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2023-02-16 07:39:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.2403 令和4年4月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)PI3K-δ/γ二重阻害薬CLLとSLL治療薬承認申請
2)アトピー性皮膚炎の合併症にさまざまな眼病変

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 PI3K-δ/γ二重阻害薬CLLとSLL治療薬承認申請

 
 
 
 
 
 
 ヤクルトは3月24日、ファー
ストインクラスの経口ホスファ
チジルイノシトール-3-キナー
ゼ(PI3K)-δ/γ二重阻害薬du
velisib(開発コードYHI-1702)
について、再発・難治性の慢性
リンパ性白血病(CLL) および
小リンパ球性リンパ腫(SLL)
の治療薬として厚生労働省に承
認申請を行ったと発表しました。

 PI3K-δ/γは、悪性のB細胞
およびT細胞の増殖と生存に関
与していることが知られており、
duvelisibはこれら2つの酵素を
阻害します。今回の承認申請は、
CLLおよびSLL患者さんを対象に
実施された国内第1相臨床試験、
および国際第3相ランダム化比
較試験DUO などの成績に基づき
ます。

 DUO 試験では、再発・難治性
のCLLおよびSLLを対象に、duve
lisib の有効性および安全性が
抗CD20抗体オファツムマブを対
照として検証しました。主要評
価項目である無増悪生存(PFS)
の中央値は、オファツムマブ群
の9.9 カ月に対し,duvelisib群
では13.3カ月と有意な延長が認
められました(ハザード比0.52、
P<0.0001、Blood 2018; 132:
2446-2455)。

 同薬は既に、欧米を含む32カ
国において承認されています。
またCLLおよびSLLの他、末梢性
T細胞リンパ腫、濾胞性リンパ
腫、成人T細胞白血病・リンパ
腫を対象に臨床試験が行われて
います。承認されれば、日本に
おけるファーストインクラス薬
となります。

 CLLおよびSLLの日本での発症
率は10万人・年当たり1人未満
とまれなガンとされています。
通常緩徐に進行しますが、一部
治療に不応または治療後に再発
することがあり、新たな治療選
択肢が必要とされています。

 慢性リンパ性白血病につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 
 大将を対象にアンケートを行
う。           笑

 
 
 
 
 
 
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2】 アトピー性皮膚炎の合併症にさまざまな眼病変

 
 
 
 
 
 アトピー性皮膚炎の合併症に
アレルギー性結膜炎が多いこと
は知られていますが、その他の
目の疾患も起こり得ます。藤田
医科大学ばんたね病院(名古屋
市)総合アレルギー科・総合ア
レルギーセンターの矢上晶子教
授に聞きました。

 矢上教授は「アレルギー性結
膜炎や目の周りの皮膚に湿疹や
かゆみがあると、特に未成年の
場合、目の辺りをこすったり、
たたいたりすることが多くなり
ます。それを繰り返すうちに目
に傷ができ、さまざまな眼病変
を招くきっかけになります」と
説明しています。

 「目の表面の角膜が傷つくと、
角膜がただれる、濁るなどの異
常が生じます。角膜が部分的に
薄くなる『円すい角膜』に進ん
だり、さらに白内障や網膜剥離
を起こしたりすることもありま
す」。白内障は1~3割、網膜
剥離は1~8%の割合でアトピ
ー性皮膚炎に合併すると報告さ
れているということです。

 また、緑内障を起こす場合も
あります。「目の周りの皮膚へ
のステロイド外用薬や目の炎症
を抑えるステロイド点眼薬を長
く使用している人は、緑内障の
リスクが高くなります」と矢上
教授は言っています。

 「逆に、ステロイドによる副
作用を心配してまぶた周囲の湿
疹の治療を行わないと、湿疹や
かゆみが続き、長期間かいたり
たたいたりすると、手術が必要
な白内障や網膜剥離になってし
まうこともあります」と矢上教
授は言っています。

 「アトピー性皮膚炎の患者さ
んの5~7割に何らかの目の合
併症があると考えます。起きた
ら、眼科で早期に治療を受けて
ください。放置したり、不適切
な民間療法を行ったりしている
うちに進行し、失明する人もい
ます」と矢上教授と警告してい
ます。

 「目の症状は、早期だと気付
かないことがあります。視力低
下などの自覚症状がなくても、
眼科を定期的に受診し、合併症
がないかをチェックしてもらっ
てください」その上で矢上教授
は「目の合併症を予防するため
にも、アトピー性皮膚炎に対す
る治療を適切に受けることが非
常に重要です」と訴えています。

 症状によって、ステロイド外
用薬や非ステロイド外用薬をう
まく使い分けた治療が望まれま
す。「未成年の場合は、スキン
ケアをきちんと行えるよう、家
族の協力が必要です。信頼でき
る医療情報を得ることも大切で
す」と話しています。

 アトピー性皮膚炎と眼の病気

について解説している動画です。

 
 


 
 
 
 強力な協力を必要とする。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ヤクルトが3月24日、ファー
ストインクラスの経口ホスファ
チジルイノシトール-3-キナー
ゼ(PI3K)-δ/γ二重阻害薬du
velisib(開発コードYHI-1702)
について、再発・難治性の慢性
リンパ性白血病(CLL) および
小リンパ球性リンパ腫(SLL)
の治療薬として厚生労働省に承
認申請を行ったと発表したのは、
喜ばしいことです。これらの病
気は、通常緩徐に進行しますが、
一部治療に不応または治療後に
再発することがあり、新たな治
療選択肢として最適なのではな
いでしょうか?
 アトピー性皮膚炎の合併症に
アレルギー性結膜炎が多いこと
は知られていますが、その他の
目の疾患も起こり得ることは、
余り知られていません。アレル
ギー性結膜炎や目の周りの皮膚
に湿疹やかゆみがあると、特に
未成年の場合、目の辺りをこす
ったり、たたいたりすることが
多くなり、それを繰り返すうち
に目に傷ができ、さまざまな眼
病変を招くきっかけになるとい
うことですから、デリケートな
眼の部分を早い段階で保護する
ことが必要であると考えられま
す。

 団塊の世代は早い段階で高齢
化による不利益が指摘されてい
ました。         笑

 
 
 
 
 
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