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2022-09-11 16:13:06

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診療マル秘裏話  号外Vol.2268 令和3年11月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)富山県AYA世代ガン患者の情報交換シンポジウム開催
2)過敏なかゆみを引き起こす皮膚の蛋白質を特定

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 富山県AYA世代ガン患者の情報交換シンポジウム開催

 
 
 
 
 
 
 
 若い世代のガン患者さんが必
要とする情報や、支援方法など
について考えるシンポジウムが
富山市で開かれました。

 このシンポジウムは小児・A
YA世代と呼ばれる39歳以下の
ガン患者さんへの理解を深めて
もらおうと県などが開いたもの
で、10月17日は患者さんやその
家族、医療関係者など50人以上
が参加しました。富山県により
ますと、県内の小児・AYA世
代のガン患者さんは全体の患者
さんの2パーセントほどで、情
報が少ないことが課題です。

 10月17日のシンポジウムでは、
治療前に卵子や精子を保存する
「妊孕性温存療法」の仕組みな
どについて、専門家が過去の事
例を交えて説明しました。県は、
今後も同様のシンポジウムを開
催して、小児・AYA世代のガ
ン患者さんの支援につなげてい
きたいとしています。

 AYA世代について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 精子の突進を制止する。 笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 過敏なかゆみを引き起こす皮膚の蛋白質を特定

 
 
 
 
 
 
 
 
 アトピー性皮膚炎などで過敏
なかゆみを引き起こす皮膚の蛋
白質をマウスの実験で特定した
と、順天堂大の高森建二・順天
堂かゆみ研究センター長や森本
幾夫特任教授らが10月18日まで
に発表しました。この過敏なか
ゆみはセーターなどの毛糸や自
分の髪の毛が皮膚に触れただけ
でも生じます。仕組みを詳しく
解明すれば、即効性のある塗り
薬の開発につながる可能性があ
るということです。
 この蛋白質「エンドモルフィ
ン」は、皮膚の表皮の角化細胞
や真皮の線維芽細胞、末梢(ま
っしょう)神経線維にあります。
通常は皮膚にある別の蛋白質「
CD26」によって分解され、か
ゆみが適度に抑制されますが、
CD26が変異して分解作用が失
われると過敏になります。
 遺伝子操作でCD26を作れな
いマウスを生み出したところ、
皮膚を弱く刺激しただけでかゆ
みが起き、足で頻繁にかく行動
が見られました。しかし、分解
作用がある正常なCD26を皮膚
に注射すると治まりました。論
文は米医学誌「ジャーナル・オ
ブ・アレルギー・アンド・クリ
ニカル・イムノロジー」電子版
に掲載されました。

 皮膚炎の原因のまとめについ

て解説している動画です。

 
 


 
 
 花瓶の花の花粉に過敏になる。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 若い世代のガン患者さんが必
要とする情報や、支援方法など
について考えるシンポジウムが
富山市で開かれたのは、喜ばし
いことです。中高年のガン患者
さんが多いため、AYA 世代のガ
ン患者さんの支援は、手薄にな
っていることは否めません。そ
こでこのようなシンポジウムが
開かれて、情報交換が行われる
のは、貴重な機会だと思います。
ただ、治療前に卵子や精子を保
存する「妊孕性温存療法」の仕
組みなどについて、専門家が過
去の事例を交えて説明というの
は、頂けないと思います。そも
そも妊孕性が失われないような
クロノテラピーをはじめとする
工夫のある抗ガン剤治療を行う
べきであり、それをなおざりに
して副作用が出ることを前提に
対処するということが問題だと
思います。このような処置は、
万が一のためだけにして頂きた
いものです。
 アトピー性皮膚炎などで過敏
なかゆみを引き起こす皮膚の蛋
白質をマウスの実験で特定した
と、順天堂大の高森建二・順天
堂かゆみ研究センター長や森本
幾夫特任教授らが10月18日まで
に発表したのは素晴らしい業績
です。皮膚科で、アトピー性皮
膚炎の患者さんに痒み対策とし
何種類もの抗アレルギー剤を内
服してもらい、外用薬の副腎皮
質ステロイドホルモンや免疫抑
制剤を塗布してもらうのは本当
に心苦しいと感じています。今
の所、分解作用がある正常なC
D26を皮膚に注射する等の治療
が、臨床試験も実施されておら
ず、使えないので従来どおりの
治療を続けるしかないのですが、
早く、上記のようなCD26を利
用した治療が実用化されること
を期待したいと思います。

 実子にワクチン接種を実施す
る。           笑

 
 
 
 
 
 
 
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