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2022-12-22 09:07:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.2355 令和4年2月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)早期乳ガンの再発リスク評価の遺伝子検査時間短縮
2)末梢神経系の構築に関わる中核分子解明される

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 早期乳ガンの再発リスク評価の遺伝子検査時間短縮

 
 
 
 
 
 DNAチップ研究所は本日(1月
28日)、早期乳ガンの再発リス
ク評価の70遺伝子検査「マンマ
プリント (MammaPrint®)」+
分子サブタイプ評価の80遺伝子
検査「ブループリント(BluePr
int®)」の検査結果が出るまで
の検査所要時間(TAT:Turn Ar
ound Time)が,従来の15~20営
業日から7~15 営業日に短縮さ
れた検査受託を開始したと発表
しました。

 マンマプリントおよびブルー
プリントは、医療機関での診断
時に行う生検、もしくは手術時
に採取した腫瘍組織(ホルマリ
ン固定パラフィン包埋組織;FF
PE 組織)を米・Agendia社に送
付し解析を行っています。従来、
同社に検体が届いてから検査結
果を届けるまで15~20営業日程
度必要でしたが、ロジスティク
ス等の改善により、腫瘍組織に
問題がなければ 7~15営業日で
検査結果を届けられるようにな
ったということです。

 これにより、治療選択に悩ま
れる乳ガン患者さんが検査結果
を早く得る事ができます。また、
診断時の生検組織を用いた術前
の薬物療法の治療決定の場面に
も,TATが短縮できたことにより
マンマプリント(+ブループリ
ント)の導入がさらに行いやす
くなることが期待されます。

 なお同社は、2022年1月検査
受託分より、マンマプリント、
ブループリントに関する検査項
目について、マンマプリント単
品の検査項目のサービスを終了
し、「マンマプリント(+ブル
ープリント)」のセットでのサ
ービスのみを提供しています。
販売価格は、従来のセット価格
よりも低価格に設定していると
いうことです。

 乳ガンの診断と治療について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
 広目天の功徳の項目。  笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 末梢神経系の構築に関わる中核分子解明される

 
 
 
 
 
 
 国立成育医療研究センターは
1月26日、末梢神経の成熟過程
において神経組織の形態変化を
調節する中核分子であるサイト
ヘジン2が、腰や手足の痛みを
感じる神経(末梢神経)をつく
る過程に関与することを明らか
にし、その分子が制御される仕
組みを解明したと発表しました。
この研究は、同センター研究所
薬剤治療研究部の宮本幸上級研
究員らのグループによるもので
す。研究成果は、「Science Si
gnaling」 にオンライン掲載さ
れています。

 慢性的な腰や手足の痛みの根
本原因は不明である場合が多く、
対症療法として、痛み止めの処
方が主流となっています。この
ような末梢神経の痛みは、神経
組織の破綻が慢性化するためで
あると考えられています。 「痛
みを伝える神経システムがどの
ように形成され、どのように維
持されているのか」 を解明する
ことは、痛みの根本原因を明ら
かにすることに強く関連してい
ます。

 研究グループは今回、末梢神
経系に発現している遺伝子群を
ゲノムワイドに探索しました。
その結果、サイトヘジン2が多
く存在することを明らかにしま
した。このサイトヘジン2は、
末梢神経の成熟過程において神
経組織の形態変化を調節する中
核分子だったということです。

 また、サイトヘジン2はリン
酸化されると活性化されますが、
PTP4A1という脱リン酸化酵素に
よってリン酸基が外れ、不活性
化されることが明らかになりま
した。一方で、SH2B1 と呼ばれ
るアダプター蛋白質によってリ
ン酸基が保護されることで、サ
イトヘジン2の活性化が維持さ
れ、末梢神経組織の形態変化が
円滑に進むことが判明しました。

 今回の研究成果により、サイ
トヘジン2が末梢神経系に発現
し、神経構造を構築する過程に
おいて中心的な役割を果たすこ
と、また、サイトヘジン2が末
梢神経系の痛みの治療において
新たな標的分子となる可能性が
明らかになりました。

 末梢神経系の構築に関わる中
核分子が明らかにされたことで、
神経システムの破綻が慢性化し
た場合も、それを再構築できる
可能性が示されました。「今後、
これらの知見に基づいた痛みの
根治療法が確立されることが強
く期待される」と研究グループ
は述べています。

 末梢神経障害について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
 痛みの根治療法が確立される
確率を推定する。     笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 DNAチップ研究所が本日(1月
28日)、早期乳ガンの再発リス
ク評価の70遺伝子検査「マンマ
プリント (MammaPrint®)」+
分子サブタイプ評価の80遺伝子
検査「ブループリント(BluePr
int®)」の検査結果が出るまで
の検査所要時間(TAT:Turn Ar
ound Time)が,従来の15~20営
業日から7~15 営業日に短縮さ
れた検査受託を開始したと発表
したのは、喜ばしいことです。
ガンの検査は特に、早期発見と
早期治療に結び付けるために、
検査時間の短縮が期待されます。
検査結果が早く出ることで患者
さんの利益になるようにして頂
きたいと思います。
 国立成育医療研究センターが
1月26日、末梢神経の成熟過程
において神経組織の形態変化を
調節する中核分子であるサイト
ヘジン2が、腰や手足の痛みを
感じる神経(末梢神経)をつく
る過程に関与することを明らか
にし、その分子が制御される仕
組みを解明したと発表したのは、
素晴らしい業績です。末梢神経
系の構築に関わる中核分子が明
らかにされたことで、神経シス
テムの破綻が慢性化した場合も、
それを再構築できる可能性が示
され、今後、これらの知見に基
づいた痛みの根治療法が確立さ
れることを期待したいと思いま
す。

 治験で得られた知見を活用す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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