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2022-12-14 09:16:40

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診療マル秘裏話  Vol.894 令和3年1月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)悪性神経膠腫再生医療等製品製造販売承認申請
2)高齢父親持つ子は自閉症等発達障害リスク高い

 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 悪性神経膠腫再生医療等製品製造販売承認申請

 
 
 
 
 
 第一三共は、1月5日、開発中
のガン治療用ウイルスG47Δ (
開発コード:DS-1647,一般名:
テセルパツレブ)について、20
20年12月28日付で悪性神経膠腫
に係る再生医療等製品製造販売
承認申請を国内で行ったことを
発表しました。本申請は、膠芽
腫の患者さんを対象とした国内
第2相臨床試験(医師主導治験)
の結果に基づくものです。

 G47Δ は、ガン細胞でのみ増
殖可能となるよう設計された人
為的三重変異を有する増殖型遺
伝子組換え単純ヘルペスウイル
ス1型(第三世代ガン治療用単
純ヘルペスウイルス1型)で、
厚生労働省より悪性神経膠腫を
対象として2016年2月に先駆け
審査指定を受けるとともに、20
17年7月に希少疾病用再生医療
等製品の指定を受けています。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 師弟で審査指定を受けるべく
努力する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 高齢父親持つ子は自閉症等発達障害リスク高い

 
 
 
 
 
 
 
 高齢の父親から生まれた子ど
もは自閉症などの発達障害が生
じやすくなる可能性があるとす
るマウス実験の結果を、東北大
などのチームが発表しました。
加齢で精子のDNA が変化するこ
とが影響するとみています。欧
州分子生物学機構の学術誌で、
1月5日、公表されました。

 自閉症などの神経発達障害は、
世界的に増える傾向にあるとさ
れています。原因の一つに親の
高齢化が指摘されていますが、
中でも父親の影響が強いとする
研究結果があります。

 東北大の大隅典子教授(神経
発生学)らは、高齢(ヒトの50
代程度)の雄を親にもつ子(39
匹)と、若い雄の子(57匹)の
鳴き声を比較しました。高齢の
雄の子は鳴く頻度が減り、単純
な鳴き声が増えました。複数の
先行研究などから、こうした傾
向は、発達障害の一つである自
閉症やアスペルガー症候群が起
きるようにしたモデルマウスに
よくみられることが知られてい
るということです。

 また、脳の発達の程度を測る
ため、知覚や記憶にかかわる一
部の大脳皮質の厚さを調べたと
ころ、高齢の雄の子のほうが薄
いという結果がでました。チー
ムは、神経細胞の減少によって
大脳皮質が薄くなり、自閉症の
ような症状が生じる可能性があ
るとみています。

 さらに、若い雄の精子(4匹
分)と高齢の雄の精子(9匹分)
のすべてのDNA を解析して比較
しました。高齢の雄の精子では
神経の発生にかかわるDNA の一
部に特徴的な変化がありました。
一方、高齢の雄の子の脳を解析
すると、精子で変化が起きてい
たDNA 内にあるとみられる遺伝
子が多く現れていました。この
遺伝子によって、正常な脳の発
生が損なわれている可能性があ
ります。

 精子のDNA の変化は、葉酸の
投与によって防げる可能性があ
るといい、チームは研究を続け
るということです。

 発達障害は、遺伝することが

あるということを解説している

動画です。

 
 


 
 
 精子の動きを制止する。 笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 第一三共が、1月5日、開発中
のガン治療用ウイルスG47Δ (
開発コード:DS-1647,一般名:
テセルパツレブ)について、20
20年12月28日付で悪性神経膠腫
に係る再生医療等製品製造販売
承認申請を国内で行ったことを
発表したのは喜ばしいことです。
東京大学医化学研究所が開発し
たものと思われます。悪性神経
膠腫の臨床試験で成果を出した
という証だと思います。ウイル
ス療法の最も優れている所は、
副作用が非常に少なく、繰り返
し使えるということです。遂に
製造販売承認申請まで行ったか
と驚きを隠せません。なにゆえ、
再生医療製品なのか私には理解
できませんが、立派なガンの薬
だと思うのですが、皆さんどう
お考えでしょうか?
 高齢の父親から生まれた子ど
もは自閉症などの発達障害が生
じやすくなる可能性があるとす
るマウス実験の結果を、東北大
などのチームが発表したのは、
素晴らしい業績です。だからと
言って高齢の男性に子どもを作
るななどとは、言えません。確
かに自閉症になりやすいのかも
しれませんが、この原因だけで、
自閉症スペクトラム障害の人が
産まれているのではないことは
確かだと思います。 私個人の
見解では、環境要因の方が大き
いのではないかと考えました。
遺伝的な要因は、変えるのが難
しいのですが、環境要因の方は、
簡単に変えられるものだと思わ
れます。環境要因を変えること
で、精一杯、予防・治療できた
という達成感が生じることは、
確かだと思います。

 故人は、個人的には非常に良
い人と考えていた。    笑

 
 
 
 
 
 
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