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2023-01-02 10:20:28

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診療マル秘裏話  号外Vol.2365 令和4年3月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)高周波をガン細胞の周囲に流す治療機器を導入
2)男性より女性が重症化し易い慢性閉塞性肺疾患

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 高周波をガン細胞の周囲に流す治療機器を導入

 
 
 
 
 
 
 「ガン」の組織が熱に弱いと
いう特性を利用した最新の医療
機器が、岐阜県笠松町の病院に
導入されました。

 笠松町の松波総合病院に導入
されたのは、「アスクーフ8」
というガンの治療機器で、42.5
度以上の熱に弱いとされるガン
の塊に電波を流し、ピンポイン
トで熱を加えることで治療する
最新の医療機器です。この医療
機器の導入は、岐阜県内では初
めてだということです。

 頭と目を除いて、ほとんどの
部位のガンに対して使うことが
できるということで、抗ガン剤
や放射線治療などと組み合わせ
ることで、それぞれの治療効果
を高めることが期待されている
ということです。

 「アスクーフ8」は、高周波
をガン細胞の周囲に流す治療機
器で、ガン周囲の正常組織とガ
ン組織の熱に対する強さの差を
利用して行われるハイパーサー
ミアという温熱療法に当たりま
す。ガントリーもついており、
色々な角度から高周波を流すこ
とで、正常組織の損傷を出来る
限り回避するように設計されて
います。

 アスクーフ8について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 雪渓に雪崩防止柵を設計した。


 
 
 
 
 
 
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2】 男性より女性が重症化し易い慢性閉塞性肺疾患

 
 
 
 
 
 
 喫煙がもたらす生活習慣病と
も言われる慢性閉塞性肺疾患(
COPD)は、国内では男性に
多いのですが、海外では患者数
や死亡者数が男女同等の国もあ
ります。千葉大学医学部付属病
院(千葉市)呼吸器内科の巽浩
一郎特任教授は「患者は多くあ
りませんが、女性は発症リスク
が高く、悪化しやすい傾向があ
ります」と指摘しています。

 COPDは、たばこや大気汚
染の有害物質で、気管支や肺に
慢性的な炎症が起こり、呼吸機
能が徐々に低下する病気です。
初期は自覚症状がなく、進行と
ともにせきやたん、息苦しさな
どが顕著になります。

 巽教授は「慢性的な炎症で気
管支の壁が厚くなって内部が狭
まり、気管支の先にある肺胞と
いう房状の袋がつぶれて、酸素
と二酸化炭素の交換がうまくで
きなくなります」と説明してい
ます。若い頃から喫煙歴があり、
中年以降に多く発症します。症
状が出たときは、かなり進行し
ているケースが少なくありませ
ん。

 また、男性より女性の方が重
症化しやすいとされています。
「女性は男性よりも肺が小さく
気道も細いため、同じ煙の量で
も流速が上がり、肺の深部にま
で有害物質が達しやすいと考え
られます」と巽浩教授は言って
います。女性は感受性が強く、
受動喫煙が原因として多いのも
特徴だということです。

 診断は、胸部X線検査と呼吸
機能検査(スパイロメトリー)
で行います。最初の1秒間に吐
き出せる息の量で、軽度(1期)、
中等度(2期)、高度(3期)、
極めて高度(4期)の四つに分
類されます。

 治療は進行を抑え、生活の質
の維持を目的としています。ま
ずは禁煙することが第一です。
「壊れた肺胞は元には戻りませ
んが、禁煙で、ある程度の呼吸
機能の回復が望めます」と巽教
授は、言っています。

 次に重要なのが運動です。ス
トレッチやウオーキングなど、
継続して体を動かせる運動がよ
いとされています。「早く、歩
幅を大きくなどの負荷をかけて
歩くとトレーニングになります。
歩数計を着けると、モチベーシ
ョンが維持できるでしょう」と
巽教授は、言っています。

 併せて理学療法士が呼吸リハ
ビリを行います。筋肉の強化と、
自覚症状の改善に結びつきます。
気管支拡張薬などの薬剤は治療
時に呼吸を楽にする目的で使用
します。

 巽教授は「重症になると在宅
での酸素療法が必要になります。
自分や家族の将来のために喫煙
は控え、受動喫煙に気を付けま
しょう」と強調しています。

 慢性閉塞性肺疾患について解

説している動画です。

 
 


 
 
 
 大きい運動負荷は不可とされ
た。           笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 「ガン」の組織が熱に弱いと
いう特性を利用した最新の医療
機器が、岐阜県笠松町の病院に
導入されたのは、喜ばしいこと
です。最近では、全く評判を聞
かなくなったハイパーサーミア
(温熱療法)ですが、ガンセン
ターでは、今でも治療されてい
るようです。保険が効くものと
効かないものがあります。また、
ハイパーサーミアは、毎日行っ
ても効果は望めません。ガン細
胞は、狡猾でヒートショックプ
ロテインを産生して、ハイパー
サーミア治療に耐性を生じてし
まいます。そのため、ヒートシ
ョックプロテインが体内からな
くなる4日~7日の間隔を空けて
行うことが必要になります。
 喫煙がもたらす生活習慣病と
も言われる慢性閉塞性肺疾患(
COPD)は、国内では男性に
多いのですが、海外では患者数
や死亡者数が男女同等の国もあ
るということですから、女性の
COPDは、深刻な問題と言えるで
しょう。喫煙は、女性にとって
妊娠中も胎児への顕著な影響を
来すことがあり、妊娠中に喫煙
していると切迫流産などの母子
ともに危険な状態になることが
分かっています。最低でも妊娠
中は、禁煙することをお勧めし
ます。出産が終わってからも、
子どもの受動喫煙が待ち受けて
いるため、女性は妊娠したらき
っぱりと禁煙するということが
絶対必要になると思います。

 道東の同党で、同等の発言が
あった。         笑

 
 
 
 
 
 
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