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2013-02-21 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.382 平成23年3月31日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 海洋生物「シアノバクテリア」から医薬品

2) 環境ストレスが及ぼす肌老化への影響について改善効果



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当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。





 

1】海洋生物「シアノバクテリア」から医薬品



慶應義塾大学は、海洋生物「シアノバクテリア」から医薬品

のリード化合物を創製するための研究開発を進めます。これ

までに抗ガン剤や骨粗しょう症の治療薬に有望な3物質を発見

しており、研究機関やメーカーなどと連携して実用化を

目指します。



 慶大の末永聖武准教授は、海洋生物から生物に対して何らかの

作用を示す活性物質を創製する研究開発に取り組んでいます。

2006年からは沖縄県に生息するシアノバクテリアに着目

しました。生物活性物質を単離し、その構造を明らかにした

うえで、化学合成や作用メカニズムを解析するための取り組みを

進めています。



 これまで発見した物質のうち、ビセリングビアサイドは、

体内の破骨細胞の働きを抑制する効果が確認されています。

骨を吸収する破骨細胞の働きが、骨を形成する骨芽細胞の働きを

上回ることで生じる骨粗しょう症の治療薬の中核物質として有望視

されています。



 ほかにビセブロモアミド、海洋産マクロリド配糖体については、

ガン細胞の増殖を阻害する効果が確認されており、抗ガン剤への

利用が期待されるということです。



 一部の物質については、抗ガン剤の中核物質として、外部の

研究機関と連携した動物実験が進んでいます。今後は新たな生物

活性物質の発見と並行して、すでに発見した生物活性物質の実用化

への取り組みを強化します。



 生物を静物として描く。笑



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2】環境ストレスが及ぼす肌老化への影響について改善効果



 一丸ファルコスは、5月から抗老化素材「オウゴンリキッドB」

の新たな展開を開始します。タバコの煙などの環境ストレスが

及ぼす肌老化への影響について改善効果が期待できます。

試験管レベルに加えて行ったヒト試験では、目尻のシワを有意に

浅くすることを確認しました。紫外線のみならず多様化する

スキンケア化粧品での採用を目指し、積極的な売り込みをかける

ということです。



 オウゴンは、東アジアなどに分布する薬用植物コガネバナの根の

乾燥品です。古くから熱病や腹痛などの要薬とされ、特徴的な有効

成分はバイカリンなどです。毛細血管透過性抑制作用や

抗アセチルコリン作用が知られています。



 20~50代の男女19人(平均年齢38・3歳)を対象に、

顔全体の左右でオウゴンリキッドB配合剤と対照剤を1日2回の

2カ月間で塗り分け、シワ最大深度の算出を試みました。

その結果、オウゴンリキッドB配合剤の塗布面では、塗布前に

比べて目尻のシワが有意に浅くなっていることを確認しました。



 一方で試験管内での試験からは、タバコの煙から脂溶性や水溶性

のある各成分を抽出し、培養細胞に与えたところ、酵素の発現量が

上昇するなど真皮を分解する作用に働きかけることがわかりました。

これに対してオウゴンリキッドBを配合すると、異物代謝酵素

であるCYP1B1の発現が半減し、コラーゲン分解酵素の

MMP-1は7~8割ほど抑制されることが明らかになりました。



 また、CYP1B1の発現が抑制されることでメラニンの合成が

阻害され、色素沈着防止にもつながるとみています。

 

 タバコの煙による毛髪ダメージを抗酸化剤が予防するとの報告も

あり、オウゴンリキッドBは強い抗酸化機能を持つため、

一丸ファルコスではヘアケアでの展開も視野に入れます。



 これまで肌老化の外的要因として長く紫外線が着目されてきました。

ただ近年では、タバコの煙や排気ガスなどの大気汚染物質と肌老化の

関連性も実証されており、肌に影響を与える新たな因子として注目

されています。



 オウゴンリキッドBは肌の老化予防にはなはだ有効かも。笑



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編集後記



 海産物からの生理活性物質の発見は、まさに画期的といえ

ましょう。中核物質から発展させ、副作用の少なくなおかつ

主作用の優れた化合部を見つけて欲しいものです。オウゴン

がこれほど強い抗酸化物質であったとは意外です。ぜひ外用

で沢山の人々に使っていただき、しみ、しわ、たるみを改善

して頂きたく思います。



 オウゴンは黄金の価値のある生薬だ。笑



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最新号より100号前のメルマガ

2013-02-14 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.381 平成23年3月24日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 自閉症のメカニズム

