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2023-03-12 06:17:16

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診療マル秘裏話  号外Vol.2425 令和4年5月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)福島医大,ガンオルガノイド利用のパートナーシップを締結
2)ATTR アミロイドーシスのアミロイド沈着機構の解明に成功

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 福島医大,ガンオルガノイド利用のパートナーシップを締結

 
 
 
 
 
 福島医大は4月14日、国内商
社、英ガン研究機関との3者で
ガン研究に関するパートナーシ
ップを締結したと発表しました。
医大が開発した、体内のガン組
織に近い培養細胞「ガンオルガ
ノイド(F―PDO)」を世界中の
ガン研究者が利活用できるよう
になり、薬剤の開発などガン治
療研究の加速化が期待されると
いうことです。

 締結したのは英ガン研究機関
「キャンサー・リサーチ・ユー
ケー」と商社の「住商ファーマ
インターナショナル」(東京都)
です。医大が開発した培養細胞
はこれまで国内での利用が中心
でしたが、キャンサーが持つ流
通ルートや住商ファーマの仲介
によって、ガン研究が盛んな米
国を含め世界で利用できるよう
になります。

 オルガノイドについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 理容店を利用する。   笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ATTR アミロイドーシスのアミロイド沈着機構の解明に成功

 
 
 
 
 
 金沢大学は4月18日、ATTRア
ミロイドーシスにおける細胞外
小胞による蛋白質凝集体(アミ
ロイド)の沈着機構の解明に成
功したと発表しました。この研
究は、同大ナノ生命科学研究所
の華山力成教授、医薬保健研究
域医学系の河原裕憲助教、医薬
保健研究域医学系脳老化・神経
病態学(脳神経内科学)の山田
正仁名誉教授(現・九段坂病院
副院長)、大学院医薬保健学総
合研究科博士課程学生の山口浩
輝氏らの研究グループによるも
のです。研究成果は、「Fronti
ers in Molecular Biosciences」
オンライン版に掲載されていま
す。

 ATTRアミロイドーシスは、ト
ランスサイレチン(TTR) が凝
集し形成されたTTR アミロイド
が全身の諸臓器に沈着し、進行
性の臓器障害を呈する予後不良
の疾患の総称で、TTR 遺伝子変
異に起因するATTRv アミロイド
ーシスと遺伝子変異を伴わない
野生型ATTR(ATTRwt)アミロイ
ドーシスに大別されます。しか
し、体内におけるTTR の凝集・
沈着機構はこれまでよく分かっ
ていませんでした。

 今回、研究グループは、血液
中に存在する細胞外小胞がTTR
の凝集化や細胞への沈着を促進
することを見出し、TTR アミロ
イドの沈着機構の新たなモデル
を提唱しました。

 まず、健康なヒト血液中に存
在する細胞外小胞にTTR が存在
するかを解析した所、細胞外小
胞の膜表面に存在することが明
らかとなりました。また精製し
たTTR をヒト血液由来の細胞外
小胞と反応させると粒子サイズ
が増加することが高速原子間力
顕微鏡(高速AFM) を用いるこ
とによってリアルタイムに観察
され、TTR の凝集化促進を直接
見て確認できました。なかでも
遺伝子変異型TTR(V30 M-TTR)
が顕著に凝集することが分かり
ました。

 次に、ヒト血液由来の細胞外
小胞がTTR アミロイドの細胞沈
着に関与するかを解析した所、
変異型TTR だけでは細胞への沈
着はほとんど観察されませんで
したが、ヒト血液由来の細胞外
小胞と一緒に添加することで、
細胞へのTTR アミロイドの沈着
が顕著に増加しました。さらに、
ATTRv アミロイドーシス患者さ
んと健常者の血液検体を用いて
解析した所、血液由来の細胞外
小胞の量が健常者と比べて増加
傾向にあり、細胞外小胞に含ま
れるTTR アミロイドの量が健常
者と比べて低下していることも
分かりました。

 今回の研究により、ATTRv ア
ミロイドーシスにおいて細胞外
小胞がTTR の凝集促進・アミロ
イド沈着に深く関与しているこ
とが明らかとなり、細胞外小胞
の産生を抑えることで、組織へ
のアミロイド沈着を阻止できる
可能性が示唆されました。「今
後はATTRアミロイドーシスの早
期発見や治療法の開発へと研究
が発展することが期待される」
と、研究グループは述べていま
す。

 ATTRアミロイドーシスにつ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 
 祖師が素子の研究を阻止する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 福島医大が4月14日、国内商
社、英ガン研究機関との3者で
ガン研究に関するパートナーシ
ップを締結したと発表したのは、
喜ばしいことです。体内のガン
組織に近い培養細胞「ガンオル
ガノイド(F―PDO)」を世界中
のガン研究者が利活用できるよ
うになり、薬剤の開発などガン
治療研究の加速化が期待される
ということなので、動物実験で
も再現できない人間の体内での
反応を見ることができるのでは、
ないかと期待しています。
 金沢大学が4月18日、ATTRア
ミロイドーシスにおける細胞外
小胞による蛋白質凝集体(アミ
ロイド)の沈着機構の解明に成
功したと発表したのは、素晴ら
しい業績です。ATTRアミロイド
ーシスは、トランスサイレチン
(TTR) が凝集し形成されたTT
R アミロイドが全身の諸臓器に
沈着し、進行性の臓器障害を呈
する予後不良の疾患の総称とい
うことなので、この病気の治療
法が見つかるならば本当に凄い
成果と言えるでしょう。

 創傷治癒を促進する治療法の
総称を考える。      笑

 
 
 
 
 
 
 
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