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診療マル秘裏話  号外Vol.2424 令和4年5月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)米国で虫垂ガン発生率が2004~2017年増加傾向
2)排卵誘発剤の適正使用の指針をホームページに掲載

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 米国で虫垂ガン発生率が2004~2017年増加傾向

 
 
 
 
 
 
 米National Cancer Database
のデータを用いて,2004-17年の
虫垂ガンの発症率および組織型
の経時的傾向を検討しました。
右側結腸ガン患者さん38万7867
例中1万9570例が虫垂ガンで,そ
のうち5628例がカルチノイド腫
瘍でした。

 ロジスティック回帰解析の結
果、2004年から2017年までの虫
垂ガンのオッズはその他の右側
結腸ガンに比べると増加しまし
た(オッズ比2.56、95%CI 2.3
5-2.79)。全年齢群で虫垂ガン
発症率の増加が見られましたが、
40-49 歳では増加傾向が顕著で
した(2004年10%、2017年18%、
一対比較によりP<0.001)。虫
垂カルチノイドのオッズはその
他の組織型より経時的増加が見
られ(同1.70、1.40-2.07)、4
0歳未満で増加が,最も大きいと
いう結果でした(2004年24%、
2017年45%,一対比較によりP<
0.001)。

 虫垂ガンについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 皮革製品を比較した。  笑

 カルチノイドは消化管、気管
に好発する上皮由来の腫瘍です。
日本では大腸ではとくに直腸に
多く、粘膜下腫瘍の形を取りま
す。大きなものは転移するので、
悪性腫瘍と考えられます。

 
 
 
 
 
 
 
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2】 排卵誘発剤の適正使用の指針をホームページに掲載

 
 
 
 
 
 日本産科婦人科学会はこのほ
ど、アロマターゼ阻害薬「レト
ロゾール」(販売名:フェマー
ラ錠2.5mg) の適正使用に関す
る指針をホームページに掲載し
ました。同薬の不妊治療への保
険適用に先立ち、製造販売元の
ノバルティスファーマが作成し
たものです。2月に適応追加が
承認された「生殖補助医療にお
ける調節卵巣刺激」と、「多嚢
胞性卵巣症候群における排卵誘
発」「原因不明不妊における排
卵誘発」が4月から保険適用と
なっています。

 用法・用量はいずれも「通常、
成人にはレトロゾールとして1
日1回2.5mg を月経周期3日目か
ら5日間経口投与する。 十分な
効果が得られない場合は、次周
期以降の1日投与量を5mgに増量
できる」と記載されています。
また同社は、動物実験で胎児毒
性並びに催奇形性が認められて
いることから、有害事象が発生
した場合の情報提供の協力も併
せて周知しています。

 レトロゾールについて解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
 羞恥心の克服を周知した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 米National Cancer Database
のデータを用いて,2004-17年の
虫垂ガンの発症率および組織型
の経時的傾向を検討したのは、
素晴らしい業績です。日本では、
直腸に多いので、人種差という
ものは、大きく病気の部位に影
響するのだと感じました。発生
率が上がっているのは、米国人
の食生活からすれば、当然と言
えるでしょう。ただ、日本人の
食事もアメリカナイズされてき
ていることを考えると明日は、
わが身と考えた方が良さそうで
しょう。
 日本産科婦人科学会はこのほ
ど、アロマターゼ阻害薬「レト
ロゾール」(販売名:フェマー
ラ錠2.5mg) の適正使用に関す
る指針をホームページに掲載し
たのは喜ばしいことです。動物
実験で胎児毒性並びに催奇形性
が認められているということは、
かなり危険な薬だと言えるでし
ょう。有害事象が発生した場合
は、早く使用中止の方向で検討
するべきだと思います。製薬会
社の利益より、患者さんの利益
を優先するべきだと考えます。

 芳香剤を使う方向で考える。


 
 
 
 
 
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