2) 前立腺ガンの治療の妨げになる遺伝子変異と症状増悪のタンパク質





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1】 自閉症のメカニズム



自閉症の人は他人の顔を認識する脳の部位で神経の機能が低下

し、「視線を合わせない」という症状や「相手の気持ちを読め

ない」という社会性の障害が起きることを突き止めたと、

浜松医大の鈴木勝昭(すずき・かつあき)准教授らが3月7日付

米専門誌に発表しました。



 研究チームの辻井正次(つじい・まさつぐ)中京大教授は

「自閉症には、親の育て方が悪いなどの間違った見方があり

差別や偏見をもたらしてきた。自閉症が脳の中の障害と関係

していることを明らかにする研究結果であり、自閉症の人に

対する理解を広げ、支援につながる」と話しています。



 研究チームは、脳全体の活動を調節する「アセチルコリン神経」

と、他人の顔を認識する「紡錘状回(ぼうすいじょうかい)」

という脳の部位の関係に注目しました。陽電子放射断層撮影

(PET)で、18~28歳の20人の自閉症の人の

アセチルコリン神経の働きを調べました。



 その結果、健康な人に比べ、紡錘状回での活動が約35%低下

していることが判明しました。機能低下の程度が進むほど、

「相手の気持ちが読めない」という症状が強くなることも

分かりました。



 自閉症は神経発達障害で、相手と視線を合わせないという症状

のために、相手の気持ちが読めなかったり、自分の気持ちをうまく

伝えられないという症状が出ると考えられていましたが、

どのようにして起きるかは分かっていませんでした。



 死線をかいくぐって視線を浴びる。笑



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2】前立腺ガンの治療の妨げになる遺伝子変異と症状増悪のタンパク質



 前立腺ガンでホルモン療法が効きにくくなる遺伝子変異と、

症状悪化を促しているとみられるタンパク質をマウスの実験で

見つけたと、東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明

(かとう・しげあき)教授らが3月7日付米科学アカデミー紀要

電子版に発表しました。



 京都府立医大、神戸大などとの共同研究です。



 前立腺ガンの多くには男性ホルモンがかかわり、初期には薬で

ホルモンの作用を抑える治療法が効きますが、やがて効かなくなり

治療法が限られてしまいます。今回見つけたタンパク質は人間の

前立腺ガン細胞にも多くあり、その働きを抑える薬を開発すれば、

新しい治療法につながる可能性があるということです。



 加藤教授らは、ホルモン療法が効きにくくなった人間の前立腺ガン

細胞では、細胞表面にある男性ホルモン受容体の遺伝子の特定の場所

に変異があることが多いことに注目しました。この場所に変異がある

マウスを作ると、通常のマウスより前立腺ガンが急速に悪化すること

を確認しました。



 また細胞の増殖にかかわるとされる物質との関係を調べ、「Wnt5a」

というタンパク質の量が少ないと、遺伝子の変異があっても、ガンの進行

が遅れることを発見しました。加藤教授らは、ガン細胞の周囲の細胞が

Wnt5aを分泌し、増殖を促していると推定しました。



 前立腺ガンの新しい治療法をガンガンお願いします。笑



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編集後記



 自閉症のメカニズムの発見は、本当に画期的であると

思います。しかし、なぜアスペルガー症候群の場合は

特異な機能を保持することがあるのか分かっていません。

人間関係を構築するのが苦手ということは、分かりますが

世間の人の認知度は低いようです。発達障害なら、

障害の認定がなされるべきです。そのあたりも障害の人

の事情を充分に勘案してあげるべきではないでしょうか?

前立腺ガンの治療を妨げている遺伝子変異の発見と

ガンの進行を促進するタンパク質の発見は、前立腺ガン

の治療を大幅に進歩させる可能性があります。



 特異な能力を得意とする。笑



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2013-02-07 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.380 平成23年3月17日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 幹細胞を培養した液体が脳梗塞の範囲を縮小

