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2022-09-22 17:38:21

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診療マル秘裏話  号外Vol.2277 令和3年11月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)概日リズムの乱れは乳ガンの発症と関連がある
2)神経性食欲不振で初診外来受診の子供大幅増加

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 概日リズムの乱れは乳ガンの発症と関連がある

 
 
 
 
 
 
 
 
 夜勤や交代勤務などに伴う概
日リズムの乱れは、乳ガンの発
症と関連があるとされています。
時計遺伝子Period3(Per3) の
多型の1つであるPer3 反復配列
多型(VNTR)は、諸外国では乳
ガンリスクとの関連が指摘され
ているものの、日本人では検証
されていません。筑波大学国際
統合睡眠医科学研究機構准教授
の森田えみ氏は、名古屋大学予
防医学、滋賀医科大学精神科と
共同研究で、日本人一般集団を
対象にPer3 VNTRと乳ガン罹患
歴との関連を検証しました。第
46回日本睡眠学会 (9月23〜24
日、ウェブ併催)で「Per3 VNT
R5/5型では、他の型に比べ乳ガ
ン罹患の割合が約4倍であった」
と報告しました。

 対象は、ガンを中心とした生
活習慣病の予防を目指した多施
設共同大規模ゲノムコホート研
究であるJ-MICC Study大幸研究
の二次調査において、アクチグ
ラフにより睡眠の量や質を測定
した女性1,574人(平均年齢58.
0±9.7歳)。乳ガン罹患歴、運
動などの生活習慣や睡眠リズム
(交代勤務歴、睡眠の規則性、
クロノタイプ)については、自
記式質問紙で評価しました。ま
た、小型活動量計による1週間
の睡眠測定と睡眠日誌の記録を
用い、睡眠時間や睡眠効率を推
計しました。

 Per3 VNTRには、54塩基対(b
ase pair) の繰り返し数が4回
と5 回のパターンがあります。
対象はポリメラーゼ連鎖反応(
PCR)法を用い,4/4型(1,068人、
67.0%)、4/5型(462人、29.3
%)、5/5型(44人、2.8%)と
同定しました。なお、5/5 型は
乳ガンリスクが高い遺伝子多型
とされています。

 解析の結果、乳ガン罹患歴は
45人(2.9%) に認められまし
た。Per3 VNTR 別に乳ガン罹患
歴の割合を見た所、4/4型は2.4
%、4/5型は3.0%と低かったの
に対し,5/5型では11.4%と有意
に高いと言う結果が出ました。

 ロジスティック回帰分析で年
齢や生活習慣、睡眠リズムなど
を調整した結果、Per3 VNTR5/5
型では調整後も乳ガン罹患の割
合が有意に高いという結果がで
ました 〔4/4型に対する調整後
オッズ比(aOR)6.36、95%CI
2.23〜18.2〕。

 森田氏は「大規模集団での調
査により,頻度が低い5/5型と乳
ガンの関連を検証することがで
きた」と述べました。また「5/
5 型は少ないため、今回の結果
を一般化できない可能性はある
が、aORが6以上と高い値を示し
ており、日本人においてPer3 V
NTR5/5型は、乳ガンの強い危険
因子の可能性がある」とコメン
トしました。

 次に、森田氏らは睡眠リズム
と乳ガン罹患歴の関係について、
予備的な解析を実施しました。
睡眠がほぼ規則的なグループに
比べ、不規則なグループではい
ずれの遺伝子多型でも乳ガン罹
患歴の割合が高いと言う結果が
出ました。特に、5/5 型で睡眠
が不規則なグループでは、より
リスクが高いことが示唆されま
した。

 同氏は「睡眠ー覚醒リズムに
影響を及ぼす遺伝的要因および
生活習慣は、いずれも乳ガンリ
スクと関連していることが示唆
された。予備的な解析では、Pe
r3 VNTR5/5型の女性で睡眠が不
規則な場合、リスクはさらに上
昇する可能性があることから、
不規則な睡眠習慣を避ける必要
がある」と結論しました。その
上で「今後は乳ガンの新規発生
との関連を検証していく予定で
ある。また、疫学研究では集団
が異なると結果が異なる場合が
あることから、日本人の他の集
団で対象を増やして検証し、関
連性を明らかにしたい」と付言
しました。

 乳ガンのリスクについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 僧侶が普賢菩薩について付言
した。          笑

 
 
 
 
 
 
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2】 神経性食欲不振で初診外来受診の子供大幅増加

 
 
 
 
 
 
 
 「摂食障害」とされる神経性
食欲不振(神経性やせ症)の症
状で初診外来を訪れた子どもが、
大幅に増えたことが国立成育医
療研究センター(東京都世田谷
区)の全国調査で判明しました。
2020年度の初診外来患者数は、
武漢熱流行前の2019年度の約1.
6 倍です。新規入院患者さんも
1.4 倍に増加しました。武漢熱
流行や長期の休校などによる不
安やストレスが影響していると
推測されます。

