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2023-03-29 06:47:54

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診療マル秘裏話  Vol.908 令和3年5月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)膵ガン切除可能症例増加が見込まれる早期診断
2)米国流行の武漢熱変異種日本人の6割免疫低下

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 膵ガン切除可能症例増加が見込まれる早期診断

 
 
 
 
 膵臓ガン治療は全体的に良く
なっているものの、変化があま
りみられないものもあります。
切除可能症例の増加が見込まれ
る早期診断です。

 そこで今注目を集めているの
が、血液中からガンのDNAを
採取し、診断や治療後の評価を
行うリキッドバイオプシーとい
われる検査です。血液採取だけ
で済むので患者さんの負担は少
なく、繰り返し検査できるとい
う利点もあります。

 「われわれがリキッドバイオ
プシーに一番期待しているのは
早期診断ですが、これまでの研
究を見る限り、早期診断はまだ
まだ難しいと思います。一方で、
膵臓ガンにかかった方の治療後
の再発予測、予後予測などを対
象とした臨床研究が進められて
おり、実用化されれば、その予
測に応じて治療を変えるといっ
た個別化治療が進んでいく可能
性はあります」と日本屈指の膵
臓ガン手術数を誇る静岡ガンセ
ンター病院長の上坂医師は話し
ています。

 加えて膵臓ガンの場合、遺伝
子パネル検査で遺伝子変異を調
べてもほとんど薬にたどり着か
ない状況だということですが、
「遺伝子変異に対応した薬剤が
もっと開発されれば、さらに手
術ができる患者さんが増えてく
るかもしれません。そうなって
生存率がさらに高まることを期
待したい」と上坂医師は展望し
ています。

 “暗黒大陸”と言われてきた
膵臓ガンは、現状でもいくつか
光が差し込んでいます。外科と
内科の集学的治療、およびゲノ
ム医療による個別化治療の進展
により、10年後20年後には今か
らでは考えられない別世界にな
っている可能性は大いにありま
す。

 リキッドバイオプシーについ

て解説している動画です。

 
 


 
 
 
 上京して、経済状況を把握す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 米国流行の武漢熱変異種日本人の6割免疫低下

 
 
 
 
 
 
 米国で流行している新型コロ
ナウイルス(武漢熱)の変異型
に対し、日本人の6割は免疫の
効果が低くなる可能性があると
する解析結果を、東京大や熊本
大などの研究チームが明らかに
しました。日本でもこの変異型
が広がった場合、ワクチンの効
果が下がるなどの影響が出る恐
れがあるということです。

 この変異型は、ウイルス表面
の突起に「L452R」という
変異を持っています。米疾病対
策センター(CDC)によると、
米カリフォルニア州では3月中
旬時点で感染者の56%を占めま
した。3月下旬には沖縄県でも
1例見つかりました。

 チームは、白血球の血液型と
も言われる「HLA(ヒト白血
球抗原)」に注目しました。日
本人の6割が持つ「HLA―A
24」というタイプの白血球は、
L452R変異に対し、免疫効
果が弱くなることが細胞実験で
確かめられたということです。
L452R変異は感染力を高め
る可能性も指摘されています。
チームの佐藤佳・東大医科学研
究所准教授(ウイルス学)は「
やっかいな変異だが、1人が持
つHLAは複数あり、免疫効果
が全くなくなるわけではないと
考えられる」と指摘しています。

 東京農工大の水谷哲也教授(
ウイルス学)の話「L452R
変異は以前から注目されていた
が、日本人は感染により気をつ
けなければいけない可能性があ
る」

 L452R変異株について解

説している動画です。

 
 
 


 
 
 化膿する可能性が出てきた。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 血液中からガンのDNAを採
取し、診断や治療後の評価を行
うリキッドバイオプシーといわ
れる検査は、血液採取だけで、
済むので患者さんの負担は少な
く、繰り返し検査できるという
利点があります。ガンのDNA
を採取ということから、循環腫
瘍DNAを検査しているものと
考えられます。循環腫瘍DNA
は、ctDNA と呼ばれます。ctDN
A に基づくリキッドバイオプシ
ーは、治療が最も奏効するであ
ろう早期においてガンの発見に
利用できる可能性があります。
例えば、数件の研究で、患者さ
んが画像診断などの既存の方法
でガンと診断された数カ月前に、
リキッドバイオプシーにより患
者さん口腔由来の血液検体中の
ctDNA が検出されたそうです。
 米国で流行している新型コロ
ナウイルス(武漢熱)の変異型
に対し、日本人の6割は免疫の
効果が低くなる可能性があると
する解析結果を、東京大や熊本
大などの研究チームが明らかに
したのは、由々しきことです。
日本人の6割が持つ「HLA―
A24」というタイプの白血球
は、L452R変異に対し、免
疫効果が弱くなることが細胞実
験で確かめられたということで
す。日本でもこの変異型が広が
った場合、ワクチンの効果が下
がるなどの影響が出る恐れがあ
るというのは、残念なことです。
ただ、あくまで細胞実験の結果
であり、動物実験が行われてい
ないので、こうした影響が最小
限ですむよう、普段から免疫力
を向上させることを実行するべ
きだと私は考えています。

 普段から不断の努力を行う。


 
 
 
 
 
 
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