2) 神経細胞にある特定の酵素の働きを抑えて視神経再生





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1】 幹細胞を培養した液体が脳梗塞の範囲を縮小



人の乳歯の幹細胞を培養した液体を脳梗塞のラットに

投与し、運動機能を回復、脳梗塞の範囲を縮小させる

ことに名古屋大の上田実(うえだ・みのる)教授らが

成功しました。詳しいメカニズムは不明ですが、液体

に含まれるタンパク質が脳の細胞の修復を促したと

推測しています。



 機能が損なわれた臓器や組織の再生医療として、

細胞の移植などが考えられていますが、細胞自体は

使わない新たな治療法となる可能性があります。



 3月1日から都内で始まる日本再生医療学会で発表

されます。



 上田教授らは幹細胞を培養後、幹細胞を取り出して

液体だけをろ過、濃縮し、保存のため凍結乾燥し粉末

にしました。これを生理食塩水に溶かし、脳梗塞の

ラットの脳に直接投与すると、全く動かなかった足が

6日後には動くようになりました。



 ラットの鼻に、この培養液を2週間、毎日投与する

方法でも同様に運動機能が回復しました。鼻の粘膜を

通じ脳に到達すると考えられています。脳梗塞の範囲

は、液体を投与しないラットの約3分の1になりました。



 液体には乳歯幹細胞が出すタンパク質が含まれ、

神経細胞の保護や血管の誘導、脳内の別の幹細胞の

働きを促すなどの作用をしているとみられるという

ことです。



 上田教授は「細胞を使う場合に比べ、安全性が高く

コストも安い。製剤化できるので、脳梗塞や脊髄損傷

の急性期の患者にも使える可能性がある」と話して

います。



 叛意の範囲。笑



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2】神経細胞にある特定の酵素の働きを抑えて視神経再生



 損傷すると回復が難しいとされる視神経を、神経細胞に

ある特定の酵素の働きを抑えて再生させることに大阪大や

東北大のチームがマウスで成功し、3月1日付の欧州科学誌

エンボジャーナル電子版に掲載されました。



 大阪大の山下俊英(やました・としひで)教授は「脳や

脊髄などの中枢神経の再生にも応用でき、視神経だけでなく、

事故による脳挫傷や脊髄損傷などの治療薬の開発につながる

かもしれない」と話しています。



 チームは、神経細胞で働く酵素「SHP」が神経の再生を

妨げていることを発見しました。生後8週のマウスの視神経

を損傷させた上で眼球にSHPの働きを抑える物質を投与

したところ、2週間後には視神経が再生しました。



 SHPは神経細胞内で再生を阻害するタンパク質と

くっついて一緒になり、再生を促すタンパク質の働きを

抑えていました。SHPの働きを抑えると再生を促す

タンパク質の働きが1・4倍活発になることも判明

しました。



 神経の再生には、再生を妨げるタンパク質を働かなく

するとともに、再生を促すタンパク質を活発にすること

が必要で、SHPを阻害すれば両方が可能ということです。



 最盛の再生医療。笑



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編集後記



 神経細胞は昔再生しないと言われていて、私たちが

学生の頃は神経成長因子が見つかり再生はするが、

非常に遅いと言われてきました。しかし幹細胞の培養液

中の何らかの物質と再生を妨げるSHPの働きを抑える物質

まで分かったことで神経細胞の完全再生に一歩近づいたと

考えられます。昔は治らなかった片麻痺が大幅に症状が

改善したり、動物実験とは言え、視神経のような再生

しにくいと考えられていた神経細胞まで再生することが

分かりました。医療の進歩は日進月歩です。





 成長因子の講義を静聴する。笑 



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2013-01-31 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.379 平成23年3月10日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 春ホルモンの分泌メカニズム