 同研究センターは今年4月か
ら6月にかけ、全国26の医療機
関を対象に調査を実施しました。
神経性食欲不振は摂食障害の一
種です。通常は極端なダイエッ
トなどの食事制限や肥満を恐れ
て食事後の嘔吐(おうと)など
で極端にやせます。

 調査結果によると、初診外来
患者さんが2019年度に158人
(男子17人・女子141人)
だったのが、2020年度は258
人(男子28人・女子230人)
に急増しました。栄養失調や脱
水など容体が重く、生死に関わ
る状態に達するなどの理由で、
入院を必要とした患者さんも20
19年度の99人(男子6人・女
子93人)から2020年度は14
1人(男子9人・女子132人)
と急増しました。

 調査をまとめた同センターの
小枝達也・こころの診療部統括
部長は「本来は、成長に併せて
増えるはずの体重が減るのが問
題。学校の一斉休校が終わって
からも続いていることから、単
に家にとどまっているという理
由ではなく、武漢熱流行下で社
会的な圧迫感や不安を感じて、
抑うつ状態に陥っている子ども
が多くいると考えられる」と分
析しています。

 「多くの子どもたちが、体重
減少を認めない傾向があって、
自ら病状を訴えることをしない」
と小枝統括部長は指摘していま
す。早期に発見するためには「
保護者など周囲の大人が十分に
食事をしているか、体重の増減
はどうかなどを積極的に注意す
る必要がある」と言うことです。
もし、異常があれば「保護者だ
けでもかかりつけの小児科医に
相談し、児童精神などを診療す
る医療機関を紹介してもらって
ほしい」と呼び掛けています。
また、20歳以上でも同様の兆候
が生じている可能性もあり、若
い年齢層全体への目配りの必要
性も指摘しています。

 重症患者さんを受け入れる病
床数が不足していることも、見
えてきました。病床の充足率を
回答した5施設のうち4施設で、
病床の使用率が上昇しています。
「事前に想定した病床数の2倍
以上の患者を入院させている」
という回答も2施設から寄せら
れています。

 小枝統括部長は「もともと未
成年の摂食障害を診療している
医療機関が少なかった。武漢熱
対策で小児の病床が減らされて
いることが、影響している可能
性があります。しかし、この武
漢熱に関連して増加した疾患へ
の対応は、今後も続きます。病
床の確保は大きな課題となった」
と指摘しています。

 同センターが昨年度から今年
度にかけて、全国の小児とその
保護者を対象に数回にわたって
実施した「武漢熱×こどもアン
ケート」調査では、武漢熱感染
拡大による摂食障害が、広まっ
ている可能性が高いことを示し
ているということです。全国の
子どもたちのストレスと不安は
深刻度を増しています。

 これらの調査の中で「あまり
食欲がない、または食べ過ぎる」
との回答が、9歳から18歳で過
半数を占めています。また、別
の質問では、この年齢層の38%
が「太りすぎ」「太りぎみ」と
思っていると回答し、48%が「
やせたい」と回答しています。
さらに、4%がやせるために「
食事の量を普段の3分の2以下
に減らす」、2%が「食べたも
のを吐く」と回答しており、摂
食障害の潜在的な患者さんや予
備軍の広がりが懸念される状況
になっています。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 開頭手術が、妥当と専門家が
回答した。        笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 夜勤や交代勤務などに伴う概
日リズムの乱れは、乳ガンの発
症と関連があるとされているこ
とは、周知の事実です。しかし
ながら、夜勤をすること自体で
はなく、夜勤をすることで夜食
やお菓子などを夜間に食べるこ
とにも関係しているのではない
かと考えています。夜食を摂る
ことで、胃腸に大きな負担をか
けることになります。言い換え
れば、胃腸に炎症を起こすこと
になるのです。こうした慢性炎
症が、悪性腫瘍を始めとする、
生活習慣病の原因となると考え
られるからです。夜勤はしても
極力、夜食をしないということ
を交替勤務の方は、心掛けて頂
きたいと思います。
 「摂食障害」とされる神経性
食欲不振(神経性やせ症)の症
状で初診外来を訪れた子どもが、
大幅に増えたことが国立成育医
療研究センター(東京都世田谷
区)の全国調査で判明したのは、
由々しきことだと思います。武
漢熱のパンデミックのストレス
が子ども達に大きくのしかかっ
ているからこそ、このようなこ
とが起こるのだと思います。ス
トレスが過剰になることで副腎
疲労が起こります。するとこう
した精神疾患に近い心身症が産
まれる可能性が高くなります。
副腎疲労の解消こそが、こうし
た子ども達を救うことができる
唯一の方法であると思います。

 スポーツで、快勝することで、
ファンが不安を解消した。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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