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2022-09-17 15:40:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.2273 令和3年11月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)明治製菓が再発又は難治性のATLL治療薬を発売
2)着床前検査が、一般の医療機関での実施も容認

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 明治製菓が再発又は難治性のATLL治療薬を発売

 
 
 
 
 
 
 
 
 Meiji Seikaファルマは,10月
20日、再発又は難治性の成人T
細胞白血病リンパ腫(ATLL)治
療薬ハイヤスタ錠10mg(一般名:
ツシジノスタット)を発売しま
した。薬価は1錠2万30円50銭
です。用法・用量は、「通常、
成人にはツシジノスタットとし
て1日1回40mgを週2回、3又
は4日間隔で食後に経口投与し
て用いる。患者さんの状態によ
り適宜減量する」です。

 ヒストン脱アセチル化酵素(
HDAC)を阻害するベンズアミド
系の経口剤で、エピジェネティ
ックな作用を有します。クラス
I(HDAC1、2、3)とクラスIIb
(HDAC10)のHDACを阻害するこ
とで、腫瘍細胞中でアセチル化
されたヒストン(H3およびH4)の
集積を促します。これによって、
腫瘍細胞の増殖停止に関与する
複数の蛋白発現を変化させ、ガ
ン微小環境における免疫遺伝子
の発現を調整するPD-L1 の核内
移行を制御することにより、腫
瘍免疫力を増強させると考えら
れています。

 同剤の製造販売元は米HUYA B
ioscience International(HUY
ABIO)の日本法人で、Meiji Se
ika は日本での独占販売権を持
っています。HUYABIO は、中国
で創出された新規バイオ医薬品
のグローバル開発を加速し、よ
り早く、高い費用対効果、低リ
スクで国際市場に展開すること
を目指す企業です。

 成人T細胞白血病・リンパ腫

について解説している動画です。

 
 


 
 
 
 ガン微小環境の研究成果に、
微笑する。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 着床前検査が、一般の医療機関での実施も容認

 
 
 
 
 
 
 
 体外受精させた受精卵の染色
体の数を全て調べ問題のないも
のを子宮に戻す「着床前検査」
について、日本産科婦人科学会
(日産婦)は10月23日、臨床研
究に加え、不妊治療としての実
施も条件付きで認める方針を明
らかにしました。流産を2回以
上経験した女性などが対象で、
一般の医療機関での実施も容認
されます。日産婦は施設や対象
者の範囲をさらに検討し、年明
けにも内規を改定します。
 着床前検査は不妊治療として
一定の有効性があるとされる一
方、染色体異常のない受精卵を
選んで戻すため「命の選別」に
なりかねないとの批判もありま
す。そのため日産婦は一般医療
としての実施を禁じ、臨床研究
に限って認めてきました。
 日産婦は臨床研究について、
体外受精が連続2回以上失敗し
たか、流産を2回以上経験する
などした女性を対象にしていま
す。不妊治療でも同様の要件を
求めるほか、年齢制限を設ける
ことも検討します。実施施設に
ついても臨床研究と同様、受精
卵の取り扱いなどに関して厳し
い管理を求めます。

 着床前検査について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 官吏が厳しい管理をする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 Meiji Seikaファルマが,成人
T細胞白血病リンパ腫(ATLL)
10月20日、再発又は難治性の治
療薬ハイヤスタ錠10mg(一般名:
ツシジノスタット)を発売した
のは、喜ばしいことです。これ
までのアルキル化剤のような抗
ガン剤ではなく、エピジェネテ
ィックな作用で、PD-L1 の核内
移行を制御することにより、腫
瘍免疫力を増強させるというユ
ニークな機序を有している薬剤
ということが目新しいことです。
今後、このようなエピジェネテ
ィックな作用で、腫瘍免疫力を
増強させる薬剤がたくさん出現
する事を期待したいと思います。
 体外受精させた受精卵の染色
体の数を全て調べ問題のないも
のを子宮に戻す「着床前検査」
について、日本産科婦人科学会
(日産婦)は10月23日、臨床研
究に加え、不妊治療としての実
施も条件付きで認める方針を明
らかにしたのは、喜ばしいこと
です。命の選別との批判をする
人もいるようですが、重度障害
を持つ子どもが生まれた場合に
お子さんは、元より両親にも大
きな経済的・肉体的負担がかか
ることになるので、やむを得な
いと思われます。

 放心状態で、経営方針を考え
るべきではない。     笑

 
 
 
 
 
 
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