2) 虫歯のもとになる“ねばねば成分”を作り出す酵素





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1】 春ホルモンの分泌メカニズム



夜明けの光が照り始める時間が早まることで、生物が春の訪れ

を知る仕組みを理化学研究所神戸研究所(神戸市)や近畿大

(大阪府)、京都大のチームが突き止めました。



 理研の上田泰己(うえだ・ひろき)プロジェクトリーダーは

「生き物が季節を感じ取り、発情期を迎えたり冬眠したりする

生態の一端が分かりました。人間でも季節によって気分が

浮き沈みする季節性情動障害が知られており、治療に寄与

できるかもしれない」と話しています。



 チームは、春になると脳内で作られる特有のホルモンを

2008年に名古屋大と共に発見しました。



 今回、マウスに光を当てる時間を調節し、昼間が短い冬の

日照条件(昼8時間、夜16時間)で3週間飼育しました。

この状態では、春ホルモンはほとんど分泌されませんでした

が、夜明けを8時間早めると分泌されるようになりました。



 日没を8時間遅らせて昼を長くしても春ホルモンは

作られず、夜明けの光で季節変化を認識していることを

確かめました。



 春ホルモンが出るようになるには、夜明けが早まると働き

始める遺伝子「Eya3」が必要なことも発見しました。



 成果は米科学誌カレント・バイオロジーに掲載されました。



 春よこいの唄の歌詞を張る。笑



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2】虫歯のもとになる“ねばねば成分”を作り出す酵素



 虫歯のもとになる“ねばねば成分”を作り出す酵素について、

静岡県立大などの研究チームがその立体構造を初めて解明した

と2月17日発表しました。



 この酵素だけをねらい撃ちし、虫歯を効果的に予防する薬

などの開発に役立つと期待されます。



 虫歯は、糖分の一種で粘着性の「グルカン」にすむ細菌から

出る酸が、歯を溶かして起こります。グルカンは歯周病を

起こす歯垢(しこう)の原因にもなります。グルカンを作るのは

ミュータンス菌の出す酵素「グルカンスクラーゼ」で、

でんぷんを分解する酵素アミラーゼなどと似た構造ですが、

詳しい違いまではわからりませんでした。



 同大の伊藤創平助教らは、この酵素を人工的に大量に

作り出すことに成功しました。X線を使って分析した結果、

アミラーゼにはないらせん状構造の部分などが、グルカン

を作り出す機能にかかわっていることがわかりました。

グルカンスクラーゼの働きを邪魔する物質には、緑茶に

含まれるカテキンがあるが、立体構造がわかれば、

他の食品での探索や化学合成の手がかりになります。



 虫歯は、グルカンが蝕む。笑



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編集後記



 春ホルモンは本当に冬眠にも影響を与えているので

しょうか?有名なのは理性を司るセロトニンの分泌が

冬の時期は衰えているということで季節性情動障害の

原因もそこにあるのではと考えられてきました。春

ホルモンとセロトニンの関係も十分に調べてほしい

ものです。虫歯の原因のグルカンを作る酵素を阻害

する物質がカテキンとは知りませんでした。早くこの

酵素をもっと効率的に阻害する物質を歯磨き粉のなか

に入れてほしいものです。



 疎外感が人の交流を阻害する。笑





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2013-01-24 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.378 平成23年3月3日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) アレルギー反応は、体内時計に制御されている

2) 軟骨やガン組織などを画像化する新装置の試作機





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1】 アレルギー反応は、体内時計に制御されている



じんましんなどアレルギー反応は、体内時計に制御

されていることを、山梨大医学部の中尾篤人教授

(免疫学)の研究チームがマウスの実験で明らかに

しました。



 アレルギー性疾患の新たな予防や治療法の開発に

つながる可能性があるという。米国の学会誌に近く掲載

されます。



 中尾教授は、鼻炎やぜんそくの症状が朝方に悪化する

ことが多いなど、アレルギー反応が特定の時間帯に起き

やすいことに着目し、睡眠や血圧など一日のリズムを

制御する体内時計がアレルギー反応と関係しているとの

仮説を立てました。実験では、体内時計で中心的な役割

を果たす遺伝子を変異させてマウスの体内時計を乱し

ました。その結果、特定の時間帯だけでなく、一日中

アレルギー反応を示すようになったということです。



 体内時計の働きを強化するよう、患者さんに教化

することが必要。笑



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2】軟骨やガン組織などを画像化する新装置の試作機



 人体を透過するエックス線は体内の臓器などによって

進行方向がわずかにずれることを利用し、これまで撮影

が難しかった軟骨やガン組織などを画像化する新装置の

試作機を開発したと、百生敦(ももせ・あつし)東京大

准教授らが2月16日、発表しました。



 超音波診断装置や磁気共鳴画像装置(MRI)より

細かな画像を得ることができ、関節の軟骨が破壊される

リウマチや乳ガンの早期診断に応用できる可能性がある

ということです。



 従来は、エックス線の吸収率の違いを利用しており、

エックス線をよく吸収する骨はきれいに撮影できるが、

吸収しにくい軟骨などは写りませんでした。



 百生准教授らは、体内を透過するエックス線の進行方向

がずれ、そのずれ方は筋肉や骨、臓器など被写体の形や性質

によって違うことに着目しました。ずれ方の違いを画像化

する装置を開発しました。



 これによって、輪郭が分かりやすい画像と、ガン組織など

の微小構造が密集していることが分かる画像を新たに得る

ことができました。



 共同研究グループの埼玉医大は、膝や指の軟骨、腱(けん)

が識別できることを確認しました。国立病院機構名古屋医療

センターは、患者から切除された乳ガンの断片を撮影し、

微小なガンが従来よりはっきり写りました。コニカミノルタ

エムジーは、検診に使えるような装置の実用化を目指すと

話しています。



 MRIより細かな画像を簡単に得られるようになれば、

感嘆に値する。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 アレルギー反応自体副腎皮質ステロイドホルモンの

