2014-10-15 20:58:10
カテゴリー:女性の美容と健康
写真は四角豆です。
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美肌の野菜&果物&魚介(各論:四角豆)
四角豆の正体
シカクマメ(四角豆、学名:Psophocarpus
tetragonolobus (L.) D.C.)は、マメ科シカクマメ
属の多年草(日本では冬季に枯れるので一年草
扱い)です。熱帯アジア原産。実の断面がひだの
ついた四角形なのでこの名前がつけられました。
学名の種小名も四角形(テトラゴン)に由来します。
沖縄では「うりずん豆」「シカクマーミ」、日本本土
では「琉球四角豆」といった商標で種苗が市販さ
れています。ビルマやインド、インドネシア、パプア
ニューギニア、日本の沖縄県や小笠原諸島などで
商業栽培されていて、日本本土でも家庭菜園や
緑のカーテン向けに栽培が広まっています。
在来品種は短日性が強く、特に沖縄県以外では
開花結実する時期(元々は9月〜10月)に気温が
足りないため露地栽培は難しかったのですが、
沖縄の夏の野菜不足を補うためにも1980年代に
旧農林水産省熱帯農業研究センター(現、国際
農林水産業研究センター) によって新品種
「ウリズン」は夏(7月〜9月)でも開花結実するよう
に改良研究され栽培が奨励されました。ウリズン
とは「潤い初め」の琉球方言で旧暦の2月〜3月
頃を指していいます。春分から沖縄の梅雨入り
前までの時期をあらわす言葉です。種の蒔き時
は暖地が4月下旬で、中間地が5月初旬、冷涼
地が5月中旬となりますが、沖縄以外では苗の
状態で植えたほうが良いようです。自家栽培
では種子からは非常に発芽しにくく、成長も7月に
入ってからの方が良好です。近年は5月下旬〜
6月にかけて苗の販売も各地のホームセンター等
で行われており、成長期が盛夏と重なることから
家庭菜園でも、より栽培しやすい状況となってい
ます。しかし、品種改良されたとはいえ、本州など
では寒さのため開花結実が芳しくない場合もあり
注意が必要です。九州以北での開花結実とさや
の収穫は8月下旬から9月〜10月に入ってからの
場合が多いそうです。開花後は比較的寒さに強く、
10月以降アサガオやゴーヤなどの夏植物がしお
れ始める最低気温摂氏十数度台の時期になって
も、緑を保っている場合が多い(「緑のカーテン」と
しては長期間、場合によっては11月に入っても
利用可能なため、この用途では好都合である)
そうです。さやは成って1〜2週間ほどの10cm前後
が柔らかく食べごろであり、3〜4週間以上経った
ものは、さやのすじが硬くなり始めているので、その
まま成長させて豆の方を食べたほうが良いそうです。
さやは成長するに従い、苦味は減り、味は
サヤエンドウに似てきます。種子(豆)としての収穫
を行う場合は開花から三ヶ月以上要し、10月〜
年末前後となります。若い莢を煮たり、炒め物や
揚げ物(天ぷら)などにして食べます。かすかな
苦味と全体的にさっぱりした味でくせがなく、
歯ごたえを楽しめます。さやだけに留まらず、花や
葉、熟した豆、そして地下根(芋)も食用になります。
さやの形状から、汁物に使うとスープとよく馴染む
そうです。花はサラダや料理のアクセントに使う
など、生で食べることができ、豆に似た味がします。
四角豆のツナ入り卵炒めのレシピ動画です。
四角豆の歴史
沖縄野菜といっても、もともと自生していた植物と
いうのは少なくて、ゴーヤにしろシブイにしろ何時
のころかに、東南アジアや大陸南部方面から渡っ
てきたと考えられています。そもそも琉球弧は、
日本への文化の南の入り口として、米やサツマ
イモはじめ数多くの植物を中継してきました。
そんな沖縄が中継する野菜の最も新しい例が
四角豆です。四角豆は最新の沖縄野菜ライン
ナップです。四角豆の沖縄野菜としての歴史は、
まだ20年あるかないかくらい、というニューフェイス
です。四角豆は英語ではウィングビーンと呼ばれ
