最近の号外Vol.2378メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.2378メルマガ

2023-01-17 09:27:16

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.2378 令和4年3月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)糖尿病やガンの最新治療法について徳島大講演
2)時計遺伝子多型と身体活動量との関連性を検討

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 糖尿病やガンの最新治療法について徳島大講演

 
 
 
 
 
 
 専門医が最先端医療を紹介す
る市民公開講座「徳島大学病院
フォーラム2022春」 (徳島大学
病院主催、徳島新聞社共催)が2
月23日、徳島市の徳島大蔵本キ
ャンパス大塚講堂であり、糖尿
病やガンの最新治療法について
同病院の医師9人が講演しまし
た。

 2部構成で実施し、第1部は
糖尿病の専門医5人が登壇しま
した。内分泌・代謝内科の吉田
守美子(すみこ)副診療科長は、
高齢の糖尿病患者さんはやせす
ぎや筋肉量の低下を防ぐため、
食事を制限しすぎないことが大
切だと指摘しました。「ライフ
ステージに応じた対策に加え、
有酸素運動やバランス運動など
を取り入れて」と呼び掛けまし
た。

 ガンをテーマにした第2部は
4医師が講演しました。消化器・
移植外科の森根裕二副診療科長
は、肝細胞ガン切除手術の際に
肝臓の構造を3D映像にして投影
するなどの技術を紹介しました。
「技術の進化で切除術の安全性
は向上している。分子標的薬で
ガンを小さくしてから切除する
コンバージョン手術も増え、根
治が期待できるようになった」
と述べました。

 武漢熱感染症対策のため、無
観客で行われました。講演は3
月末以降、県内のケーブルテレ
ビ各局で放送します。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 
 栄三さんが3D映像を作成した。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 時計遺伝子多型と身体活動量との関連性を検討

 
 
 
 
 
 
 人間には時計遺伝子により規
定される、いわゆる”朝型”,”夜
型”のタイプがあり,睡眠時間や
食生活、身体活動量に差異が生
じます。島根大学人間科学系准
教授の宮崎亮氏らは、大学生を
対象に時計遺伝子多型と1時間
ごとの身体活動量との関連性を
検討しました。休日に当たる土
曜日のみ、昼型に比べ夜型の人
の身体活動量が有意に低値を示
したことを発表しました。この
結果について同氏らは、夜型は
遺伝的要因により身体活動量が
低くなる傾向にあり、社会的要
因が寄与しない土曜日にその影
響が色濃く反映されていると解
釈しています。なお、詳細な検
討結果などはPhysiol Behav(2
022; 247: 113705)に掲載され
ています。

 検討は大学生81人(女性67人、
20.4±2.9歳) を対象に実施し、
口腔粘膜から採取した時計遺伝
子CLOCK 3111T/C 多型サンプル
を基に、朝型といわれるTの遺
伝子多型を持つ群(TT群)と、
夜型といわれるCを含む遺伝子
多型の群(TC+CC群)に分類し
ました。対象が週末を含む7日
間連続で装着したデジタル加速
度計により得られたデータから、
時間別身体活動量を解析しまし
た。検討期間中、毎日の起床時
刻や生活習慣に関するデータ(
朝型・夜型の嗜好性、日常的な
就寝時刻)も収集しました。

 解析の結果、TT群と比べてTC
+CC群では1時間ごとの身体活
動量が土曜日のみ有意に低値を
示し、日曜日の午前中も有意で
はないものの一貫して低値を示
しました(順にP=0.028、P=0.9
56)。一方、それ以外の曜日の
身体活動量に両群で差はありま
せんでした。また、TC+CC群に
おける土曜日の起床・就寝時刻
は、他の曜日よりも有意に遅い
という結果がでました(P<0.0
5)。なお,質問紙に基づく主観
的な日内リズム(主観的な朝型・
夜型タイプの別、睡眠の質など)
は、時計遺伝子多型と関連しま
せんでした。

 これらの結果を受け、宮崎氏
は「朝型・夜型の遺伝子多型に
よる身体活動量や起床時刻など
の差異は、通学や通勤といった
社会的制約を受ける平日には潜
在化しており、休日(今回の検
討では土曜日および日曜日)に
のみ顕在化すると推測される」
と説明しました。加えて、「当
人が主観的に考えている自身の
朝型・夜型タイプの別は遺伝子
多型と相関せず、身体活動量と
の関連も薄いと考えられる」と
推測しています。

 「勉学やスポーツ、ビジネス
に取り組む場合、生活習慣に関
する主観的自認だけでなく、先
天的に有している自身の朝型・
夜型の別も考慮することが、最
善のパフォーマンスを発揮する
ために重要なポイントなのでは
ないか」と同氏は述べています。

 体内時計について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 辞任は、適切でないと自認し
ていた。         笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
編集後記

 
 専門医が最先端医療を紹介す
る市民公開講座「徳島大学病院
フォーラム2022春」 (徳島大学
病院主催、徳島新聞社共催)が2
月23日、徳島市の徳島大蔵本キ
ャンパス大塚講堂であり、糖尿
病やガンの最新治療法について
同病院の医師9人が講演したの
は素晴らしい企画です。ガンと
糖尿病は、深い因果関係があり、
ともに最新医療が必要とされる
分野だからです。高齢者の血糖
コントロールはゆるやかにすべ
きという意見には同意で、現実
には、インシュリン強化療法で、
ガチガチのコントロールを行う
先生が多いようです。ガンのコ
ンバージョン手術については、
分子標的薬の使い方が巧みであ
れば、成功するのではないかと
私は、考えています。
 島根大学人間科学系准教授の
宮崎亮氏らは、大学生を対象に
時計遺伝子多型と1時間ごとの
身体活動量との関連性を検討し
ました。休日に当たる土曜日の
み、昼型に比べ夜型の人の身体
活動量が有意に低値を示したこ
とを発表したのは、素晴らしい
業績です。人間は、規則正しい
生活が求められる平日では、そ
れ程、時計遺伝子の影響を受け
ず、時間の制約が比較的ゆるや
かな休日には、時計遺伝子の影
響を受けるようになるというの
は、興味惹かれる結果だと思い
ます。勉学やスポーツ、ビジネ
スに取り組む場合、生活習慣に
関する主観的自認だけでなく、
先天的に有している自身の朝型・
夜型の別も考慮することが、最
善のパフォーマンスを発揮する
ために重要なポイントというの
は、言い得て妙だと思います。

 八機の戦闘機が、戦闘能力を
発揮する。        笑

 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人社団 永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。