分泌と密接な関係があり、この結果は予想されて

いました。ただステロイドホルモン以外の因子が絡んで

いる可能性も否定できないので、今後の詳細なメカニズム

の研究が必要でしょう。軟骨や健が識別でき、ガン細胞

が従来よりはっきり写るようになったのは大きな収穫と

いえましょう。ただし、コストや機械のサイズでは、

すぐに実用化とはいかないと考えられます。しかし企業

努力で今の標準のX線の機械のサイズまでサイズダウン

され、なおかつ低コストになれば将来的には導入を

考えたいと思っています。



 実葉が実用。笑



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2013-01-17 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.377 平成23年2月24日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) アルツハイマー病の発症に関わる遺伝子

2) 自己免疫疾患を抑えるタンパク質



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1】 アルツハイマー病の発症に関わる遺伝子



アルツハイマー病の発症に関わる遺伝子の移動メカニズム

を線虫の実験で明らかにしたと、名古屋大大学院の松本邦弘

(まつもと・くにひろ)教授らが2月9日付の米科学誌

ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに発表しました。



 この遺伝子が移動する際に起きる異常で発症するとみられて

おり、詳しい発症の仕組みや予防・治療薬開発につながる

可能性があるということです。



 原因遺伝子は「APP」と呼ばれ、神経細胞内にあります。

細胞中心部と末端の間を行き来し、異常が起きて末端に蓄積

されると脳に染み(老人斑)ができ、アルツハイマー病を

起こすと考えられています。



 松本教授らは、緑色蛍光タンパク質を使い、線虫の

神経細胞内のAPPの移動を観察しました。末端部分で

ダイニンというタンパク質がAPPを載せ、中心部に

運び出していることを突き止めました。



 中心部から末端への移動の際は、キネシン1という

タンパク質が「モーター」の役割を果たすことは既に

分かっていました。



 線虫と人ではAPPやダイニンがほぼ同じ構造をしており、

人にも同じメカニズムがあるとみられるということです。



 医道は移動しない。笑



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2】自己免疫疾患を抑えるタンパク質



 免疫細胞が体の組織を異物と認識し攻撃する自己免疫疾患

を抑えるタンパク質を徳島大と京都大、金沢大のグループが

マウスで突き止め、2月7日付の米科学誌に発表しました。



 こうした疾患には1型糖尿病や関節リウマチなどさまざまな

ものがあり、徳島大の岡崎拓(おかざき・たく)教授(免疫学)

は「このタンパク質の機能を強化する薬剤を開発すれば、

治療法開発につながる可能性がある」と話しています。



 タンパク質は「LAG3」です。血中のリンパ球の表面に

あり、免疫反応を起こす物質から受ける刺激を弱める働き

を持っています。



 グループはこれまでに、リンパ球上のタンパク質「PD1」が

LAG3と同様の働きをすることを発見しました。PD1の

遺伝子を欠損したマウスを作製したところ、心臓の筋肉に炎症

が起きる自己免疫性の心筋炎で死んだマウスと死ななかったもの

がありました。死んだマウスはLAG3を作る遺伝子が変異し、

LAG3タンパク質が不完全で、機能しないことが分かりました。



 LAG3の遺伝子だけを欠損させても症状は出ないため、

PD1などほかの物質とともに免疫反応を抑制するとみられて

います。



 機能の強化は昨日の教化。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 アルツハイマー病の根本療法の薬は、欧米で臨床

試験に入っているようです。移動するタンパク質の

メカニズムが明らかになったとあれば、全容解明も

夢ではないのかもしれません。自己免疫性疾患の

お助けタンパク質の作用を増強する薬を開発して

膠原病、炎症性腸疾患などの臨床に応用してほしい

と思います。これらの病で苦しんでいる人は多数

いるものと推測されます。



 試験で私見を述べる。笑



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藤田 亨

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最新号より100号前のメルマガ

2013-01-10 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.376 平成23年2月17日作成





作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨








★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


目次





  


1) 恐怖や不安の記憶を消し去る脳内マリフアナ


2) 毛根タンパク質の不足が脱毛と白髪の両方の原因





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





  


 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは


1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を


増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の


なさから1週間に1回が限度となっています。これからも


当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識


を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って


おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので


どうかお許し下さい。








 


1】 恐怖や不安の記憶を消し去る脳内マリフアナ





恐怖や不安の記憶を消し去る脳内マリフアナ


「内在性カンナビノイド」を伝達するシナプス


(神経細胞の接合部)を北海道大学医学研究科の


渡辺雅彦(わたなべ・まさひこ)教授(神経解剖学)


のグループがマウスの研究で突き止め、1月31日


の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表しました。





 脳内で作用するプロセスが具体的に分かったのは


初めてです。心的外傷後ストレス障害(PTSD)


