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2022-11-09 20:33:39

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診療マル秘裏話  Vol.889 令和2年12月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)ガン患者さんとその家族の日常的な食事の悩み
2)1型糖尿病膵島移植が再生医療提供基準に適合

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ガン患者さんとその家族の日常的な食事の悩み

 
 
 
 
 
 ガン患者さんとその家族の約
6割が、日常的な食事について
気になることがあったり悩みを
感じたりしたことがあるとする
調査結果を、日本対ガン協会な
どが運営する「ガンサバイバー・
クラブ」が発表しました。多い
のは、「食欲がない」「味が変
わって感じる」「吐き気がする」
「体重が減った」などの悩みで
す。医師に相談しても満足なア
ドバイスが得られない人が少な
くありませんでした。調査を監
修した京都府立医大の高山浩一
(たかやま・こういち)教授は、
「食べる喜びが損なわれる心理
的な影響は、計り知れない。悩
みの解決に役立つ情報の提供が
必要だ」と話しています。2019
年10月~11月にインターネット
でアンケートを実施し、1382人
が回答しました。ガンと診断さ
れたことがある人が、1168人、
ガン患者さんの家族が214 人を
占めました。
 食事の悩みを感じた人は、全
体の61%ですが、患者さん本人
より、家族の方が悩む人の比率
が高いという結果がでました。
「「(患者さんが)食事を楽し
んでいないように感じる」との
声があり、日々のメニューや食
材に気を使う暮らしがうかがえ
ます。
 食や体重の悩みについて医師
や看護師、栄養士、ネットの掲
示板などに相談したことがある
人は、半数に留まりました。思
い切って相談しても、結果に満
足できた人は、約40%でした。
満足できなかった人の多くが「
自分で解決しなければと思った」
と悩みを抱え込む傾向があるこ
とが浮き彫りになりました。
抗ガン剤を投与すると副作用
で吐き気が起きたり、味覚が変
わったりすることがあります。
治療後も体力を取り戻すために、
食事を通じて必要な栄養を摂る
ことが大切です。

 ガン患者さんの食事の重要性

について解説している動画です。

 
 


 
 
 反芻動物は、全体の半数に留
まった。         笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 1型糖尿病膵島移植が再生医療提供基準に適合

 
 
 
 
 
 
 厚生科学審議会の再生医療等
評価部会は11月26日、国立国際
医療研究センターと福岡大学病
院が申請していたインスリン依
存性糖尿病に対する膵島移植を
再生医療提供基準に適合してい
ると判断しました。死亡者から
提供される膵臓から膵島組織の
みを特殊技術で取り出して移植
します。生着すると、血糖値が
安定し、低血糖発作がなくなる
と予想されています。インスリ
ン投与が不要になることも期待
できるとされています。インシ
ュリン依存性糖尿病というのは、
1型糖尿病のことを指していま
す。自己免疫疾患であるため、
膵島移植しか、根本的な治療法
がなく、死ぬまでインシュリン
を皮下注射する必要があるとさ
れている病気です。

 日帰り手術で受けられる膵頭

移植を目指すという動画です。

 
 


 
 
 異色の膵島移植を行う。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 ガン患者さんとその家族の約
6割が、日常的な食事について
気になることがあったり悩みを
感じたりしたことがあるとする
調査結果を、日本対ガン協会な
どが運営する「ガンサバイバー・
クラブ」が発表したのは本当に
残念なことだと思います。工夫
のない三大療法により、食欲不
振が顕著になることが多くあり、
それを何とかカバーするべく、
努力はされているのですが、悶
々と患者さんおよび患者さんの
ご家族が奮闘している姿が眼に
浮かびます。つまずいているの
は、どう考えても、工夫のない
三大療法のせいなのに、なぜそ
れを押し通そうとするのか、私
には、理解できません。
 厚生科学審議会の再生医療等
評価部会が11月26日、国立国際
医療研究センターと福岡大学病
院が申請していたインスリン依
存性糖尿病に対する膵島移植を
再生医療提供基準に適合してい
ると判断したのは、素晴らしい
判断だと思います。ただ、自己
免疫性疾患なので、移植された
膵島も、過剰な免疫反応の餌食
となる可能性もあると思います。
それ故に、膵島移植ではなく、
トレハロースの摂取をお勧めし
たいと思います。動物実験では、
ある種の寄生虫をマウスに寄生
させることで、その寄生虫が、
トレハロースを分泌し、トレハ
ロースを餌とするある種の細菌
が、制御性T細胞を増やすこと
が解明されています。

 帰省中に、寄生虫の繁殖によ
り食品の出荷が規制中となった。


 
 
 
 
 
 
 
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