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2022-10-23 16:39:43

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診療マル秘裏話  号外Vol.2304 令和3年12月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)筋層非浸潤性膀胱ガン,早期再発AI予測モデル開発
2)武漢熱変異株オミクロン流行,入国禁止全世界に拡大

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 筋層非浸潤性膀胱ガン,早期再発AI予測モデル開発

 
 
 
 
 
 
 東京医科大学は11月25日、ガ
ン細胞核の形態学的特徴により
筋層非浸潤性膀胱ガンの早期再
発を予測する新規の人工知能(
AI)モデルを開発したことを発
表しました。この研究は、同大
分子病理学分野の黒田雅彦主任
教授、泌尿器科学分野の大野芳
正主任教授、徳山尚斗助教、人
体病理学分野の長尾俊孝主任教
授を中心とする研究グループが、
国立新エネルギー・産業技術総
合開発機構(NEDO)の支援を受
けて行ったものです。研究成果
は、「Modern Pathology」に掲
載されています。

 膀胱ガンは、世界で9番目に
多い悪性腫瘍とされ、国内では、
毎年約2万人が膀胱ガンにかか
り、約8,000 人が死亡していま
す。未治療の膀胱ガンのうち、
膀胱筋層に浸潤を認めない筋層
非浸潤性膀胱ガンは全体の約70
%を占めます。これらは比較的
予後良好とされていますが、30
~50%と高い再発率が報告され
ています。再発を繰り返すこと
で予後の悪い筋層浸潤ガンへの
進展を認めるケースも多くあり、
正確な再発予測が治療戦略の構
築には不可欠です。

 現在、デジタル病理画像、人
工知能技術の発展により、人間
の目視では確認できない画像の
特徴を捉え応用していく試みが
世界的に広がっています。しか
し、筋層非浸潤性膀胱ガンにお
いては人工知能による再発予測
の報告はこれまではありません
でした。初回標準治療である経
尿道的膀胱腫瘍切除術は手技上、
検体を細かい切片にするために
構造や深達度評価が難しい場合
があります。

 今回研究グループは、手技的
に影響の少ない核異型に着目し
ました。デジタル病理画像技術
を用いて、細胞核の形態に関す
るさまざまな特徴量を抽出しま
した。続いて、これまでのAI病
理学とは異なり、細胞の核異型
のみで判断することが可能なア
ルゴリズムを開発しました。

 人工知能(AI)のテスト検証
を行ったところ、サポートベク
ターマシンは正答率90%、ラン
ダムフォレストは正答率86.7%
と高い精度での再発予測が可能
であることが示されました。

 研究により、世界で初めて筋
層非浸潤性膀胱ガンに対して、
人工知能による再発予測の有効
性が示されました。また、ガン
細胞核の定量化された形態学的
特徴の有用性が確認されました。
これらの手法は一般的な病理画
像であるHE染色をベースに測定
できるものであり、簡便に他の
ガンの解析にも応用できる可能
性があるということです。

 人工知能を用いた予後予測の
検討は、世界中で行われていま
す。「今回の手法は、HE標本と
いう、安価で病理診断のスタン
ダードになっている組織画像を
用いることから、波及効果が大
きいことが期待されます。今後、
さらに検討症例を増やすことに
より、AIの予測精度を上げ、実
用化を目指す」と、研究グルー
プは述べています。

 ガンの早期発見をサポートす

る内視鏡AIについて解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
 検討症例を増やすことを奨励
する。          笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 武漢熱変異株オミクロン流行,入国禁止全世界に拡大

 
 
 
 
 
 
 岸田文雄首相は11月29日、武
漢熱の新たな変異株「オミクロ
ン株」の感染が広がっているこ
とを受け、アフリカ9カ国に限
定している外国人の入国禁止を
全世界に拡大すると発表しまし
た。11月30日午前0時から適用
されます。

 岸田首相は首相官邸で記者団
の取材に応じ、「最悪の事態を
避けるために緊急避難的な予防
措置として、外国人の新規入国
は11月30日午前0時より全世界
を対象に禁止する」と説明しま
した。オミクロン株感染が確認
された14カ国・地域からの帰国
者に対し、厳格な隔離措置を行
うことも明らかにしました。

 外国人の新規入国を原則停止
している日本政府は、外国人ビ
ジネス関係者や留学生、技能実
習生の新規入国を11月8日から
例外的に解禁していました。し
かし、オミクロン株の発生を受
け、南アフリカなど9カ国には
この例外を認めないことにして
います。政府はこの措置を全世
界に広げます。

 オミクロン株について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 新規入国を心機一転禁止する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 東京医科大学が11月25日、ガ
ン細胞核の形態学的特徴により
筋層非浸潤性膀胱ガンの早期再
発を予測する新規の人工知能(
AI)モデルを開発したことを発
表したのは素晴らしい業績です。
人工知能(AI)のテスト検証を
行ったところ、サポートベクタ
ーマシンは正答率90%、ランダ
ムフォレストは正答率86.7%と
高い精度での再発予測が可能と
いうことですが、深層学習が進
んで、もっとたくさんのデータ
がAIに取り込まれると、もっと
高い精度となることが見込まれ
ます。他のガンへの応用も簡便
な形では可能ということで、拡
張性も十分ということでしょう。
 岸田文雄首相が11月29日、武
漢熱の新たな変異株「オミクロ
ン株」の感染が広がっているこ
とを受け、アフリカ9カ国に限
定している外国人の入国禁止を
全世界に拡大すると発表したの
は英断だったと思います。感染
症の世界では、一日から数日で
爆発的感染を起こす可能性があ
ることから、もう少し早く入国
禁止を発表すべきだったと私は、
考えています。このまま行くと
来年1月中旬には、第6波が来
る可能性が高いと思われます。
11月8日からの外国人ビジネス
関係者や留学生、技能実習生の
新規入国許可も、時期尚早だっ
た可能性が高いと考えます。

 焦燥感に駆られるのは、時期
尚早だったせいだ。    笑

 
 
 
 
 
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