最近の号外Vol.2346メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.2346メルマガ

2022-12-11 08:28:12

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
診療マル秘裏話  号外Vol.2346 令和4年2月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)ガン幹細胞に発現する蛋白質がその機能を調節
2)炎症性腸疾患の診断に抗EPCR抗体検査の有用性

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガン幹細胞に発現する蛋白質がその機能を調節

 
 
 
 
 
 
 ガン細胞を生み出す能力を持
つ「ガン幹細胞」に発現する蛋
白質「SMURF2(スマーフツー)」
が、ガン幹細胞の機能を調節し
ていることを発見したと、岐阜
薬科大の檜井(ひのい)栄一教
授(45)らの研究グループが1
月11日発表しました。SMURF2の
リン酸化によって、ガン幹細胞
が原因で発現する治療困難な脳
腫瘍「グリオブラストーマ」の
進行を抑制できることを世界で
初めて解明しました。ガンの根
治に向け、ガン幹細胞のメカニ
ズムの一端が明らかになりまし
た。

 ガン幹細胞に効くサプリつい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 傘下の企業でリン酸化につい
て研究する。       笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 炎症性腸疾患の診断に抗EPCR抗体検査の有用性

 
 
 
 
 
 
 東北大学は1月14日、国内外
の炎症性腸疾患の診断における
抗EPCR抗体検査の有用性を明ら
かにしたと発表しました。この
研究は、同大病院消化器内科の
角田洋一病院講師および、同リ
ウマチ膠原病内科の白井剛志病
院講師、同大大学院医学系研究
科消化器病態学分野の正宗淳教
授と、米国シーダースサイナイ
医療センターのMcGovern医師ら
との国際共同研究グループによ
るものです。研究成果は、「Cl
inical Gastroenterology and
Hepatology」電子版に掲載され
ています。

 潰瘍性大腸炎とクローン病な
どの炎症性腸疾患は、若者を中
心に患者数が急増しています。
慢性的な腹痛や下痢によって日
常生活に支障があるほか、進学
や就職などの社会生活にも影響
があります。いずれも国の指定
難病で完治する治療はありませ
んが、最近は治療法が急速に進
歩し、病態に応じてさまざまな
治療薬で症状をコントロールす
ることも可能になりつつありま
す。

 一方で、下痢や腹痛などを示
す疾患は炎症性腸疾患以外にも
多くあるため、病気を正しく診
断し、病状をより正確に把握す
るため、大腸内視鏡検査が必要
となります。しかし、内視鏡検
査は肉体的にも負担が大きいた
め、検査の回数を減らすような
検査方法の開発が求められてい
ます。

 研究グループは今回、炎症性
腸疾患の患者さんや、大腸ガン
の患者さん、健常人ボランティ
アなど、合計300 人以上の日本
人・米国人の血清サンプルにお
ける血管内皮細胞プロテインC
受容体(EPCR)に対する自己抗
体(抗EPCR抗体)を測定しまし
た。同抗体が大部分の潰瘍性大
腸炎の患者さんで検出される一
方、健常人や大腸ガンや他の腸
炎など炎症性腸疾患ではない患
者さんでは検出されないことを
発見しました。これにより、同
抗体が炎症性腸疾患の診断、特
に潰瘍性大腸炎を診断するため
に非常に有用な検査であること
が示されました。

 今回の研究で、抗EPCR抗体が
炎症性腸疾患の患者でどのよう
に変化しているかが明らかにさ
れたことで、同抗体を測定する
ことで潰瘍性大腸炎の診断がで
きる可能性が示されました。さ
らに、内視鏡による検査無しで
潰瘍性大腸炎の炎症の状態が評
価できる可能性が示されました。

 「今後は、この検査が将来の
難治化の予測や、患者ごとに適
切な治療薬を選択する個別化医
療を実現ために、重要な検査と
なる可能性も期待される」と、
研究グループは述べている。

 炎症性腸疾患の最新治療につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 足底の面積を測定する。 笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
編集後記

 
 ガン細胞を生み出す能力を持
つ「ガン幹細胞」に発現する蛋
白質「SMURF2(スマーフツー)」
が、ガン幹細胞の機能を調節し
ていることを発見したと、岐阜
薬科大の檜井(ひのい)栄一教
授(45)らの研究グループが1
月11日発表したのは素晴らしい
業績です。ガン幹細胞は、通常
のガン細胞と違い、細胞分裂の
スピードが遅く、抗ガン剤や、
放射線の治療が効かないという
性質があります。ガン幹細胞が
原因で発現する治療困難な脳腫
瘍「グリオブラストーマ」の進
行を抑制できるとは、凄いこと
だと思います。しかし、ガン幹
細胞は、まだ未知なことも多く、
これからのメカニズムの全容解
明に向けて努力して頂きたいと
思います。
 東北大学が1月14日、国内外
の炎症性腸疾患の診断における
抗EPCR抗体検査の有用性を明ら
かにしたと発表したのは素晴ら
しい業績です。同抗体が大部分
の潰瘍性大腸炎の患者さんで検
出される一方、健常人や大腸ガ
ンや他の腸炎など炎症性腸疾患
ではない患者さんでは検出され
ないことを発見したということ
ですから、感度と特異性は非常
に高いと考えられます。偽陽性
や偽陰性が非常に少ないことが
正確な診断ができて優秀な検査
といえるので、この検査が内視
鏡による検査無しで潰瘍性大腸
炎の炎症の状態が評価できる可
能性があり、患者さんの負担の
軽減には持って来いの検査であ
ると言えましょう。

 顕出している部分を検出する。


 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人社団 永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。