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2022-12-31 09:07:54

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診療マル秘裏話  号外Vol.2363 令和4年2月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)2月4日は,ワールド・キャンサー・デー各地で,イベント開催
2)5種のプロトンポンプ阻害薬の膝関節置換術リスク比較

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 2月4日は,ワールド・キャンサー・デー各地で,イベント開催

 
 
 
 
 
 
 2月4日はワールド・キャンサ
ー・デーでした。日本各地・世
界各地でイベントが行われてま
した。#WorldCancerDay #Close
TheCareGapが今年のハッシュタ
グです。ガン医療のギャップを
埋めようということです。診断
後のガン治療の格差の問題をと
らえなおす動きが高まっていま
す。医療者と患者がどう相談し、
どう決断して治療をしていくの
でしょうか。医療者の支えのも
とに納得して治療に向き合える
にはどうしたらいいのでしょう
か。お互いに知識と経験が大切
になります。

 ワールド・キャンサー・デー
とは、世界中のひとりひとりが、
ガンに関する意識を高め、知識
を増やし、ガンに対して行動を
起こすことを目的として、世界
が一体となって各地でさまざま
な取り組みを行う日です。

 2月4日のワールドキャンサー

デーについて解説している動

画です。

 
 


 
 
 
 講堂で香道の講演を行うべく
行動した。        笑

 ハッシュタグはSNS の投稿に
対する“タグ”として利用され、
ハッシュタグの後に特定のキー
ワードを付与することで投稿が
タグ化されます。タグ化される
ことによって同じキーワードで
の投稿を瞬時に検索できたり、
趣味・関心の似たユーザー同士
で話題を共有したりすることが
可能です。

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 5種のプロトンポンプ阻害薬の膝関節置換術リスク比較

 
 
 
 
 
 
 英国のHealth Improvement N
etworkデータベースに登録され
た50歳以上の変形性膝関節症(
膝OA)患者さんを対象に、5種
のプロトンポンプ阻害薬(PPI)
の膝関節置換術リスクを集団ベ
ースコホート研究で比較しまし
た。オメプラゾール(2672例)、
pantoprazole(664例),ランソ
プラゾール(3747例)、ラベプ
ラゾール(751例),エソメプラ
ゾール(827例) 開始患者さん
と対照としてヒスタミン2受容
体拮抗薬(H2RA)開始患者さん
を解析対象としました。

 その結果、5年時点の膝関節
置換術発生率は、オメプラゾー
ル群が1000人年当たり30.8、H2
RA群が1000人年当たり25.4とな
り、オメプラゾール群の方が膝
関節置換術リスクが、高いと言
う結果でした(ハザード比1.21、
95%CI 1.01-1.44)。pantopra
zole群にもほぼ同じ結果が認め
られました(同1.38、1.00-1.9
0)。ランソプラゾール群(同1
.06、0.92-1.23)、ラベプラゾ
ール群(同0.97,0.73-1.30)お
よびエソメプラゾール群(同0.
83、0.60-1.15) には膝関節置
換術リスクの増加は見られませ
んでした。

 膝関節症置換術とそのリハビ

リについて解説している動画

です。

 
 


 
 
 
 お店の大将が、治験に対照者
として参加した。     笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 2月4日はワールド・キャンサ
ー・デーであり、日本各地・世
界各地でイベントが行われたの
は、喜ばしいことです。世界中
のひとりひとりが、ガンに関す
る意識を高め、知識を増やし、
ガンに対して行動を起こすこと
を目的として、世界が一体とな
って各地でさまざまな取り組み
を行うということですので啓蒙
活動とは最高と言えるでしょう。
ガンという病気は、非常に治療
が難しく、ガン細胞の狡猾さは、
本当に恐ろしいので、啓蒙活動
は、継続的に行う必要があると
私は考えています。残念なこと
に工夫のない3大療法が患者さ
んを苦しめている状態が続いて
いるので、啓蒙活動の成果で、
改革されることを期待したいと
思います。
 英国のHealth Improvement N
etworkデータベースに登録され
た50歳以上の変形性膝関節症(
膝OA)患者さんを対象に、5種
のプロトンポンプ阻害薬(PPI)
の膝関節置換術リスクを集団ベ
ースコホート研究で比較したの
は、素晴らしい業績です。意外
なことにオメプラゾールが非常
に、膝関節症置換術リスクが高
いのは、残念に思いました。し
かし、膝が痛いという変形性膝
関節症が強く疑われる患者さん
には、オメプラゾールは使って
はならないと再認識しました。
上記のような患者さんに対して
は、ラベプラゾール(商品名:
パリエット)やエソメプラゾー
ル(商品名:ネキシウム)を代
替薬として使うことにしたいと
思います。

 この選択肢以外の以外な候補
を考えた。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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