ます。四角豆の若サヤは、透き通った感じの黄緑
色で、断面が四角くて、四角の四隅から羽が出て
いる形状です。羽はやわらかい。四角豆の味は、
しゃきっとした歯触りと、甘みと、アスパラガスに
近い風味があります。時期が過ぎたものは苦み
が出ます。この四角豆はニューギニアやフィリピン
や東南アジア地方では、利用度の高い豆だそう
です。若サヤだけではなく、若い葉や地下茎も
食用になります。四角豆は大豆並の栄養価が
あります。青い花は染料にもなるそうです。熱帯
アジアではポピュラーな四角豆を、亜熱帯の沖縄
でも安定的に収穫できるように選抜したものが
「うりずん」という四角豆の品種です。
スターフルーツに形も質感も似ている四角豆は、
いずれブレイクしそうな野菜だと考えられています。
その割には生産量がいまいち多くないそうです。
もっと生産が増えてもよさそうな四角豆ですが、
豆にしては収穫まで結構日にちがかかるし、地元
ではあまり売れないし、収穫期が台風シーズンと
ぶつかることもあってか、まだまだ知る人は、
少ないという印象です。西欧社会に知られるように
なったのは17世紀ですが、ビルマ、パプアニュー
ギニアなどでは古くから栽培され、 現地で食べら
れていたようです。食材の発見の歴史も西欧社会
を中心に書かれる事が多いのですが、 それぞれ
の原産地では、はるか昔から人々に食べられて
いたわけです。日本にも1900年頃に一度紹介
され”トウサイ”という名前が付きましたが、ほとんど
普及しませんでした。沖縄での生産が中心です。
九州、四国、小笠原諸島などでも徐々に栽培され
るようになってきました。
四角豆のごまみそ和えの動画レシピです。
四角豆の雑学
「うりずん」とは沖縄の言葉で、旧暦の二・三月、
春分から梅雨入り前までの、初夏を指す言葉で、
「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされています。
四角豆には四方にヒダが付いていますが、これ
が羽のように見えるからでしょう、英語では
「ウイング・ビーンズ」=翼豆と呼ばれています。
並べて上から見ると、葉のようにも見えます。
四角豆はタイ、インドネシア、マレーシアなどの
熱帯アジアで広く栽培され、現地のエスニック
な料理に多様され、日本へ輸出もされています。
日本では沖縄を中心に栽培出荷されています。
近年は九州各地などでも栽培されるようになっ
てきたようですが、家庭菜園用に苗も販売され
ています。四角豆は本来多年草ですが、日本
では気温が低いため一年草として扱われ、
露地栽培では夏に大きく成長し花を付け、早い
ものは7月中旬頃から出始め、9月から10月に
かけてが収穫最盛期となり11月頃まで続きます。
ですので、食べ頃の旬の時期は9月から10月
といえます。四角豆の選び方について述べて
みたいと思います。鞘のヒダが綺麗に揃い、美
しい緑色のものを選びます。鮮度が落ちてくると、
全体に色が薄くなり、ヒダがしなびてきたり、ヒダ
の端が黒く変色してきたりします。四角豆は温か
い地方で採れる野菜なので、冷蔵庫に入れると
低温障害を起こし傷みが早くなります。ある程度
通気性のあるものに包み、冷暗所で保存して
下さい。1週間ほどは持ちますが、なるべく早く
食べるようにしましょう。長期間保存したい場合は、
さっと硬めに1から2分ほど茹でてから冷凍します。
調理する時は、炒め物やスープなどの汁物の
場合、凍ったまま調理します。次に四角豆の食べ
方について述べてみます。綺麗な緑と歯ざわりを
活かすよう、加熱し過ぎに注意しましょう。天ぷら
の場合は生のまま衣を付けて揚げますが、通常
は下茹でする事が多いそうです。炒め物の場合
は生のままでもできますが、下茹でしたものを
仕上げに絡めたほうが仕上がりや食感は良く
なります。茹で方は、塩を加えた熱湯に投入し、
用途にもよりますが、スープや炒め物など再度
加熱する場合は1分から2分ほど、そのまま和え
物やサラダに使うのであれば2分から3分を目安
にして下さい。茹で上がったらすぐに冷水に落と
