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2022-09-14 16:47:37

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診療マル秘裏話  Vol.881 令和2年10月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)2020年ノーベル医学生理学賞は、C型肝炎ウイルス発見
2)アストロサイトが特定遺伝子生成し,痛み増強作用発見

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 2020年ノーベル医学生理学賞は、C型肝炎ウイルス発見

 
 
 
 
 
 スウェーデンのカロリンスカ
研究所は10月5日、2020年のノ
ーベル医学生理学賞をC型肝炎
ウイルス(HCV)の発見に貢
献した米国立衛生研究所(NI
H)のハーベイ・オルター名誉
研究員(85)、チャールズ・ラ
イス米ロックフェラー大教授(
68)、英国生まれでカナダ・ア
ルバータ大のマイケル・ホート
ン教授の3人に授与すると発表
しました。
 カロリンスカ研究所は授賞理
由で「発見は肝炎の原因を明ら
かにし、何百万の命を救う薬品
の開発を可能にした」とたたえ
ました。
 肝炎は1960年代にウイルス感
染が原因の一つと分かり、A型、
B型の肝炎ウイルスが発見され
ました。C型肝炎は血液を介し
て感染し、感染状態が続くと慢
性肝炎から肝硬変、肝がんに進
むことが多いのですが、原因は
長く不明のままでした。
 オルター氏は1970年代、輸血
に関連する肝炎の研究で、未知
のウイルスの関与を発見しまし
た。ホートン教授は1989年、感
染したチンパンジーの血液から
ウイルスの遺伝子断片を見つけ、
HCVと名付けました。さらに
ライス教授は、HCVがC型肝
炎を引き起こすことを実験で証
明しました。
 これらの発見をきっかけに、
輸血用血液の検査や、ウイルス
に直接作用する薬の開発が進展
しました。近年では95%の患者
さんで、ウイルスを体内から排
除できるようになりました。

 このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 
 神典を読んで、解釈が進展し
た。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 アストロサイトが特定遺伝子生成し,痛み増強作用発見

 
 
 
 
 
 九州大の研究グループは、脊
髄(せきずい)内の細胞「アス
トロサイト」の一部に特定の遺
伝子を生成し、痛みを強める作
用があることを発見しました。
痛覚の仕組みの定説に一石を投
じる研究で、より効果的な鎮痛
薬の開発につながると期待され
ています。

 アストロサイトは、神経と神
経の間を埋める細胞の一種です。
脳と脊髄全体にあり、重要な機
能を持つと近年分かり注目され
ています。場所により異なる役
割があると証明されたのは初め
てです。

 グループの津田誠・九大大学
院薬学研究院主幹教授によると、
遺伝子「Hes5」を作り出す「He
s5アストロサイト」は脊髄後部
の表層に集中しています。マウ
スを使った実験では、刺激する
と痛覚過敏を引き起こし、脊髄
内で活発化することが分かりま
した。

 痛覚の仕組みを巡る定説によ
ると、脳は痛みを感じると神経
を通して痛みを緩和する信号を
出しますが、Hes5アストロサイ
トは同じ信号で逆に活性化して
痛みを強めていました。そこで
研究グループがアストロサイト
の機能を制限したマウスを作っ
て鎮痛薬を投与した結果、鎮痛
作用の強化が確認できました。

 津田教授は「Hes5アストロサ
イトは痛覚の仕組みの中で重要
な役割を果たしている。そこへ
の信号を抑えられれば、より鎮
痛効果を引き出した新薬の開発
につながる」と話しました。

 研究成果についての論文は10
月5日、科学誌「ネイチャー
ニューロサイエンス」のオンラ
イン版で公開されました。

 アストロサイトについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 沈痛な表情で、鎮痛剤を内服
した。          笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 スウェーデンのカロリンスカ
研究所が10月5日、2020年のノ
ーベル医学生理学賞をC型肝炎
ウイルス(HCV)の発見に貢
献した米国立衛生研究所(NI
H)のハーベイ・オルター名誉
研究員(85)、チャールズ・ラ
イス米ロックフェラー大教授(
68)、英国生まれでカナダ・ア
ルバータ大のマイケル・ホート
ン教授の3人に授与すると発表
したのは、素晴らしい業績です。
しかし、私の実父は、C型肝炎
から肝硬変になり、死亡しまし
た。胃潰瘍の手術時の輸血が原
因でした。父が生きている間に
現在のC型肝炎がほぼ100%治る
薬を投与してあげたかったと悔
やんでおります。
 九州大の研究グループが、脊
髄(せきずい)内の細胞「アス
トロサイト」の一部に特定の遺
伝子を生成し、痛みを強める作
用があることを発見したのは、
素晴らしい業績です。痛覚の仕
組みを巡る定説によると、脳は
痛みを感じると神経を通して痛
みを緩和する信号を出しますが、
Hes5アストロサイトは同じ信号
で逆に活性化して痛みを強めて
いということで、定説を覆す、
事実が明らかになりました.He
s5アストロサイトは痛覚の仕組
みの中で重要な役割を果たして
おり、Hes5アストロサイトへの
信号を抑えることで、より鎮痛
効果を引き出した新薬の開発に
ぜひ繋げて頂きたいものです。

 特定の遺伝子を生成し、それ
を人工的に精製した。   笑

 
 
 
 
 
 
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