする古代中国では、医食同源



という考え方がなされていました。漢方薬もこの考え方に従って



生薬の配合がなされています。以前の号で申しましたが、生薬



とは、香辛料のようなものです。うまく香辛料を配合することで



体を正常に持っていく薬となるというように考えても、それほど



間違っていないと思います。そこであと数回、美肌になる漢方薬



の話を続けてから、本命である、美肌になる食べ物について



お話させて頂きたく存じます。本日はここまでとさせて頂きます。



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美しい肌Vol.19

2013-03-18 00:00:00

カテゴリー:ブログ

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美肌になる漢方に戻ります。



桂枝茯苓丸の構成生薬は下記の5種類です。



桂皮(ケイヒ)

芍薬(シャクヤク)

茯苓(ブクリョウ)

桃仁(トウニン)

牡丹皮(ボタンピ)





“桂枝(桂皮・シナモン)”には健胃作用のほか発散作用があり、



のぼせや頭痛によいとされます。



芍薬は痛みをとる代表的な生薬です。そのほか、気分を落ち着け、



余分な水分を取り除く“茯苓”、血液循環をよくする“桃仁”や



“牡丹皮”などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、



よりよい効果を発揮します。“桃仁”について更にくわしく解説



しますと以下のようになります。桃仁(トウニン)は、バラ科



モモまたはその変種の成熟種子です。果実から核果を取り出して、



外の硬い殻を割り、種子を日干しにしたものが桃仁です。



成分に、青酸配糖体のアミグダリン、酵素のエムルシン、



脂肪油ほかを含みます。月経調整作用 活血作用 排膿作用 



潤腸作用熱をともなう、うっ血を巡らす働きがあります。



駆於血剤(消炎性浄血剤)で下腹部の満痛、月経困難、月経不順



などに用います。今回は、ここまでとさせて頂きます。



於血は、おケツのことではありません。笑



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美しい肌Vol.13

2013-03-17 00:00:00

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町医者のブログ



加味逍遙散は、漢方の著作である『和剤局方(わざいきょくほう)』



に記載され、多くの女性に用いられてきた漢方薬です。疲れやすい、



肩こり、イライラ等のある体質虚弱な女性の「更年期障害」、



「月経困難」、「月経不順」、「冷え症」、「不眠症」等に用いられて



います。私のクリニックでも、精神的にイライラするとおっしゃる



女性患者さんに内服して頂き、治療効果が著しく出た事例が最近



ありました。イライラしている女性を魅力的だと考える男性は、



ほとんどいないのではないかと思います。精神的な苛立ちを抑える



ことでより美しく魅力的になって見ていただきたいと思います。



私の経験では、頭痛、めまい、よくしゃべる、かっとなりやすい、



精神不安定、不眠、眼の充血、貧血気味、食欲がない、多愁訴



などの患者さんに使用して治療効果を上げています。また生理前



のイライラ(月経前症候群)にも効果があるようです。



イランの女性のイライラは、いらん。笑



今回はここまでと致します。女性の美容と健康についてのご相談は、



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美しい肌Vol.14

2013-03-17 00:00:00

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「 加味逍遥散 」はつぎの10種類の生薬から成り立っています。



◎ 当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)

血液を補い、血行を良くする



◎ 柴胡(さいこ)、薄荷(はっか)

気のめぐりを良くし、ほてりを鎮める



◎ 白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、炙甘草(しゃかんぞう)

胃腸を丈夫にして、白朮&茯苓で余分な水分を出す



◎ 乾姜(かんきょう)

胃の働きを高め、薄荷といっしょに気のめぐりを良くする



◎ 山梔子(さんしし)、牡丹皮(ぼたんぴ)

