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2023-02-09 09:06:01

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診療マル秘裏話  号外Vol.2397 令和4年4月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)麹菌が作る成分Dfcyがヒト由来のガン細胞を死滅
2)WHOはデルタクロン株感染は余り拡大していない認識

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 麹菌が作る成分Dfcyがヒト由来のガン細胞を死滅

 
 
 
 
 
 
 月桂冠と甲南大学は3月9日、
日本酒などの製造に用いられる
麹菌が作る成分「デフェリフェ
リクリシン(Dfcy)」に、ヒト由
来のガン細胞を死滅させる作用
があることを発見したと発表し
ました。

 同成果は,月桂冠 総合研究所
と,甲南大 フロンティアサイエ
ンス学部の川内敬子准教授らの
共同研究チームによるものです。
月桂冠が麹菌によるDfcyの製造
および供給を行い、甲南大の川
内准教授の研究チームが抗ガン
作用の検証を担当しました。詳
細は、3月25日から開催される
「日本薬学会第142年会」 にて
発表される予定ということです。

 麹菌が作る成分のDfcyは、ア
ミノ酸が6つ環状につながった
構造のペプチドで、日本酒醸造
で用いる米麹はもちろん、日本
酒、酒粕、甘酒にも含まれてい
ます。しかし、Dfcyは鉄と結合
して赤褐色の着色成分「フェリ
クリシン(Fcy)」 となるため、
無色透明であることが求められ
る日本酒にとっては不要な物質
であり、現在、日本酒などの製
造においてはDfcyやFcy を作ら
せない技術が確立されていると
いうことです。

 月桂冠では、その日本酒とし
て不要なDfcyやFcy の有効活用
に向け、大量生産技術の開発や、
その機能の解明などを進めてき
たとのことで、これまでに鉄分
吸収促進や抗酸化作用、尿酸値
低減、抗炎症作用、美白作用、
皮膚バリア機能といった機能を
有することを見出してきたほか、
植物への鉄分補給による生育促
進作用も確認しているというこ
とです。

 また、鉄はガン細胞の増殖に
かかわることが知られており、
鉄と結合する一部の物質には抗
ガン作用があることが知られて
いることから、今回の研究では、
Dfcyの抗ガン作用についての検
証試験を行ったということです。

 その結果、ヒト乳ガン由来細
胞をDfcyで処理することにより
細胞の死滅が確認され、抗ガン
作用があることが判明。死滅す
る前の細胞には多数の「空胞」
(核やミトコンドリアなど,細胞
内の円形や帯状などの細胞内小
器官) が形成されており、マー
カー蛋白質を用いた詳細な検証
から、細胞内で不要になった成
分が除去されるオートファジー
性細胞死によるものであること
が示されたということです。ま
た肺ガン細胞や大腸ガン細胞に
対しても同様の死滅と空胞形成
があったことから、ほかの多く
のガン細胞腫でも同様の抗ガン
作用が期待できるとしています。

 なお、研究チームでは今回明
らかになったガン細胞の死滅機
構について、新規抗ガン剤の研
究開発につながる成果であると
考えられるとしています。

 日本酒の作り方について解説

している動画です。

 
 


 
 
 不要になった芙蓉の花。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 WHOはデルタクロン株感染は余り拡大していない認識

 
 
 
 
 
 武漢熱のデルタ株とオミクロ
ン株が組み合わさった、通称「
デルタクロン株」について、WH
O=世界保健機関は3月16日、「
感染はあまり広がっていない」
という認識を示しました。

 WHO ではデルタ株とオミクロ
ン株が組み合わさった、通称「
デルタクロン株」について、フ
ランス、オランダ、デンマーク
の3か国で感染を確認したとし
ています。また、現地メディア
によると3月15日にはブラジル
で2件の感染例の発見が発表さ
れています。

 WHO の技術責任者バンケルコ
フ氏は3月16日の会見で、「検
査数が減っていて、もっと調べ
れば他の国でも見つかる可能性
がある」としたうえで、「感染
はあまり広がっていない」とい
う認識を示しました。一方武漢
熱の感染者数は再び増加に転じ
ていて、テドロス事務局長は検
査数が減る国もある中、「(感
染者の増加は)氷山の一角だ」
と警戒を呼びかけました。

 このニュースのニュース動

画です。

 
 


 
 
 軽快な文言で警戒を呼び掛け
た。           笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 月桂冠と甲南大学が3月9日、
日本酒などの製造に用いられる
麹菌が作る成分「デフェリフェ
リクリシン(Dfcy)」に、ヒト由
来のガン細胞を死滅させる作用
があることを発見したと発表し
たのは、素晴らしい業績です。
以前から、振り掛け実験でガン
細胞に効果があるアルコール飲
料は、世界広しと言えども日本
酒とマッコリだけと言われてい
ました。日本酒などの製造過程
において、Dfcyを作らせない技
術が確立されているというのは、
もったいない気がしました。色
が着くことだけが問題なら、抗
ガン作用のあるお酒として造る
のもありかなと思いました。勿
論、Dfcy単体で抗ガン作用のあ
るサプリメントを作るのもあり
かなと考えます。
 武漢熱のデルタ株とオミクロ
ン株が組み合わさった、通称「
デルタクロン株」について、WH
O=世界保健機関は3月16日、「
感染はあまり広がっていない」
という認識を示したのは、少し
ホッとした思いです。第5波の
デルタ波の感染および第6波の
オミクロン株とステルスオミク
ロン株の感染力が余りにも強力
だったため、できれば、第7波
がくるのは回避してもらいたい
という希望的観測が働いたのか
も知れません。フランス、オラ
ンダ、デンマークの3か国で感
染を確認したとしているのは、
不気味ではありますので、余り
油断はできないと考えています。
スーパースプレッダー対策を確
実にして、流行の波を予防して
頂きたいものです。

 患側で異常反射が観測された。


 
 
 
 
 
 
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