の新薬開発などにつながる可能性があるということ


です。





 脳内では無数の神経細胞が結合しあい、シナプスが


視覚や聴覚をはじめ、さまざまな情報を伝達する役割


を果たします。





 研究グループによると、カンナビノイドを受け取る


シナプスは、恐怖や不安など「負の感情」をつかさどる


大脳の扁桃体の中の「基底核」と呼ばれる部分にあり


ました。神経細胞に食い込むような特殊な形をしており


「陥入型シナプス」と名付けました。





 陥入型シナプス周辺の神経細胞にはカンナビノイドの


合成酵素も集中しています。神経細胞で生成された


カンナビノイドがシナプスに働きかけ、基底核の活動を


活発化させて恐怖の記憶を消去していると考えられる


ということです。





 渡辺教授は「カンナビノイドを含む薬は食欲増進など


に使われている。プロセス解明によって、PTSDへの


薬効に注目した新薬開発が進む可能性がある」と話して


います。





 大麻草のマリファナに近い成分アナンダミド(内因性


カンナビノイド受容体結合物質)が人間の脳では働き


ます。この物質は脂肪酸アミド加水分解酵素 (FAAH) に


よってエタノールアミンとアラキドン酸へ分解されること


が分かっています。この脂肪酸アミド加水分解酵素 (FAAH)


の阻害剤が作れればPTSDに対する治療がすすむのでは


ないかと考えられています。





 大麻は大魔だが、使いよう。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





2】毛根タンパク質の不足が脱毛と白髪の両方の原因





 毛根で「17型コラーゲン」というタンパク質が不足


すると、脱毛と白髪の両方の原因となることをマウスの


研究で突き止めたと、西村栄美(にしむら・えみ)


東京医科歯科大教授(幹細胞医学)らが2月4日付


米科学誌に発表しました。





 西村教授は「頭皮でこのコラーゲンが作られるような


薬を開発すると、一部の脱毛や白髪を治療できる可能性


がある」と話しています。





 髪の毛と黒い色のもとは、毛根に貯蔵されている


毛包幹細胞と色素幹細胞です。毛が再生産される際に使われ


ます。





 西村教授らによると、17型コラーゲンの働きで毛包幹細胞


が枯渇せず脱毛を防いでいることが判明しました。


このコラーゲンは、毛包幹細胞が「TGFベータ」という


タンパク質を作るのにも不可欠で、このタンパク質の働きで


色素幹細胞がなくなってしまわないことも分かったということ


です。





 マウスは通常、生後約2年で老化し脱毛や白髪が起きますが、


遺伝子操作で17型コラーゲンができないようにしたマウス


では、半年以内に白髪が目立つようになり、約10カ月で全身の


毛が抜けました。TGFベータも作られていませんでした。





 さらに人間の17型コラーゲンを作るよう遺伝子操作すると、


再び毛包と色素の両方の幹細胞ができ、脱毛と白髪を抑えられ


ました。





 TGFベータができても、色素幹細胞側で受け取れないように


遺伝子操作をすると白髪になりました。





 脱毛と白髪の人の怒りのもと17型こらーゲン。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





編集後記





 大麻の成分そのものを治療に用いるのは難しいですが


メカニズムが解明されて脳内麻薬の分解酵素を阻害する


のは副作用さえなければ、可能ではないでしょうか。


脱毛や白髪に関するメカニズムは、もう少し複雑に色々


な因子が絡み合っている気がします。この発見だけで


ものすごく治療に結びつくというわけには、なかなか


いかないでしょうが根気づよく研究を続けていって


頂きたいと思います。





 今期の根気。笑





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最新号より100号前のメルマガ

2013-01-03 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.374 平成23年2月3日作成





作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨








★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


目次





  


1) 細胞増殖の制御にかかわる遺伝子


2) 大腸ガンの転移を防ぐ遺伝子








◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





  


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1】 細胞増殖の制御にかかわる遺伝子





細胞増殖の制御にかかわる遺伝子を突き止めたと、


名古屋大大学院理学研究科の花房洋(はなふさ・ひろし)


助教(生命理学)らが1月18日付の英科学誌


ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表しました。


異常な増殖による細胞のガン化の予防や治療に役立つ


可能性があるということです。





 この遺伝子は「LRRK1」と呼ばれる遺伝子です。


パーキンソン病に関連する遺伝子と似た構造だが、働きは


解明されていませんでした。





 花房氏らは、LRRK1の数を減らした人の細胞を作製


しました。主に皮膚にある成長因子「EGF」がこの細胞


を増やす過程を電子顕微鏡で観察したところ、増殖の"指示"


