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2022-12-27 09:41:48

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診療マル秘裏話  号外Vol.2360 令和4年2月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)介護保険対象外若年層ガン患者支援の補助制度
2)帝人ファーマのAD治療薬候補の臨床試験開始と発表

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 介護保険対象外若年層ガン患者支援の補助制度

 
 
 
 
 
 
 介護保険の対象にならない若
い世代のガン患者さんが、在宅
で介護サービスなどを受けられ
るように、群馬県が補助制度を
設けることになりました。

 ガン患者は、病気の進行や抗
ガン剤の副作用などで介護が必
要になるケースがある一方、20
歳から39歳までは、介護保険の
対象にならないため、在宅療養
の支援を求める声があがってい
ます。このため群馬県は、若い
世代の末期ガン患者さんが、在
宅で介護サービスなどを受ける
際の費用を補助する新たな取り
組みを始めることになりました。

 補助は市町村を通して行い、
訪問入浴などの介護サービスを
受けたり福祉器具を購入したり
する際などに、費用の9割を県
と市町村がまかなう仕組みを想
定しています。

 患者さん1人あたりの補助の
上限は月に数万円程度とする方
向で調整していて、県は、同様
の制度をすでに設けている栃木
県や茨城県などの取り組みを参
考にしながら、必要な経費を新
年度予算案に盛り込むことにし
ています。

 末期ガン患者さんを在宅で看

取る取り組みの動画です。

 
 


 
 
 町政を調整する議員。  笑

 
 
 
 
 
 
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2】 帝人ファーマのAD治療薬候補の臨床試験開始と発表

 
 
 
 
 
 
 帝人ファーマは2月1日、米メ
ルクに導出したアルツハイマー
病(AD)治療薬候補が臨床試験
を開始したと発表しました。20
17年に締結したライセンス契約
に基づき、臨床試験開始のマイ
ルストーン(一時金)を受領し
ました。今後もメルクが上市に
向けた臨床での効果と安全性を
検証し、開発を進めていきます。

 臨床試験を開始したのは、帝
人ファーマが創製した「抗リン
酸化タウ抗体」です。異常にリ
ン酸化されたタウ蛋白質に特異
的に結合する作用を持ち、AD病
治療薬候補としてメルクに独占
的開発・製造・販売権を供与し
ています。

 帝人ファーマは、メルクから
開発進捗などに応じたマイルス
トーン、製品化後の売り上げに
応じたロイヤルティを受け取る
予定です。また、日本で製品化
された場合は共同販促する権利
も有しています。

 認知症治療薬の開発について

解説している動画です。

 
 


 
 
 共同販促は、反則だ。  笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 介護保険の対象にならない若
い世代のガン患者さんが、在宅
で介護サービスなどを受けられ
るように、群馬県が補助制度を
設けることになったのは喜ばし
いことです。高齢者の介護保険
利用は、認められているのに、
若い世代のガン患者さんの介護
サービスは、認められないのは、
不公平であることは、誰の目に
も明らかなことです。こうした
余り目立たない行政の弱者に対
する手を差し伸べる政治は後世
まで語り継がれることとなるで
しょう。流石は、山本県知事と
肝っ玉母ちゃんの女性議員たち
だと感心しました。ただ周辺の
栃木県や茨木県では、既に取り
組まれているので、遅きに失し
た感じは、否めません。
 帝人ファーマが2月1日、米メ
ルクに導出したアルツハイマー
病(AD)治療薬候補が臨床試験
を開始したと発表したのは喜ば
しいことです。ただ、日本のメ
ーカーが創製した薬剤をメルク
社などの米国企業の大手がお金
で買い取るというのは、残念で
なりません。こうなった以上は、
日本での製品化を急いで頂きた
いと思います。現在、β‐アミ
ロイドをターゲットとした認知
症治療薬は、ことごとく失敗し、
唯一、エーザイが開発したもの
も、早期認知症にしか適応がな
く、その効果も疑問視されてい
ます。タウ蛋白質がターゲット
であるこの抗体製剤は、将来性
があると言えるでしょう。臨床
試験が成功して、一刻も早く、
製品化されることを期待したい
と思います。

 清貧な環境で、製品開発する。


 
 
 
 
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