美しい肌Vol.115
2013-04-19 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の野菜&果物(各論:南瓜、かぼちゃ)
かぼちゃといえば、シンデレラで、馬車に変えられたもの
ですね。逆にいうと健康に関しては、馬車に匹敵する栄養
があるということが隠されている意味なのではないでしょうか?
女性が好きなものとして、「芋、タコ、南瓜」と昔からいわれて
きました。では実際のかぼちゃの栄養価は、どんなものなので
しょうか?
有効成分:β-カテロン・カリウム・ビタミンC・ビタミンB1・
ビタミンB2・ビタミンE・カルシウム・鉄などです。β-カロテン
は、言わずと知れた、ビタミンAの重合体です。必要な時に必要な
だけ、ビタミンAに変化するため、大量に摂取してもビタミンAの
過剰摂取には、なりません。西洋かぼちゃはトップクラスの
栄養価を誇ります。豊富に含まれるβ-カテロンは肌や粘膜、目を
丈夫にして免疫力を高めます。ビタミンEは血行を促進し体を温める
ので、冷え性の改善に効果があります。ほかにカリウム・ビタミンC
・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンE・カルシウム・鉄など
も含んでいます。ビタミンEの過剰症は、破骨細胞巨大化による、
骨粗鬆症ですが、食品に含まれる量では、過剰症に至ることは、
まずありません。過剰症に至るのは、薬としてあるいはサプリメント
として大量に内服したときにおこります。ビタミンCとB群は、大量に
摂取しても、使われない分は尿中に排泄され、過剰症にはなりません。
昔は冬の野菜といえば葉ものばかりだったため、栄養価が高いかぼちゃ
を貯蔵しておき、冬に食べることで風邪などを予防していました。
現在、冬に出回るかぼちゃのほとんどは、ニュージーランドやメキシコ
からの輸入ものです。昔から種は漢方薬として使われていました。
皮を除いて水洗いし、日干しにしたのち、フライパンでいります。
これを〝南瓜仁(なんかにん)”と呼び、虫下しに使われてきました。
他に、消炎、鎮痛作用、やけどなどにも効用のあることが知られて
います。フリージングが進んだ現在では、一年中かぼちゃを利用できる
わけですから、あれば便利な野菜でしょう。かぼちゃの種類は2種類です。
日本かぽちゃと西洋かぼちゃで、どちらが効用があるのかというと、
断然西洋かぼちゃです。βーカロテンが多く、ビタミンCは2倍、
エネルギーも2倍ですから、ずっと優等生というわけです。使うなら
西洋かぼちゃを選んで頂きたいと思います。胃潰瘍も、胃の粘膜に
生ずる病気です。せっかくよくなったのですから、食事も粘膜を強く
する素材を使いたいものです。かぼちゃポタージュはカロチン、
ビタミンCが胃粘膜を健康に保つ働きがあり、効果的です。
種を干していった南瓜仁(種)を10~20gほど、600ccの水で半量になるまで
煎じ、それを空腹時に飲みます。お産のあとのむくみに効果があります。
また、南瓜仁(種)を一日に10~15個くらいそのまま食べると、
精力減退を回復するといわれています。エスニック料理店に行くと、
かぼちゃの種が売られていることもありますから、買ってきておいて
いざというとき使うとよいでしょう。消炎、痛み止めの作用があります
から、かぼちゃを煮てどろどろにし、それをガーゼに塗って湿布します。
かぼちゃの種を除き、細かく刻んで鍋に入れ、水を半分かぶるくらい
に加え、弱火で煮ていきます。やわらかくなったら木しゃもじで
つぶしてどろどろにします。肋間神経痛や肋膜炎などの痛みを和らげる
効果があります。熱をとる湿布ではありませんから、どろどろにする
ほうがよろしいようです。やけどはほんの少しでもとリヒリと痛みます。
早く炎症を抑えることが第一ですが、それには、冷やす湿布が早道です。
かぼちゃをすりおろし、ガーゼに塗って湿布します。おろしにすると、
熱を奪う力が増しますので、効果がアップします。乾いたら取り替える
ようにしてください。今回はここまでとさせて頂きます。
南京で軟禁され、南瓜を食べた。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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