を送り続けた状態になっていることを確かめました。





 EGFは通常、細胞膜の受容体と結合して活性化し、


細胞を増やした後は細胞内に取り込まれて分解され、増殖


の指示はオフになりますが、実験では活性化したまま


細胞膜周辺にとどまり、分解されませんでした。LRRK1


がEGFの分解をコントロールしているとみられるという


ことです。





 既に実用化されている肺ガン治療薬イレッサは、EGF


受容体の活性化を抑え、ガン細胞の増殖を防ぎます。今回の


研究成果は、これとは別の新しい治療法開発につながる


可能性があるということです。





 EGFは味の素(AGF)ではありません。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





2】大腸ガンの転移を防ぐ遺伝子





 京都大大学院医学研究科の武藤誠教授らの研究グループが


「Aes」という特定の遺伝子が大腸ガンの転移を防ぐこと


を確認し、1月18日の米科学誌「キャンサー・セル」


(電子版)に発表しました。新たな治療法の確立や転移の予防


につながることが期待されます。





 研究グループは、大腸ガンが転移した肝細胞にAesが


見られなかったり、Aesが大腸ガン細胞で働いている患者さん


には転移があまり見られないことに注目しました。マウスを使い、


Aesを大腸ガン細胞で強く働かせた場合、通常と比較して転移


する病巣数が肝臓で約4分の1、肺で約7分の1に減ることを


確かめました。





 逆にAesを働かせないと、病巣数は2倍に増え、転移が促進


されていました。また、細胞の発生や分化、増殖に関係する作用


「Notchシグナル」がガン転移の引き金となっていることも


解明しました。Aesがこのシグナルを阻害していることを


突き止めました。





 転医により転移が発見された。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





編集後記





 次々にガンの増殖転移に関するメカニズムが明らか


になり、本当に嬉しい限りです。これらの発見がガン


の治療や予防に大いに貢献することを期待しています。


Aes遺伝子は、転移を抑制するとのことですが、この


働きが他のガンでも同じであれば、ユニバーサルな


ガンの治療につながると考えられます。転移がなければ


原発巣の治療だけに専念することができ、ガンの治療は


飛躍的に発展するでしょう。


 


 ガンガン、ガン遺伝子を発見する。笑





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最新号より100号前のメルマガ

2013-01-03 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.375 平成23年2月10日作成





作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨








★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


目次





  


1) ガン細胞だけを選択し、死滅させる遺伝子


2) 心房細動は飲酒量の増加に伴い高まる





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





  


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1】 ガン細胞だけを選択し、死滅させる遺伝子





岡山大病院(北区)は25日、ガン細胞だけを選択し、


死滅させる遺伝子「REIC」を用いた前立腺ガンの


臨床研究を開始しました。REICを使った臨床研究


は初めてということです。治療を受けるのは前立腺ガン


を患っている県内在住の70歳代男性です。人体への


効果と安全性を確かめ、将来的に他のガン、アスベスト


(石綿)が原因で発症する悪性胸膜中皮腫の治療にも


応用する方針です。





 REICは同大が00年に発見したガン抑制遺伝子


です。マウスなどの動物実験で、アデノウイルスを


REIC遺伝子の“運搬役”に仕立て注入し、前立腺


ガンの消滅、縮小の効果が確認されました。免疫機能


を高め、転移を抑制する効果もありました。同大は


米国の大学と共同で人への臨床研究を進めています。


人への投薬は今回が世界初となり、効果が注目され


ています。





 研究では手術のみでは再発の可能性が高いと判断


された患者など24人~36人を対象にします。


この日、前立腺ガンを患う70代男性患者さんのガン


部分にREICが入った薬が直接注入されました。


患者さんに2週間後に再度、薬を注入し、効果や影響


を見ながら3月下旬ごろに前立腺の除去手術を予定


しています。研究責任者を務める那須保友教授は


「ガンの縮小効果に期待している。再発リスクの軽減


にも効果があるのではないか」と話しています。





 祝勝ムードは縮小。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





2】心房細動は飲酒量の増加に伴い高まる





 心臓の脈拍が乱れる不整脈を起こす危険性が、飲酒量


の増加に伴い高まることが、筑波大の児玉暁(さとる)