して色止めします。ゆでる場合は、切るのはゆで
てからにしましょう。余分に旨みや栄養を流失
させたくないからです。いろいろな切り方で楽し
みましょう。炒め物や天ぷらなどの揚げ物、また、
茹でたものをサラダや和え物にしても美味しい
です。東南アジアではスープの具に使われて
いるのを良く見かけます。
四角豆の紹介動画です。
四角豆の有効成分
豆類は、線維や細胞を構成するタンパク質を豊富
に含む、栄養価の高い素材です。その働きは、
美容成分の原料としても注目され続け、大豆
イソフラボン、コエンザイムなどの成分は、スキン
ケア製品にも用いられています。四角豆には
抗酸化作用が強いカロテンやビタミンCが含まれ
ています。生活習慣病予防や免疫力を高めたり
する働きがあります。ビタミンKはほとんど野菜
からしか摂取できない脂溶性のビタミンの1つで、
カルシウムを骨に定着させる働きや血液を凝固
させる成分(凝固因子)の合成に関わっています。
抗凝固剤のワーファリンの作用を減弱させるため、
心房細動などの不整脈で脳塞栓予防のために
ワーファリンを内服している人は、ビタミンKを多く
含む食品(納豆、四角豆、青汁、ケールなど)を
食べることができません。しかし、最近では、新しい
ワーファリンの代替薬が出現しているので、ワー
ファリンをその代替薬に変えることで、これらの
ビタミンKを多く含む食品も摂取可能になります。
新薬なので若干薬代が高くなります。
四角豆の収穫風景の動画です。
四角豆の美肌効果
有名な化粧品会社S社では、世界中の豆をはじめ、
600種類以上の植物由来の成分を調査しました。
長い年月を費やし、発見したのが四角豆でした。
完熟した四角豆の種子エキスには、フィブリン5の
産生促進効果と、弾力線維の再生促進効果が
あることが分かっています。弾力線維は、肌の
真皮層にあり、真皮中の有機成分の約2%に満た
ないものですが、肌のハリや弾力を保つ上で、
重要な役割を果たしています。弾力線維を構成
する、エラスチン、ミクロフィブリルといったたんぱく
質を正しく配列させ、結合させるのがフィブリン5
です。しかし、20代からフィブリン5は減少し始め、
ほかのたんぱく質をとりまとめることができなくなる
ために、弾力線維そのものの質が低下し、数も
減少してしまいます。それが、肌のハリや弾力を
低下させ、たるみやシワなどの原因のひとつと
なっています。このフィブリン5の産生にアプローチ
する成分が、上記のような過程を経て四角豆の
中から発見されました。完熟した四角豆の種子
エキスのフィブリン5の産生促進効果と、弾力線維
の再生促進効果は、保湿力のある(ハリのある)
みずみずしいお肌を生み出す効果が期待でき
ます。抗酸化ビタミンであるビタミンCには、コラー
ゲン合成促進作用とチロシナーゼ抑制作用から
メラニン合成の抑制による美白効果が期待でき
ます。さらにβ‐カロテン由来のビタミンAが、髪の
毛やお肌を美しく保つ効果を発揮します。
β‐カロテン由来のビタミンAは、必要な時、必要
なだけβ‐カロテンから変換されるので、過剰症
の心配は、いりません。別名「若返りのビタミン」と
呼ばれるビタミンEも豊富に四角豆は含んでいます。
抗酸化ビタミンA,C,Eの相加相乗作用により、より
お肌の抗老化作用が期待できます。四角豆には、
食物繊維も豊富に含まれています。この食物繊維
は、有害物質を大便と一緒に排泄してくれる働き
があります。この有害物質排泄作用がデトックス
効果と呼ばれるもので、デトックス効果が有効に
なれば、おのずと美肌に導かれます。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
美容を四角四面に考えない四角豆。笑
女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック
皮膚科にて承ります。
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