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2022-12-29 10:03:55

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診療マル秘裏話  号外Vol.2361 令和4年2月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)2月2日バイデン米大統領がガン対策強化と発表
2)原因不明の小児の病気を半数遺伝子解析で判明

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 2月2日バイデン米大統領がガン対策強化と発表

 
 
 
 
 
 
 バイデン米大統領は2月2日、
ガン対策を強化すると発表しま
した。ガン検診の促進や治療法
の開発支援、官学民連携の推進
などを進め、今後25年でガン死
亡率の半減を目指しています。

 「ガンムーンショット」の名
称でガン対策をてこ入れします。
2016年にオバマ政権が立ち上げ、
当時は副大統領だったバイデン
氏主導で進めていたもので、今
回の発表はこの取り組みの後継
に当たります。

 オバマ政権下の取り組みは18
億ドル(約2100億円)の予算を
元に、7年計画でガン治療薬の
研究開発の助成や治験の情報公
開などを進めました。バイデン
氏は政権内に専門チームを立ち
あげ、米議会に予算の割り当て
を求める方針です。

 バイデン氏は息子を脳腫瘍で、
ハリス副大統領は母親を大腸ガ
ンで亡くしています。同日、ホ
ワイトハウスで会見したバイデ
ン氏はガン撲滅は「真に党派を
超えた課題だ」と強調しました。
「米国がどのようなことを可能
にできるか、世界に見せよう」
と呼びかけました。

 20年以来、武漢熱流行下で緊
急性のない通院を避けるため、
多くの人がガンの定期検診を先
延ばししたとされています。2
月2日の会見ではガン検診促進
活動に力を入れる大統領夫人も
登壇し、米国民に検診へ足を運
ぶよう呼びかけました。

 ガンは米国で心臓病に続く死
因となっています。「ムーンシ
ョット」はアポロ計画が由来で
「実現すれば大きく世界が変わ
る野心的目標」を指しています。

 ガン研究を加速することにつ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 
 痛飲した結果、通院する結果
になった。        笑

 
 
 
 
 
 
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2】 原因不明の小児の病気を半数遺伝子解析で判明

 
 
 
 
 
 
 重い病気なのに原因が特定で
きなかった赤ちゃん85人を対象
に慶応大学などのグループが遺
伝情報を詳しく解析した所、半
数近くで病気の原因を特定でき
たと発表しました。この研究は、
慶応大学医学部の武内俊樹専任
講師を中心とする全国の新生児
科の医師や遺伝学の研究者らの
グループが行いました。

 グループによりますと、原因
不明の病気で新生児集中治療室
に入院するなどしている赤ちゃ
ん85人を対象に遺伝情報を調べ
るゲノム解析を行った所、41人
で遺伝子の異常が原因であるこ
とを突き止めたということです。

 多くが従来の検査では診断が
難しい数万人から数十万人に1
人という極めてまれな病気で、
このうち20人は治療ができるよ
うになったり、体の負担となる
検査を行わずにすんだりしたと
いうことです。

 原因が特定できた1人で、生
まれたときから呼吸が止まるな
どの命に関わる症状があった女
性の赤ちゃんは、ゲノム解析に
よって遺伝子の異常のため栄養
がうまく作れない病気「ピルビ
ン酸脱水素酵素複合体欠損症」
と診断されました。原因が特定
されるまでは治療法も不明でし
たが、現在は特殊なミルクを使
うことで症状が改善したという
ことです。

 この赤ちゃんの母親は「病名
が分からないときは先が見えな
い心境だった。今は子どもの症
状も落ち着いてきつそうな様子
がなく、よかったと感じている」
と話していました。武内専任講
師は「ゲノム解析の技術を全国
の赤ちゃんに届けられるよう、
医療機関のネットワークを作っ
ていきたい」と話しています。

 ピルビン酸脱水素酵素複合体

欠損症の患者さんの動画です。

 
 


 
 
 
 信教の自由が認められた心境
を述べた。        笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 バイデン米大統領は2月2日、
ガン対策を強化すると発表した
のは、喜ばしいことです。具体
的には、ガン検診の促進や治療
法の開発支援、官学民連携の推
進などを進め、今後25年でガン
死亡率の半減を目指していると
いうことです。ガン死亡数が、
減少に達している米国ですらこ
のようなキャンペーンをしてい
るのですが、ガン罹患数および
死亡数が増加の一途をたどる、
日本では、もっと力を入れない
と人口減少に歯止めがかからず、
少子高齢化がひどくなり、国力
が落ちて行く気がします。
 重い病気なのに原因が特定で
きなかった赤ちゃん85人を対象
に慶応大学などのグループが遺
伝情報を詳しく解析した所、半
数近くで病気の原因を特定でき
たと発表したのは、素晴らしい
業績です。失敗に学ぶという点
で、特に秀逸な研究と言えるで
しょう。原因が分からないと治
療ができず、医師は無力感を感
じることになります。もちろん
半分は、分かっていないので、
今後の研究につなげていかなけ
ればならないものですが、無力
感を最小限にする方法こそ、こ
の研究の中にあるものだと思い
ます。

 反芻動物の半数を数えてみる。


 
 
 
 
 
 
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