研究員らのチームの解析で明らかになりました。1月


25日、米国心臓病学会誌に発表しました。


「酒は百薬の長」といわれ、適度な飲酒は健康によいと


されるが、不整脈との関係が明らかになったのは初めて


です。





 研究チームは、1980年代以降の欧米の14本の


論文に掲載された、飲酒習慣と代表的な不整脈である


「心房細動」に関するデータを統合し、解析しました。


その結果、飲酒量が最も多いグループが心房細動を発症


する危険性は、最も少ないグループの約1・5倍になり


ました。最も多いグループの飲酒量は、エタノール換算


で1日18グラムから72グラム(ビール中瓶1本で


約20グラム)でした。





 さらに、あまり飲まない人の飲酒量について、


エタノール換算の数値が明記された9研究を解析した


ところ、飲酒量の増加によって、心房細動の危険性が


一方的に高まることが分かりました。1日の飲酒量が


エタノール換算で10グラム増えると、心房細動の


危険性は約8%高まりました。





 心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血の


かたまりができやすくなり、それが脳の血管に詰まると


重症の脳梗塞(こうそく)につながります。


曽根博仁・筑波大教授(内科)は「心房細動は高齢に


なると増える。一般に、適量の飲酒は心筋梗塞や死亡率


の低下に役立つと知られるが、心房細動に関しては


異なることが分かった。過去に不整脈を起こしたことが


ある人は、禁酒によって再発の危険性を減らせる可能性


がある」と話しています。





 金主の禁酒。笑





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆





編集後記





 2000年の岡山大学のREICの発見はしりません


でした。こんな都合の良い(ガン細胞だけ死滅させる)


働きをもった遺伝子があるとは、夢にも考えて


いませんでした。臨床試験で良い結果がでて早く


中皮腫にも応用して欲しいものです。心房細動が


アルコールの摂取量に比例しておこるとは百薬の長


と考えていたのに残念です。仏教やイスラム教で禁酒を


課しているのは、砂漠での命を守るためと解釈して


きましたが、心房細動が頻発するとなおのこと


正しかったということでしょうか。





 理性を奪うアルコール禁酒は利生かも。笑





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2012-12-20 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.373 平成23年1月27日作成


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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 我慢の時にセロトニン神経細胞が活発に

2) 男性型脱毛症のメカニズム





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1】 我慢の時にセロトニン神経細胞が活発に



欲しい物を得るために我慢している時には、睡眠や精神活動

に関係する脳内物質「セロトニン」を出す神経細胞の働きが

活発になっていることを、沖縄科学技術研究基盤整備機構の

グループがラットの実験で突き止め、1月12日付の

米科学誌に発表しました。



 複雑な心の動きを制御するメカニズムの解明につながる成果

です。衝動的な行動を伴う精神疾患の診断や治療、人間により

近いロボットの開発などに応用が期待されます。



 欲しい時にすぐに出てくる少量の餌か、しばらく待って出て

くる大量の餌のどちらかをラットに選ばせる過去の研究では、

脳内のセロトニンの量が少ないラットは、すぐに出てくる方

をより好むことが示されています。



 同機構のグループはこれを踏まえ、セロトニンを出す神経細胞

が集中するラットの中脳の部位に電極を固定しました。餌を

待っている時の神経活動を記録したところ、神経細胞が

セロトニンを出す頻度は通常の3倍程度にまでなりました。



 待ちきれずに餌を食べるのを諦める時は、その直前に、

セロトニンを出す頻度が待ち続ける場合の半分以下になっている

ことも分かりました。



 商道は衝動では続かず、飽きない(商い)ことが必要。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】男性型脱毛症のメカニズム



 体質的な薄毛は、毛髪の元になる細胞が足りないのではなく、

その細胞が次の段階に変化できないことが原因であることを、

米ペンシルベニア大学などの研究チームが突きとめました。



 この細胞変化を促す薬が開発できれば、薄毛の新たな治療法

になる可能性があります。米医学誌に発表しました。

新しい治療法期待されます。 毛が生える際には、頭皮にある

「幹細胞」が別の「前駆細胞」に変わり、それが「毛母細胞」

「角化細胞」などに変化して毛髪を生むことが分かっています。



 研究チームは、体質的に薄毛の男性型脱毛症患者さん54人

(40-65歳)の頭皮を採取し、細胞の種類と数を調べました。

薄毛部分と毛が生えた部分を比べたところ、幹細胞の数は

ほとんど同じでした。ところが、前駆細胞の数は、薄毛部分で

10分の1に減っていました。



 先駆細胞の数の減少を詠んだ俳句をを選句した。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 より我慢をして理性的になり、セロトニンを沢山分泌させ

大きな利益を上げられるようになるといいですね。また

衝動的刹那的本能的な犯罪を抑止できるようになれば、これも

素晴らしいことなのではないでしょうか?頭髪の悩みは尽きせぬ

ものの、はやくプロペシアに取って代わる薬ができることを

期待しています。



 我満を我慢。笑 



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