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2023-02-20 08:32:45

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診療マル秘裏話  号外Vol.2407 令和4年4月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)飲酒量の生涯推移と,アルコール関連ガンのリスクの関係
2)オミクロン株抗体保有者が少なかった事が第6波生む

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 飲酒量の生涯推移と,アルコール関連ガンのリスクの関係

 
 
 
 
 
 
 Melbourne Collaborative Co
hort Studyのデータを使用して、
飲酒量の生涯推移とアルコール
関連ガン(上気道消化管、乳房、
肝臓、大腸)リスクの関係を前
向きコホート試験で検討しまし
た。女性2万2756例、男性1万57
01例を対象としました。

 飲酒量推移を解析した結果、
女性に3つ(非飲酒、安定した
少量飲酒、飲酒量増加の中等量
飲酒)、男性に6つ(非飲酒、
安定した少量飲酒または中等量
飲酒、飲酒量増加の多量飲酒、
飲酒量が早期低下の多量飲酒、
晩期低下の多量飲酒)の飲酒パ
ターンが確認されました。

 女性では48万5525人年で2303
件,男性では30万3218人年で789
件のアルコール関連ガン診断が
発生しました。非飲酒群に比べ
ると,男性では、20-39歳の多量
飲酒+早期(40-49歳) 飲酒量
低下群(ハザード比1.75、95%
CI 1.25-2.44),20-39歳での多
量飲酒+後期(60-69歳) 飲酒
量低下群(同1.94、1.28-2.93)、
20-39 歳の中等量飲酒+中年期
の多量飲酒群(同1.45、1.06-1
.97) のリスクが高いという結
果でした。女性では、20歳から
飲酒量増加の中等量飲酒群(同
1.25、1.06-1.48) のリスクが
高いという結果がでました。

 飲酒量低下で、アルコールの
定価が低くなる。     笑

 
 
 
 
 
 
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2】 オミクロン株抗体保有者が少なかった事が第6波生む

 
 
 
 
 
 オミクロン株の抗体を持つ人
の少なさが第6波につながった
とみています。横浜市立大学は、
今年初め横浜市民123 人を対象
にウイルスの働きを抑える中和
抗体の保有率を調べたところ、
従来株では87%、デルタ株では
74%でした。

 これに対し、オミクロン株で
は28%にとどまりました。一方、
3回目のワクチン接種から7日以
上が経った人の100%が、オミク
ロン株に対する中和抗体を持っ
ていました。

 研究チームは「今年始めの時
点でオミクロン株への中和抗体
保有率が低かったことが、第6
波の感染拡大が生じた理由の一
つ」としています。

 オミクロン株の急増について

解説している動画です。

 
 


 
 
 感染拡大の各題について議論
する。          笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 Melbourne Collaborative Co
hort Studyのデータを使用して、
飲酒量の生涯推移とアルコール
関連ガン(上気道消化管、乳房、
肝臓、大腸)リスクの関係を前
向きコホート試験で検討したの
は、素晴らしい業績です。飲酒
によるガン発症のリスクのメカ
ニズムは、アセトアルデヒドが
遺伝子ことわけて、ガン抑制遺
伝子を障害するせいだと言われ
ています。若い内から大量飲酒
すれば、若い内から、ガン抑制
遺伝子が障害され、ガン細胞が
発生しやすくなり、発生したガ
ン細胞が10年~20年の年月を経
て、ガンを発症されると推察さ
れます。
 横浜市立大学は、今年初め横
浜市民123 人を対象にウイルス
の働きを抑える中和抗体の保有
率を調べたところ、従来株では
87%、デルタ株では74%でした
が、これに対し、オミクロン株
では28%にとどまりました。一
方、3回目のワクチン接種から7
日以上が経った人の100%が、オ
ミクロン株に対する中和抗体を
持っていたということで、第6
波の原因としていますが、私は、
不顕性感染もその原因の一つで
はないかと考えています。オミ
クロン株は症状が軽いので不顕
性感染が多いと思われます。

 中和抗体が後退する。  笑

 
 
 
 
 
 
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