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2023-01-20 08:43:20

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診療マル秘裏話  号外Vol.2380 令和4年3月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)遺伝子変異ありの甲状腺ガンで有効な新薬承認
2)オメガ3健康増進作用の新メカニズム腸内細菌の代謝

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 遺伝子変異ありの甲状腺ガンで有効な新薬承認

 
 
 
 
 
 
 日本イーライリリーは本日(
2月25日)、RET遺伝子に選択的
に結合するチロシンキナーゼ阻
害薬セルペルカチニブ(カプセ
ル40mg/80mg)について、厚生
労働省より「RET 融合遺伝子陽
性の根治切除不能な甲状腺ガン」
および「RET 遺伝子変異陽性の
根治切除不能な甲状腺髄様ガン」
に対する治療薬として承認を取
得したと発表しました。

 今回の承認は、国際共同第1
/2相試験LIBRETTO-001の結果
に基づいたものです。同試験で
は、RET 融合遺伝子陽性の根治
切除不能な甲状腺ガンおよびRE
T 遺伝子変異陽性の根治切除不
能な甲状腺髄様ガンを対象に、
セルペルカチニブの有効性およ
び安全性が示されていました。

 甲状腺ガンについて解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 厚生労働省の指導により更生
した。          笑

 
 
 
 
 
 
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2】 オメガ3健康増進作用の新メカニズム腸内細菌の代謝

 
 
 
 
 
 医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)は2月24日、食事で
摂取したオメガ3脂肪酸の健康
増進作用の新しいメカニズムと
して、腸内細菌による代謝が重
要な役割を担っていることを明
らかにしたと発表しました。こ
の研究は、同ワクチン・アジュ
バント研究センターの國澤純セ
ンター長と同・長竹貴広主任研
究員らの研究グループによるも
のです。研究成果は、「Mucosa
l Immunology」にオンライン掲
載されています。

 α‐リノレン酸やエイコサペ
ンタエン酸(EPA),ドコサヘキ
サエン酸(DHA)などのオメガ3
脂肪酸は健康増進のためのサプ
リメントなどとして利用されて
いますが、その効果には個人差
があることが指摘されています。

 また、近年、腸内細菌が健康
に関与することが明らかになり、
そのメカニズムの一つとして、
食品成分を基質として腸内細菌
が産生する機能性代謝物(ポス
トバイオティクス)の作用に注
目が集まっています。食の効能
を規定する因子として腸内細菌
の代謝に着眼することで、高度
な個別化/層別化栄養・医療の
実現につながると考えられます。

 研究グループは今回、アマニ
油やエゴマ油に豊富に含まれる
オメガ3脂肪酸であるα-リノレ
ン酸が、腸内細菌にユニークな
飽和化代謝を経てαKetoA に変
換されることを見出しました。

 αKetoA の効能検証の結果、
強力な抗炎症活性があることを
見出しました。また、αKetoA
が免疫細胞「マクロファージ」
に作用してアレルギー性接触皮
膚炎を抑えることや、糖尿病の
病態を改善することを、動物モ
デルで明らかにしました。さら
に、αKetoA の抗炎症作用の分
子メカニズムとして、ペルオキ
シソーム増殖因子活性化受容体
(PPARγ)に作用することも明
らかになりました。αKetoA は
ヒト糞便中でも検出され、α‐
リノレン酸を多く摂取すること
でαKetoA の産生量も増加しま
した。一方で、αKetoA の産生
量には個人差が認められ、腸内
細菌叢が異なることが要因と考
えられるということです。

 今回の研究により、動物モデ
ルとヒト検体でαKetoA の存在
が確認され、動物モデルにおい
て炎症性疾患に対する有効性が
見出されました。ヒトでの有効
性は今後の検討課題だとしてい
ます。

 研究グループは「αKetoA の
産生を担う腸内細菌の同定を含
め、ポストバイオティクスの産
生における腸内細菌と食事の関
係を明らかにし、健康状態や病
態と結びつけることで、個人ご
とに最適な栄養指導や医療を提
供する個別化/層別化栄養・医
療の実現が期待される」と、述
べています。

 オメガ3脂肪酸について解説

している動画です。

 
 


 
 
 送別会で経済状況で層別化さ
れた。          笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 日本イーライリリーが本日(
2月25日)、RET遺伝子に選択的
に結合するチロシンキナーゼ阻
害薬セルペルカチニブ(カプセ
ル40mg/80mg)について、厚生
労働省より「RET 融合遺伝子陽
性の根治切除不能な甲状腺ガン」
および「RET 遺伝子変異陽性の
根治切除不能な甲状腺髄様ガン」
に対する治療薬として承認を取
得したと発表したのは、喜ばし
いことです。患者さんにとって
適応対象になれば、正に一筋の
光が差したと言えるでしょう。
どんどんこうした分子標的薬が
登場することを期待したいと思
います。
 医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)は2月24日、食事で
摂取したオメガ3脂肪酸の健康
増進作用の新しいメカニズムと
して、腸内細菌による代謝が重
要な役割を担っていることを明
らかにしたと発表したのは、素
晴らしい業績です。αKetoA の
産生を担う腸内細菌の同定を含
め、ポストバイオティクスの産
生における腸内細菌と食事の関
係を明らかにし、健康状態や病
態と結びつけることで、個人ご
とに最適な栄養指導や医療を提
供する個別化/層別化栄養・医
療の実現に期待したいと思いま
す。

 成功への道程を同定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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