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2022-11-22 17:55:50

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診療マル秘裏話  号外Vol.2329 令和4年1月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)非侵襲的HPV+HNSCC診断法診断精度や費用効果
2)規則正しい時間食事摂取の肥満抑制メカニズム解明

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 非侵襲的HPV+HNSCC診断法診断精度や費用効果

 
 
 
 
 
 
 ヒトパピローマウイルス(HP
V) 関連の頭頸部扁平上皮ガン
(HPV+HNSCC)患者さん70例、
対照者70例を対象に、循環腫瘍
HPV DNA(ctHPVDNA) を用いた
非侵襲的HPV+HNSCC診断法の診
断精度や費用効果を前向き観察
研究で検討しました。

 その結果、ctHPVDNAによる非
侵襲的診断法のHPV+HNSCC診断
感度は98.4%、特異度は98.6%、
横断的画像所見および診察所見
の併用時ではそれぞれ95.1%、
98.6%でした。非侵襲的診断法
の診断精度は、標準的臨床精密
検査よりも有意に高いという結
果がでました(Youden指数0.93
7 vs. 0.707、P=0.0006)。非
侵襲的診断法は、標準的臨床精
密検査よりも費用が36-38%低く、
診断までの期間が26日短いとい
う結果がでました。

 頭頸部ガンのBNCTについて

解説している動画です。

 
 


 
 
 特異な言動を得意とする弁士。


 
 
 
 
 
 
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2】 規則正しい時間食事摂取の肥満抑制メカニズム解明

 
 
 
 
 
 
 不規則な食生活が肥満の原因
になります。福島医大病態制御
薬理医学講座の研究グループは、
規則正しい時間の食事が肥満を
抑えるメカニズムを医学的に裏
付けました。規則正しく食べる
と、食べ過ぎ防止の鍵となるホ
ルモンが脳内に運ばれます。逆
に、だらだらと食べ続けたり、
日によって違う時間に食べたり
すると、このホルモンがうまく
機能せず太りやすくなるという
ことです。研究成果は肥満治療
の進展に役立つと期待されます。

 年末年始に際し、研究を進め
た前島裕子特任教授(43)は「
肥満を防ぐには長期休暇に入っ
ても規則正しく食べるのが大切」
と県民に呼び掛けています。

 食事をした情報(刺激)は胃
などから自律神経や延髄を経由
し、脳内にある「視交差上核」
と呼ばれる体内時計の司令塔の
役割を持つ場所に運ばれます。
研究グループは、延髄にある「
グルカゴン様ペプチド(GLP
-1)」と呼ばれるホルモンが、
情報伝達の鍵を握っていること
を発見しました。

 このホルモンによって食事情
報が視交差上核に伝わることで
体内時計が整い、結果的に食べ
過ぎの防止につながるというこ
とです。

 研究グループはGLP-1の
役割を2匹のラットで調べまし
た。2匹のうち1匹はGLP-
1が伝達されないよう脳内の細
胞を破壊し、食生活や体重の変
化を比較しました。細胞を壊し
たラットは昼夜関係なく食べ続
け、1カ月後には体重差が通常
のラットの1.3 倍になりました。

 人間も同じで、だらだらと食
べ続けたり、日によって違う時
間に食べたりするとGLP-1
が適正に伝達されず、肥満を引
き起こしやすいということです。

 研究は前島氏と下村健寿教授
(49)らが主導し、英国の科学
誌に掲載されました。獨協医科
大内分泌代謝内科の麻生好生主
任教授は「不規則な食生活が肥
満の原因の一つであることを明
らかにした貴重な研究だ。肥満
や糖尿病の食事療法に一石を投
じた」としています。

 福島県内で2018(平成30)年
度にメタボリック症候群に該当
した人の割合は18.1%で、都道
府県別でワースト4位です。コ
ロナ禍で外出機会が減るなどし、
肥満のリスクは一層高まってい
ます。

 肥満と食事療法について解説

している動画です。

 
 


 
 
 外出機会を増やす機械化を推
進する。         笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ヒトパピローマウイルス(HP
V) 関連の頭頸部扁平上皮ガン
(HPV+HNSCC)患者さん70例、
対照者70例を対象に、循環腫瘍
HPV DNA(ctHPVDNA) を用いた
非侵襲的HPV+HNSCC診断法の診
断精度や費用効果を前向き観察
研究で検討したのは素晴らしい
業績です。まさに非侵襲的なリ
キッドバイオプシーが、標準的
臨床精密検査よりも有意に精度
が高いということを示しており、
今後の検査のあり方に一石を投
じる結果となったと思われます。
 福島医大病態制御薬理医学講
座の研究グループが、規則正し
い時間の食事が肥満を抑えるメ
カニズムを医学的に裏付けたの
は、素晴らしい業績です。今年、
2月に経口のGLP-1作動薬が発売
され、12月から長期処方解禁と
なったことは、記憶に新しい所
です。しかし、安易に痩せる目
的で副作用を考えずに処方する
ことは、厳に戒めて頂きたいと
思います。規則正しい食事をす
ることで肥満を抑制するよう、
願うばかりです。

 皆勤賞の授与が、解禁された。


 
 
 
 
 
 
 
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