清熱、消炎作用により、亢進した肝の機能を抑える



当帰、芍薬は、当帰芍薬散の構成生薬でもありました。



気は、のびのびと滞りなく、体じゅうをめぐっているのが正常な状態です。



ところが、ストレスや心配事などが続くと、気のめぐりをコントロール



する機能が乱れ、さまざまな症状があらわれるようになります。



この状態を「気滞(きたい)」と言います。気滞を改善する生薬が



柴胡、薄荷というものです。白朮&茯苓は、西洋の薬でいうところの



利尿薬(尿の出をよくする薬)になります。乾姜というのは、生姜を



乾燥した生薬です。肝とは、肝臓だけでなく、自律神経にも関連した



機能のことを言います。実は女性にもっとも密接な関わりを持つのが



この「肝」という臓器であり、肝の機能を養ったり調節すること



によって、婦人病の多くのトラブルを緩和するといっても過言では



ありません。



気滞から期待は、生まれません。笑



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美しい肌Vol.15

2013-03-17 00:00:00

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町医者のブログ



加味逍遙散の副作用について



漢方薬にも少しは副作用があります。人によっては、



服用時にむかついたり、かえって食欲がなくなるかも



しれません。しだいに慣れることが多いのですが、



つらいときは、処方した医師と相談してください。



重い副作用はまずありませんが、配合生薬の甘草の



大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が



上がってくることがあります。「偽アルドステロン症」



と呼ばれる症状です。複数の方剤の長期併用時(特に



芍薬甘草湯)など、念のため注意が必要です。



そのほか、肝障害が報告されているようです。万一の



ことですが、ひどい倦怠感、強い吐き気、発熱、皮膚



や白目が黄色くなる(黄疸)、といった症状に気を



つけてください。



甘草で鑑三の肝臓が救われた。笑



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美しい肌Vol.16

2013-03-17 00:00:00

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桂枝茯苓丸について



漢方では、血行障害や鬱血を“お血”(おけつ)という概念で



とらえ重視します。“お血”を改善する漢方薬の代表格がこの



軽視茯苓丸です。血行をよくして熱のバランスを整えることで、



のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症をしずめます。また、



ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。どちらか



というと女性向けで、体格がわりとしっかりした赤ら顔の人に



合っています。体格がよくて、赤ら顔の人と言えば、西洋人



とくにアングロサクソンの人(西洋人)があてはまるのでは



ないでしょうか?ミネソタ医学会の発行するニュースレターは、



ミネソタ大学で行われる桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)の



臨床試験について、慶応大学に留学中のグレッグ・プロトニコフ



客員助教授へのインタビューに基づいて詳しく報告しています。



治験の対象は更年期のホットフラッシュを主訴とする女性です。



180人が3群に分かれ、第1群は日本での用量、第2群はその倍量



、第3群はプラセボを服用するというものでした。試験期間は



13週間でホットフラッシュ日記をつけます。2004年11月この



ニュースがローカルテレビで流れたとき、2日間で500本以上の



問い合わせの電話があったそうです。海の向こうのアメリカ



でも更年期の女性の治療に漢方薬が使われるというのは、



本当に素晴らしいことです。今回はここまでとさせて頂きます。



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美しい肌Vol.10

2013-03-16 00:00:00

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当帰芍薬散について、お話したいと思います。当帰芍薬散は、



虚証タイプの方に対する漢方薬ですが、特に次のような症状



の方に最も適していると言われています。頭痛、耳鳴り、



肩こり、体力がない、全身の冷え性、貧血、脈が弱い、



腰痛、左臍下部圧痛がある人。しかし、これらの症状が



ない人でも使える他、体力のある実証タイプ、比較的



体力のある中間証のタイプの人に使える漢方薬です。



最近では、保険外でも漢方薬をドラッグストアー



でも買うことができるので、体の異常が全くなく、美容目的



オンリーの方は、この方法で漢方薬を入手することをお薦め



します。構成している生薬にも、秘密があり、美肌の成分



当帰が入っています。今回はここまでとさせて頂きます。



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美しい肌Vol.11

2013-03-16 00:00:00

カテゴリー:ブログ

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当帰芍薬散の公式な効能・効果は、以下のようになっています。



筋肉が一体に軟弱で疲労しやすく、足腰の冷えやすいものの



次の諸症:貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、



肩こり等)、月経不順、月経困難、不妊症、動悸、慢性腎炎、



妊娠中の諸症(浮腫、習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、



半身不随、心臓弁膜症。



当帰芍薬散は女性の聖薬ともいわれ、月経トラブルをはじめ



女性特有のさまざまな症状に広く用いられています。漢時代の



「金匱要略」という古典書で紹介されています。



漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせで



できています。当帰芍薬散は、主薬の“当帰”と“芍薬”を



ふくめ、下記の6種類からなります。“当帰”と“川きゅう”



には、血行をよくして貧血症状を改善し、体をあたためる作用



があります。“芍薬”は生理痛や肩こりなどの痛みを



やわらげる生薬です。また、“蒼朮”と“沢瀉”、“茯苓”



は、漢方の代表的な利尿薬で、むくみ症状を改善します。



これらがいっしょに働くことで、相乗効果を発揮します。



病院では、煎じる必要のない乾燥エキス剤を用いるのが



一般的です。 今回はここまでとさせて頂きます。



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美しい肌Vol.12

2013-03-16 00:00:00

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当帰芍薬散の副作用



胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢、発疹、発赤、かゆみ



肝機能の異常ということです。漢方薬の成分である生薬は、



植物から作られています。たとえば、生姜ですが、これは



立派な生薬で、生姜(しょうきょう)と呼ばれ、中国では



紀元前500年頃から薬用として利用されています。発散作用、



健胃作用、鎮吐作用があるとされています。発散作用は



主に発汗により寒気を伴う風邪の初期症状の治療に使われ、



健胃止嘔作用は、胃腸の冷えなどによる胃腸機能低下防止



などに使われることが多いそうです。辛温の性質を持つため、



中医学で言われる熱証には用いません。大棗(なつめ)との



組み合わせで他の生薬の副作用をやわらげる働きがあるとされ、



多数の方剤に配合されています。ちょっと脱線しましたが、



生薬は、香辛料のようなものと考えていただければ、納得が



行くのではないかと思います。香辛料を摂り過ぎれば、胃腸



や皮膚に障害がでます。当帰芍薬散には、生姜は使われて



いないようですが、他の生薬一般に当てはまると考えても



おかしくないようです。



生姜がないからしょうがない。笑



今日はここまでとさせて頂きます。



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