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2022-09-05 17:37:00

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診療マル秘裏話  号外Vol.2263 令和3年11月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)認知症に似た症状の中枢神経系原発悪性リンパ腫
2)自由診療遺伝子治療再生医療安全性確保法対象

 
 
 
 
 
 
 
 
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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 認知症に似た症状の中枢神経系原発悪性リンパ腫

 
 
 
 
 
 
 
 認知症と似た症状が特徴の脳
腫瘍の一つ「中枢神経系原発悪
性リンパ腫(PCNSL)」。
国立ガン研究センター中央病院
(東京都中央区)脳脊髄腫瘍科
の成田善孝科長は「進行が速く、
すぐに診断し、治療を始める必
要があります。脳神経外科を早
めに受診しましょう」と指摘し
ています。

 悪性リンパ腫は、血液細胞の
リンパ球が無秩序に増えて腫瘍
をつくるガンの一種です。病変
が脳や脊髄などに限られるのが
PCNSLで、年間約1100人が
発症し、65歳以上が85%を占め
ます。高齢化で患者さんは増加
傾向にあります。

腫瘍がある脳の場所によって
症状は異なりますが、認知症に
似たもの忘れや、言葉が出にく
い、手足のまひといった脳卒中
に似た症状が表れることもあり
ます。週や月単位で病気が進行
します。

 診断には、頭蓋骨に小さな穴
を開けるなどして脳の組織を採
取する手術を行います。組織を
顕微鏡で調べてPCNSLと確
定すれば、通常は4種類の抗ガ
ン剤を組み合わせて治療を始め、
その後に放射線治療を行います。

 「抗ガン剤や放射線が脳の神
経に与える影響を心配する声も
ありますが、PCNSLの特徴
を考えれば、積極的な治療が必
要です」と成田科長は言ってい
ます。治療で40~50%の5年生
存率が期待できます。ただ、効
果があった人でも半数以上は3
年ほどで再発し、従来は「同じ
ような治療法を繰り返すしか手
段がありませんでした」(成田
科長談)。

 再発時や従来の治療が効かな
いPCNSL向けに、2020年5
月に新薬チラブルチニブが発売
されました。悪性リンパ腫の増
殖に関わる「BTK」という酵
素の働きを抑える飲み薬です。
成田科長は「半数の人に腫瘍を
小さくする効果があり、半年く
らいコントロールできるでしょ
う。チラブルチニブで治療中に
悪化したら再度抗ガン剤を使用
するなど、治療の幅が広がりま
した」と話しています。

 ただ、免疫にかかわる血液細
胞の減少、皮膚の発疹など副作
用があります。また、1日分の
薬剤費は約3万円(患者さんの
負担はその1~3割)と比較的
高いとされています。より有効
性を高める方法や服薬をいつま
で続けるかなどが今後の課題と
いうことです。

 中枢神経原発性悪性リンパ腫

について解説している動画です。

 
 


 
 
 血液細胞が、減少するという
現象を発見した。     笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 自由診療遺伝子治療再生医療安全性確保法対象

 
 
 
 
 
 
 
 
 厚生労働省の作業部会は、体
内に遺伝子を直接導入する遺伝
子治療法について、規制を強化
することを求める意見をまとめ
ました。厚労省は今後、この治
療法を、国が認定する委員会で
の審査などを求めた再生医療安
全性確保法の対象に加える方針
です。

 厚労省の2018年度の調査では、
全国約60所の医療機関が、ガン
や遺伝性疾患などを対象に、遺
伝子を入れたウイルスを体内に
投与する治療法を自由診療で実
施しています。しかし、自由診
療で行うこの治療法は規制の対
象外で、安全性が確保できない
恐れがあります。厚労省は、委
員会での審査や症例の長期にわ
たる経過観察を通じて、リスク
に備える考えです。

 遺伝子治療のうち、患者さん
から取り出した細胞に遺伝子改
変を加え、その細胞を患者さん
の体内に投与する別の方法には、
すでに同法が適用されています。

 再生医療の全貌について解説

している動画です。

 
 


 
 
 同胞に同法が適応される。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 認知症と似た症状が特徴の脳
腫瘍の一つ「中枢神経系原発悪
性リンパ腫(PCNSL)は、
進行が速く、すぐに診断し、治
療を始める必要があるというこ
とですが、悪性リンパ腫である
限り、放射線治療の感受性が高
いと考えられます。したがって
抗ガン剤の組合せ治療よりも確
実に効く、サイバーナイフを含
めた放射線治療がお勧めです。
現在の所、工夫のない抗ガン剤
の組合せ治療が昼間に行われる
ことが多いので、患者さんの身
体の負担を考えると放射線治療
を優先した方が良いのではと考
えています。
 厚生労働省の作業部会が、体
内に遺伝子を直接導入する遺伝
子治療法について、規制を強化
することを求める意見をまとめ
たということで残念なことだと
思います。どのようなリスクが
あり、そのリスクを回避するの
が如何に大変かということを公
にしなければ、ただ規制をかけ
て、患者さんの不利益が増える
ことになるのではと危惧してい
ます。当クリニックでは、遺伝
子治療を行っていないので問題
はありませんが、リスクの本質
を知らずして、規制だけ強化す
るというのは、本当にいじめの
類ではないかと疑ってしまいま
す。

 帰省して、道路の規制が強化
されているのを見た。   笑

 
 
 
 
 
 
 
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