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2023-04-04 06:17:02

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診療マル秘裏話  号外Vol.2445 令和4年6月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)局所進行性・転移性乳ガンの治療薬候補を報告
2)蛋白分解酵素で分解した卵白投与でアレルギー予防

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 局所進行性・転移性乳ガンの治療薬候補を報告

 
 
 
 
 
 スイスのバイオ製薬企業Rhiz
en・Pharmaceuticalsは,局所進
行性・転移性乳ガンの治療薬候
補「テナリシブ」を検討する第
2相試験の中間データを欧州臨
床腫瘍学会(ESMO)乳ガン学会
議で報告したと発表しました。
テナリシブは経口のアイソフォ
ーム選択的二重PI3K・δ/
γ阻害薬で、SIK3阻害活性
もあります。治療期間の中央値
が約4カ月となる中間データで
は、忍容性が良好で、病勢コン
トロール率は67.5%と有望でし
た。同社は同候補をその他の固
形ガン治療に拡大できると期待
しています。また化学療法剤や
免疫チェックポイント阻害剤と
の併用についても計画していく
予定です。

 乳ガンの治療薬について解説

している動画です。

 
 


 
 
 経口の薬剤を携行する。 笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 蛋白分解酵素で分解した卵白投与でアレルギー予防

 
 
 
 
 
 日本ハム、国立成育医療研究
センター研究所などのグループ
は、食品加工用の蛋白分解酵素
で分解した卵白を鶏卵アレルギ
ーモデルマウスに投与すると、
未分解の卵白より症状が誘発さ
れにくく、未分解の卵白と同等
の鶏卵アレルギー発症予防効果
を持つことを突き止めました。
鶏卵アレルギーをすでに発症し
ているマウスに投与しても症状
を起こしにくく、皮膚から体内
に侵入してもアレルギー症状を
引き起こすIgE 抗体を作りにく
いといった特徴があることも明
らかにしました。

 成果は国際学術誌「アレルゴ
ロジーインターナショナル」の
電子版にこのほど掲載されまし
た。より安全性の高い食物アレ
ルギー予防法の確立に役立つこ
とが期待されます。

 食物の摂取で経口免疫寛容が
誘導され、食物アレルギーにな
りにくくなることが近年の研究
で明らかになっています。ただ、
すでに離乳時期に鶏卵アレルギ
ーを発症している乳児の場合、
通常の鶏卵(卵白)を食べるこ
とによってアレルギー症状を引
き起こしてしまうリスクがあり
ます。

 炎症皮膚(湿疹)の治療が十
分でない場合には鶏卵を食べる
際に食物アレルゲンが皮膚から
侵入し、新たに鶏卵アレルギー
を発症するリスクも考えられま
す。こうした課題に対し、より
安全な予防法の確立が求められ
ています。

 鶏卵アレルギーについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 経口免疫寛容が治療では肝要
である。         笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
編集後記

 
 スイスのバイオ製薬企業Rhiz
en・Pharmaceuticalsが,局所進
行性・転移性乳ガンの治療薬候
補「テナリシブ」を検討する第
2相試験の中間データを欧州臨
床腫瘍学会(ESMO)乳ガン学会
議で報告したと発表したのは、
素晴らしい業績です。治療期間
の中央値が約4カ月となる中間
データでは、忍容性が良好で、
病勢コントロール率は67.5%と
有望であるのは、本当に使い勝
手が良い薬剤と言えましょう。
化学療法剤や免疫チェックポイ
ント阻害剤との併用については、
特に化学療法剤の併用について
クロノテラピーを念頭に置いて
考えて頂きたいと思います。
 日本ハム、国立成育医療研究
センター研究所などのグループ
が、食品加工用の蛋白分解酵素
で分解した卵白を鶏卵アレルギ
ーモデルマウスに投与すると、
未分解の卵白より症状が誘発さ
れにくく、未分解の卵白と同等
の鶏卵アレルギー発症予防効果
を持つことを突き止めたのは、
素晴らしい業績です。鶏卵アレ
ルギーをすでに発症しているマ
ウスに投与しても症状を起こし
にくく、皮膚から体内に侵入し
てもアレルギー症状を引き起こ
すIgE 抗体を作りにくいといっ
た特徴があることも明らかにな
ったので、より安全性の高い食
物アレルギー予防法の確立に役
立つことを期待したいと思いま
す。

 食物アレルギー予防法の確立
の確率を推定する。    笑

 
 
 
 
 
 
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